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月刊OPTRONICS

月刊オプトロニクス表紙 光技術関連業界の最新情報が満載の月刊OPTRONICS。
技術者,研究者の方はもちろん,光に携わる方は是非ご購読ください!
 
2005.11 vol.24 No.287
11月号 特集

フォトニックナノ構造を中心とした光技術の最新話題

総論 ―フォトニックナノ構造を中心とした光技術の最新動向―

京都大学 野田 進

フォトニック結晶による高Q値光ナノ共振器

京都大学 浅野 卓,赤羽 良啓,宋 奉植,野田 進

フォトニック結晶による自然放出制御

京都大学 冨士田 誠之,野田 進

フォトニックナノ構造とMEMS構造の融合

東京大学 岩本 敏,荒川 泰彦

自己クローニング型フォトニック結晶の製品展開

(株)フォトニックラティス 佐藤 尚,川嶋 貴之,井上 喜彦,青山 勉

シリコンフォトニックワイヤー導波路における光非線形現象の応用

日本電信電話(株) 山田 浩治

EITによる光速度制御技術の現状と動向

(株)東芝 市村 厚一

光学部品のABC 第20回

フィルター

昭和オプトロニクス(株) 藤江 大二郎

光物性の基礎と応用 第23回

物質・現象・新技術(10)テラヘルツ時間領域分光

大阪大学 斗内 政吉

シリーズ

IT市場ウォッチング 第56回

変わるモノづくり−重み増す組み込みソフトウエア

(株)野村総合研究所 藤浪 啓

技術者・研究者のためのマネジメント学入門 第28回

イノベーションの発展パターン

横浜国立大学 鈴木 邦雄,周佐 喜和

ワン・ポイント結像光学 第32回

画像の空間周波数スペクトル

朝枝 剛

光技術の研究開発・特許動向?/技術別に見る最新情報 第99回

核医学分野での放射線強度測定

嶋本国際特許事務所 嶋本 久寿弥太

NEWS FLASH

▼ガラス製・非ガラス製光ファイバ・ケーブル,輸入数量の対前年同月比,9カ月連続のプラス
▼液晶テレビ生産台数の対前年比,24カ月連続のプラス
▼NTT,8月のFTTH純増契約数ADSLの2.6倍に
▼民生用電子機器国内出荷金額,対前年同月比105.9%の1,771億円
▼2010年の世界のディスプレイ市場は12兆9,903億円
▼混迷を深める次世代DVD規格(インテルとマイクロソフト,HD-DVDを採用,東芝,HD-DVDドライブ搭載のノートPCを開発,東芝,米国でのHD-DVDプレーヤ発売を延期,東芝,HD-DVD-Rディスクを2層化,パラマウント蜒sクチャーズ,Blue-ray対応ソフトも発売,サムスン電子,2規格併用機を投入か
▼片面2層DVD+RW DLのフォーマット決定へ
▼住宅用太陽光発電装置に低利融資制度を設置へ
▼古河電工,特許訴訟で和解
▼東北大学とアドバンテスト研究所,1.5μm帯周波数安定化ファイバレーザを作製
▼産総研と民間9社,通信容量3Tb/sの光バックプレーンを開発
▼産総研など,グリッドと超広帯域光ネットワークの連携実験に成功
▼三菱電機,発振スロープ効率1.85W/Aの青紫色半導体レーザを開発
▼シャープ,コントラスト比100万対1の液晶モニタ開発
▼ERATO中村不均一結晶プロジェクト,次世代窒化ガリウム半導体を開発
▼光科学技術研究振興財団,端面励起CWグリーンマイクロレーザヘッドの開発に成功
▼三井化学,次世代液浸露光技術用高屈折率液体を開発
▼TOTO,生体内における光触媒の抗がん作用を実証
▼ノーベル物理学賞,光の研究の3氏へ
▼光産業技術振興会専務理事に伊藤隆一氏が就任
▼林厳雄氏,死去

