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細胞,組織,個体などに内在する生体分子の分布,局在,動態を画像として捉えるバイオイメージングは,ライフサイエンス研究分野で不可欠な手法だが,その進展が著しいものがあります。
月刊オプトロニクス2018年3月号特集では,“非従来型バイオイメージング”に焦点を当てましたが,何が非従来型なのか?を明らかにしています。それは従来の蛍光イメージングの性能限界を克服するという手法です。
本セミナーでは,いま最も進化の著しい非従来型バイオイメージングの世界を明らかにするとともに,話題のイメージング技術についてエキスパートの方々にご講演いただきます。ぜひこの機会にご参加ください。

会期・会場

2018年5月29日(火) 13:00~17:30(受付12:30~)
主婦会館プラザエフ(東京・四ツ谷)

プログラム

13:00~13:30 非従来型バイオイメージングが拓く世界
東京大学 合田 圭介 先生
<講演要旨>
細胞、組織、個体に内在する生体分子などの分布、局在、動態を画像として捉えるバイオイメージングは生命科学や医学において不可欠なツールである。光学イメージングでは様々なモダリティの顕微鏡が用いられる。多種多様な顕微鏡があるが、最も幅広く活用されている手法は蛍光顕微鏡であり、ここ20年間でメインストリームのバイオイメージング技術となり、文字通り従来型となった。しかしながら、蛍光顕微鏡には無視できない本質的な性能限界(細胞毒性、光退色、低速性など)がある。この限界により、従来型イメージングでは「見えない」領域(適用不可能な応用分野)が存在する。この限界を革新的なアプローチで超えるユニークなイメージング法の創出と新しい応用への展開が近年注目されており、本講演では、複数の非従来型イメージング手法を総括する。
13:30~14:10 情報通信技術による超高速共焦点蛍光顕微鏡
東京大学 三上 秀治 先生
<講演要旨>
現代社会を支え、高度に発達した情報通信技術を応用することで、従来よりも桁違いに高速な16,000フレーム/秒を実現する共焦点蛍光顕微鏡を開発・実証した。本顕微鏡は複数の音響光学素子を含む干渉計により生成した多数の励起ビームスポットを走査することで撮像するため、走査の次元数を1次元省略することで大幅な高速化が可能となる。本顕微鏡によりはじめて蛍光寿命で決まる速度限界を越えた蛍光イメージングが可能となった。その結果、単に高速であるだけでなく、蛍光寿命の情報を取得できるようになり、観測対象のより詳細な解析が可能となった。さらに、本顕微鏡の応用例として、104ボリューム/秒の超高速3次元蛍光イメージングや、高スループットイメージングフローサイトメトリなどへの応用を紹介する。
14:10~14:50 オプトフルイディックタイムストレッチ顕微鏡法:最近の動向
東京大学 小関 泰之 先生
<講演要旨>
オプトフルイディックタイムストレッチ(OTS)顕微法は、100,000細胞/秒を超える高いスループットで個々の細胞の高品質画像を取得することのできるイメージング手法である。本手法を機械学習法と組み合わせることで、細胞画像から大量の情報を抽出することができ、特定の細胞を高い精度で検出したり分析することが可能となる。我々は、OTS顕微法を用いて、バイオ燃料を産生する微細藻類のスクリーニング、血栓性疾患評価、薬剤スクリーニングなどの様々な用途においてその有用性の実証を進めてきた。本講演では、OTS顕微法の原理を解説したのち、いくつかの典型的な応用を紹介する。
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40 定量位相イメージングによる革新的ディジタル病理診断
九州工業大学 高林 正典 先生
<講演要旨>
従来の組織診断では,組織を病理診断士が光学顕微鏡を用いて観察し,診断を下していた。このとき,目やカメラは光強度分布にのみ感度を持つため,「透明な」組織の構造情報を光強度情報に対応付けるために組織をあらかじめ染色しておく必要があった。一方,定量位相イメージングを用いた病理診断では,組織を通過した光波の位相を定量的に計測するため,染色過程を省略したラベルフリー診断が可能である。さらに光の位相変化は強度変化とは異なり,物体内のナノスケール構造変化に感度を持つことが知られている。このことを利用すれば,組織内のナノスケール構造変化にアクセスすることができるため,病理診断の精度向上などに大いに貢献することが期待される。本講演では,組織のナノスケール構造変化に呼応する「Disorder strength」と「Local spatial autocorrelation length」を定量位相画像から抽出する方法を紹介したうえで,それらを用いたがん組織のスクリーニング結果について報告する。
15:40~16:20 照明法の工夫によるラマンイメージングの高速化・高解像度化
大阪大学 藤田 克昌 先生
<講演要旨>
ラマン散乱は非破壊、非標識で物質分析を行えるため、材料科学から医療まで広い分野での応用が期待されている。しかしながら、ラマン散乱の効率は小さく、多くの測定を繰り返す必要があるイメージングの高速化、高解像度化は困難であった。本講演では、試料を照明する光のパターンを工夫することにより、従来のラマン散乱顕微イメージング技術を超えて時間分解能、および空間分解能を向上する手法について紹介する。また、それらの手法をカーボン材料、生体組織等、様々な試料の観察に応用した例、および、これらの技術が拓く新しい分析イメージングについて紹介する。
16:20~17:00 全脳・全身の3次元イメージング
東京大学 上田 泰己 先生
<講演要旨>
個体内の細胞の位置情報と機能情報を保持した状態で細胞を包括的に解析することは難しく、医学応用に資するような観察技術の実現は困難である。我々が開発したCUBIC法は、アミノアルコールによる脱脂作用により光の散乱を抑制し、さらに生体臓器に豊富に含まれているヘモグロビン中のヘムを溶出して光の吸収を抑制することで生体組織の高度な透明化を実現する手法である。CUBIC法は、生物学的な応用範囲を革新的に広げ、最先端のライトシート顕微鏡と組み合わせることでマーモセット脳の透明化(Susaki et al, Cell, 2014)、マウスの成体全身透明化(Tainaka et al, Cell, 2014)、マウス全脳の全細胞解析(Murakami et al, Nature Neuroscience, 2018)を世界で初めて実現した。CUBIC法による全細胞解析技術は今後、解剖学・病理学・薬理学などの医科学の各分野に対する貢献が期待される。
17:00~ 【個別質問・名刺交換会】
配布資料 月刊オプトロニクス2018年3月号(紙版+PDF版)+ご講演資料
※上記プログラムは2018年3月16日時点のものです。予告なく変更される場合もございますので、予めご了承下さい。

