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(株)オプトロニクス社

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 従来のレーザー加工技術の基本的スタンスは、「レーザービームを集光して、ワークに照射する」レベルのものでした。集光性に優れるレーザーを微小な領域に集光照射すれば、これまで得られなかったような極めて高いエネルギー密度が実現でき、その特徴だけで、溶接・切断・板金などの広い用途での実用的な加工に展開することが出来ました。
 産業の要求はどんどんと難しくなって行きます。数十年に渡る間、軽薄短小の加工への要求は、機械加工分野の方々の努力によって応えられてきましたが、最近は要求が高度化し、機械加工の範疇では極めて難しいものが現れてきています。その中で、レーザー微細加工に「解」が期待されています。
 微細加工の実現は、「ポジショニング精度」「熱影響の排除」等に鍵があると考えられます。丁度良いタイミングで、レーザー加工分野ではピコ秒(ps)、フェムト秒(fs)などの超短パルスレーザーによる「非熱的加工」が現れてきました。この技術の産業応用が、期待されます。
 従来のレーザー加工技術は、端的に表現すれば、「熱的加工」です。従来技術をそのままレーザー微細加工に展開しても、熱の問題に直面して破綻することが目に見えています。レーザー微細加工技術には、別の基本スタンスがあります。
 コンセンサスを形成するには至っていませんが、我々が考えるレーザー微細加工技術の基本スタンスは、「MHz級のレーザー発振器からの出力パルスの一つ一つを、どの様にしてワークの加工部位に置いていくか」です。最近流行りの3Dプリンターとの類似で表現するならば、3Dプリンターでは「点」の積み重ねとして形状を作っていきますが、レーザー微細加工では「点状の材料除去」の積み重ねとして形状を作っていきます。
 この考え方に基づくレーザー微細加工を実施するには、「光学」「材料」「機械・制御」またそれらの境界領域等の「広い範囲」での「割と深い」知識・技術が必要とされます。一度に全てを学ぶには無理があります。本セミナーは、「入門」に位置付けられる内容で開催します。
 是非この機会に、皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。

会期・会場

2016年10月21日(金) 10:15〜16:00(受付9:45〜)
 【1日集中講座】10:15〜11:45/12:45〜16:00(途中休憩14:15〜14:30)
東京・四谷 主婦会館プラザエフ 4F シャトレ