PHOTONICS SPECTRA

▼JDS Uniphase, Agilityを買収
▼米国フォトニクス企業,ハリケーン『カトリーナ』被災者を救済


EVENT INFORMATION


EVENTS

▼JOEM技術講座「液晶ディスプレイにおける光学技術」
▼精密工学会 第310回講習会
 「ナノ・マイクロ形状が切り拓く新世界 〜何ができるの?どうつくるの?〜」
▼レーザー学会 第7回先進レーザー応用技術セミナー「紫外・可視レーザーとその応用の最先端」
▼第98回微小光学研究会「微小光学の発展 −最近の受賞から−」
▼液晶フォトニクス・光デバイスフォーラム講演会
 「光メモリーの新展開 (2)〜新材料とホログラム技術への期待〜」
▼光設計研究グループ 第34回研究会「レーザ光加工,計測技術の進展」
▼CPT2006(Ninth International Symposium on Contemporary Photonics Technology)
▼レンズ設計・製造展2006

Zoom in USA

ブロードバンドアクセス事業近況

小島 啓介

ハイセンスな特許公報の読み方を学ぼう!

LESSON 1 特許を出せばもう安心?

SCIVAX

PRODUCTS INFORMATION

今月のコメント

 このコーナーでも何回か取り上げてきたが,Bur-ray DiscとHD DVD両陣営の規格を巡る争いがさらにヒートアップしている。最近になってインテルやマイクロソフトがHD DVDの支持を表明したし,HD DVD支持と言われてきたパラマウント・ピクチャーズがBur-ray Disc方式対応のソフトも販売すると発表したり,様々な情報がメディアで飛び交っている。

 両陣営歩み寄りによる規格の一本化は難しそうだというのが一般的な見方だが,どうも気になるのは議論の中でユーザが置き去りにされていないかという点だ。インターネットコムとインフォプラントが先ごろ行なった次世代DVD規格に関する調査によれば,両陣営の規格対立について64.3%のユーザが「迷惑だ」と考えており,「歓迎する」は14%に過ぎないという結果が出た。この調査はDVDレコーダを使用している20代から50代までのインターネットユーザ300人を対象としたものだが,気になるのは「決着がつくまで商品を購入しない」と考えている人が4割にも達しているという点だ。

 DVDも結局はRAMや-RW,+RW等,すべての規格を記録再生できるマルチ方式が主流になっている。だったら次世代光ディスクもいっそ最初からマルチ方式でなどと,非現実的だとお叱りを受けそうな妄想が頭の中をよぎった矢先,フィナンシャル・タイムス・ドイツ版のインタビューで,Bur-ray Disc陣営のはずのサムソン電子の幹部が,Bur-ray DiscとHD DVD 2規格併用機を来年市場に出すと述べたという。記録方式を見ても,ハードディスクやフラッシュメモリの進展には目覚ましいものがある。井の中の蛙の争いをしている間に,鳶に油揚げをさらわれるなんて事はくれぐれもないようにしてもらいたい。

 中国の有人宇宙船「神舟6号」の打ち上げ成功を受け,我が国の宇宙開発を今後どうすべきかという議論が湧き上がっている。中国の宇宙開発は旧ソ連,ロシアの開発した技術を忠実にコピーして,そこに改善を加え有人飛行にも耐えうる信頼性を獲得した。日本の本格的ロケット開発も米国のデルタロケットの技術導入からスタートしたが,その後H-・ロケットで全段独自開発路線に転換。しかしながら,最近では打ち上げの失敗や衛星の故障など,トラブルが続いており,その行く末を心配する声も多い。独自開発の壁に直面しているのではないかというのだ。

 宇宙技術はその国の技術力の指標と見なされるという。ならば科学技術立国を掲げる我が国としては,予算はもちろん研究開発の優先順位を含め,宇宙開発を今後どのように捉えるのか。一過性の議論ではなく,しっかりとした覚悟と目的を持った国家戦略としての開発計画が求められている。

編集長 川尻 多加志

次号(12月号)の特集予定

特集「光MEMSの最新動向(仮題)」

▼総論
▼中空光導波路を用いた可変光デバイス
▼並列駆動マイクロリニアアクチュエータを用いた光通信用可変利得等化器
▼MEMSミラーを用いた大規模光クロスコネクト
▼可変回折素子を用いた波長可変フィルタ
▼グレーディングライトバルブ(GXL)
▼MEMS共振ミラーを用いた距離画像センサ
▼光MEMSを用いた血流センサ
▼ナノ・マイクロマシン実装技術
特別企画 「レーザ製品の手引き」

(都合により,内容に変更のある場合があります。)

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