受講料・申込方法 他

受講料 ■一般:\30,000(税込)
■月刊OPTRONICS 定期購読者:\22,500(税込)
 お申込みの際に読者番号(雑誌送付の宛名ラベルに記載)をご記入下さい。
 注)団体でご購読の場合は、団体内で2名様に限ります。
■定期購読(1年)と一緒に申し込み:\22,500 + \11,880(税込)
 ※購読期間は2018年6月号から1年間です。
 ※購読料(\11,880)は別途請求書をお送りいたします。
 ※雑誌送付先やご希望の開始号等、ご要望がございましたら備考欄にご記入ください。
■がんばれ光技術 シニアクラブ会員:\10,000(税込)
 お申込みの際に会員番号をご記入下さい。
定員 50名(定員になり次第締切、ただし開催1週間前までに最少催行人数10名に達しない場合は開催中止にすることがあります。)
申込方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
受付が完了しましたら、受講票と請求書を郵送致します。お支払いは指定の金融機関にセミナー開催前までに受講料をお振込み下さい。
受講票は当日ご持参下さい。
キャンセル
規程
お客様のご都合による受講解約の場合、2018年4月27日(金)までは受講料の50%、28日(土)以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。
主催 月刊 OPTRONICS
お問合せ (株)オプトロニクス社 担当:三島
Tel:(03)3269-3550 E-mail:mishima@optronics.co.jp
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