プログラム

講演1 熱的加工、非熱的加工
<講演要旨>
アブレーションとは何か
講演2 基礎技術事項の確認・復習
(株)実用技術研究室のwebサイトで公開されている「実用技術塾」で以下の内容を「予習」して、ご参加ください。当日は、「予習」内容の質疑応答から始め、webで公開済みの続きから解説します。
<講演要旨>
仕事、エネルギー、パワー、パルス幅、平均・尖頭出力、電磁波、偏光(直線・円)、光路長、波長板(λ/2・λ/4)、直線偏光の偏光面の回転、直線→円偏光の変換、光減衰器、NDフィルタ、スネルの法則、エネルギー反射率、s偏光とp偏光、反射率の屈折率依存(透明・金属材料)、反射率の偏光・入射角度依存(透明・金属材料)、ガウシアンビーム、ビーム拡がり角、ポインチングスタビリティー、集光レンズ・収差、F-θレンズ、ディジタル・ガルバノスキャナの分解能、トリガー信号による出力制御、ゲート信号による出力制御、ディジタル・ガルバノスキャナのディレイ、ディレイの最適化、モードロック、モードロックによる超短パルス化、熱伝導
講演3 加工条件・パラメータの考え方
全てのレーザー微細加工の「基本」となる、加工条件・パラメータの考え方を解説します。この基礎の上に工夫を加えて、実際の先進加工が成立します。「レーザー微細3D加工」など個別の先進加工については、本セミナーでは取扱いません。直接に蠎騨儺蚕儻Φ羲爾砲問い合わせください。
<講演要旨>
波長選択、発振器制御、集光スポット径・M2、焦点深度、レンズ焦点距離・ビーム直径の決定、集光スポット径・焦点深度の入射ビーム直径・波長依存、パルスフルエンス、ビーム断面内のエネルギー分布、加工点出力・パルスフルエンスの事前評価、加工閾値の評価、加工の面内均質性、アスペクト比、テーパー角、照射スポット面積の入射角度依存、ビーム走査、スポット間隔、Line & Space、熱影響の熱拡散からの考察
講演4 超短パルスレーザー微細加工のコスト試算
<講演要旨>
幾つかの加工実例についての、加工所要時間・加工コストの推定
講演5 レーザー加工における材料への光の作用
「一つ一つの事項の解説」の観点ではなく、「超短パルスレーザー加工のメカニズム」の観点で、俯瞰的・包括的な解説を試みたいと思います。
<講演要旨>
光吸収・発光・光イオン化、≧nsパルスレーザーの光吸収、≦psパルスレーザーの光吸収、原子の電子軌道・エネルギー準位、金属のエネルギーバンド構造、金属結合、プラズマ振動、金属の光吸収スペクトル、黒体輻射、多段階励起・多光子励起、格子エネルギー、仕事関数、分子の電子軌道・エネルギー準位、イオン化エネルギー、アルミナ・セラミックスとサファイアの加工特性の比較、シリカにおける光誘起カラー・センター、シリカの共有結合の開裂、アルミナにおける放射線誘起着色、アルミナの結合の開裂、シリカ・アルミナの超短パルスレーザーによる分解様式の推定
備 考 (i) 受講される方は、当日までに、(株)実用技術研究室がwebサイトで公開している「実用技術塾」を予習下さい。(株)実用技術研究室のホームページ( https://sites.google.com/site/practicaltechnologylabjpn/ )の、ココログ、Facebook、Google+上の「実用技術塾」へのリンクをご利用ください。(パソコンでの閲覧をお勧めします。)
(ii) セミナーでは、項目を設けての「超短パルスレーザー微細加工例」の紹介は行いません。(株)実用技術研究室がwebサイトで公開していますので、そちらをご覧ください。
(iii) 学生の方は、講師のご意向で、受講料など特別優遇措置をいたします。
http://practicaltechlab.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/may-30-2016-ceb.html
※上記プログラムは2016年8月8日時点のものです。予告なく変更される場合もございますので、予めご了承下さい。

講師

松岡 芳彦 氏 (株)実用技術研究室 代表 博士(理学)
東京理科大学物理学科卒。博士(理学)。ユニチカ(株)中央研究所、理研フロンティア研究システム、HOYA・R&Dセンターにおいて、波長変換材料や光ファイバーデバイス等の研究・開発に従事。2001年、工業技術院から独立行政法人化された産業技術総合研究所(AIST)に入所。先進製造プロセス研究部門等において、超短パルスレーザーによる微細加工技術や、難加工材料の加工技術等の研究・開発に従事。2008年、(株)実用技術研究室を設立。レーザー微細加工技術の普及および実用展開を目指して、技術セミナーや、技術コンサルティング活動を行っている。

受講料・申込方法 他

受講料 ■月刊OPTRONICS 定期購読者:\20,000(税込)
 お申込みの際に読者番号をご記入下さい。
 ※ 新規購読お申込はコチラ
 注)団体でご購読の場合は、団体内で2名様に限ります。
■一般:\25,000(税込)
■学生:\5,000(税込)
 お申込みの際にご所属の学校名、年齢をご記入下さい。先着10名様までとさせていただきます。
 注)個人もしくは学校からのお支払いで、30歳未満の方が対象となります。
定員 60名(定員になり次第締切、ただし開催1週間前までに最少催行人数10名に達しない場合は開催中止にすることがあります。)
申込方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
受付が完了しましたら、受講票と請求書を郵送致します。お支払いは指定の金融機関にセミナー開催前までに受講料をお振込み下さい。
受講票は当日ご持参下さい。
キャンセル
規程
お客様のご都合による受講解約の場合、9/20(火)までは受講料の50%、9/21(水)以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。
主催 月刊 OPTRONICS
共催 (株)実用技術研究室
お問合せ (株)オプトロニクス社 担当:宇津野
Tel:(03)3269-3550 E-mail:utsuno@optronics.co.jp