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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2016/10/5 Vol.198 ━ ┃☆ OPTRONICSメールマガジン ☆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ オプトロニクス社 ━
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 混ぜなきゃ危険 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 今日のお題は少々刺激的ですので,食事中に御覧になっている方は後回しに された方が良いかもしれません……それではいいですか……? 先日,東邦車 輛など4社は共同で「糞便臭を芳香に変える」バキュームカーのポンプの潤滑 油を開発したと発表しました。 http://www.shinmaywa.co.jp/toho/products/pro11.html 香水はブレンドするとき,わずかに悪臭成分を加えて香りに「深み」を出す そうです。新製品はこの悪臭部分が除いてあり,作業時の悪臭と混ざって「芳 香」になるというのです。にわかには信じられないメカニズムですが,これま でにもこの仕組みを応用した芳香剤などがあったそうです。 考えてみれば料理も隠し味を加えて旨みを引き出したりします。絵画も近づ いて見ると,同じ色に見える部分に全く異なる色が加えられて質感を増してい ることがあります。甘かったら砂糖,赤かったら赤の絵の具だけでは「のっぺ り」とした仕上がりになってしまうのです。 そういう意味では人間社会も同じかもしれません。最近,自分たちと異なる 考えや出自の人を排斥するような動きがあります。しかし,多様な価値観が 「深み」となっている世の中です。「のっぺり」とした世の中は果たして楽し いでしょうか。「白川の清きに魚のすみかねてもとの濁りの田沼こひしき」な んて歌もありました。【杉】 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ OPTRONICS ONLINE 「オススメ記事/動画」 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ■オプトとナノテクに対するまじめな取り組み(コンサルタントの技術論) http://www.optronics-media.com/publication/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%AB%96/20161004/44146/ 私は「ナノ」と付くだけで,いまだに「何だかすごいのではないか?」という 印象を受けてしまいますが,それは技術の実態が見えにくいということの証左 でもあります。今回はその「ナノ」について,もっと真剣に考えるべきとの指 摘です。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【OPTRONICS Twitter/facebookのつぶやき】 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ Twitter/facebookのオプトロニクス社アカウント https://twitter.com/optronics https://twitter.com/OPTOTV https://www.facebook.com/optronics.co.jp ここで紹介する以外の情報もいろいろ呟いています。上記のアカウントを是非 フォローしてください。 今週の気になるニュース/製品情報 ※【Webで注目の光技術】はネット上で見つけた話題です。ソースを確認し ていませんので,内容についてはご自身で判断をお願いします。 【光技術】 ■電磁研ら,透明強磁性体の開発に成功 http://www.optronics-media.com/news/20160929/44125/ ■理研,分子間のエネルギー移動を観察 http://www.optronics-media.com/news/20161004/44167/ ■島津製作所,光と超音波によるインフラ検査技術を開発 http://www.optronics-media.com/news/20161005/44189/ ■慶大ら,分子の衝突過程に核スピン依存性を発見 http://www.optronics-media.com/news/20161003/44154/ ■茨城大ら,レーザー照射による スピン流制御で新理論 http://www.optronics-media.com/news/20160930/44133/ ■工繊,書換型マルチカラーホログラフィを開発 http://www.optronics-media.com/news/20161005/44182/ ■OIST,ペロブスカイト太陽電池に新たな知見 http://www.optronics-media.com/news/20161005/44180/ ■早大,源氏物語絵巻などVR化 http://www.optronics-media.com/news/20161003/44157/ ■NEDOプロのレーザースマートグラス,経済産業大臣賞を受賞 http://www.optronics-media.com/news/20161004/44173/ 【市場・ビジネス】 ■京セラの高演色LED照明,ビルの外観演出に採用 http://www.optronics-media.com/news/20161004/44176/ ■NEDO,IoTデバイス開発のオープンイノベーション拠点を構築 http://www.optronics-media.com/news/20161003/44150/ ■NEDO,研究開発型ベンチャーの新たな支援事業を開始 http://www.optronics-media.com/news/20161003/44148/ 【宇宙・天文】 ■原研,宇宙線被ばく線量を地域ごとに評価 http://www.optronics-media.com/news/20160930/44131/ 【医療・バイオ】 ■農研機構,赤外線センサーで牛の発情を検出 http://www.optronics-media.com/news/20161004/44164/ 【その他技術】 ■阪大ら,四重極型電子スピン配列の電気磁気効果を検出 http://www.optronics-media.com/news/20161005/44187/ ■東北大ら,スピン凍結状態のエネルギー構造を解明 http://www.optronics-media.com/news/20161005/44184/ ■阪大ら,磁性不純物スピンと伝導電子スピンの相互作用を観測 http://www.optronics-media.com/news/20161003/44159/ ■東北大ら,新しいタイプのスピン流伝搬を観測 http://www.optronics-media.com/news/20160929/44127/ 【新製品】 ■JVC,世界最小0.69型4K LCOSを開発 http://www.optronics-media.com/news/20161005/44192/ ■Inneos,4K光エクステンダーを発売 http://www.optronics-media.com/news/20161004/44178/ ■エプソン,OLEDを用いたスマートグラスを発売 http://www.optronics-media.com/news/20161004/44171/ 【新着記事】 ■半導体レーザー(黒澤宏のレーザー講座) http://www.optronics-media.com/publication/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E8%AC%9B%E5%BA%A7/20161004/44144/ ■オプトとナノテクに対するまじめな取り組み(コンサルタントの技術論) http://www.optronics-media.com/publication/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%AE%E6%8A%80%E8%A1%93%E8%AB%96/20161004/44146/ 【ブログ】 ■JASIS 2016に見るラマン顕微鏡 http://kir492785.kir.jp/optronics/blog/?p=1536 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ★【毎月更新】光製品カタログ まとめてwebで請求! ★ http://www.optronics.co.jp/bs/ 光に関連する製品資料を一括で請求できちゃいます!是非ご利用下さい! −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【Webで話題の光技術】 ■太陽光:発電コスト3分の1に 経産省,30年目標案 http://mainichi.jp/articles/20161005/k00/00m/020/129000c 太陽電池:日本企業が世界最高水準,記録的な発電コスト http://eetimes.jp/ee/articles/1610/03/news022.html トクヤマ,太陽電池向け多結晶シリコン事業から撤退=海外子会社を譲渡 http://www.jiji.com/jc/article?k=2016092800777&g=eco 大阪市立大「人工光合成研究センター」 新素材生む技術,実現に http://mainichi.jp/articles/20161002/ddl/k27/040/271000c 柔らかな光で数字を表示する「ニキシー管」ができるまで http://gigazine.net/news/20161003-how-nixie-tube-made/ スタンレー電気,ガラス封止LEDでレトロなキラメキ http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/event/15/090600076/100400049/ LEDが明滅する「残像ドミノ」をご覧下さい http://newswitch.jp/p/6275 LED照明:買い替え低調 「まだ使える,高い」理由 http://mainichi.jp/articles/20160928/k00/00e/040/188000c 次世代テレビ技術二分化の中でソニーは独自LED http://japanese.joins.com/article/174/221174.html 「国内10%省エネを」 名大が青色LED基金で支援 http://www.asahi.com/articles/ASJB24DVKJB2OIPE00D.html シャープ:「有機EL」試作に574億円 三重・堺,18年稼働目標 http://mainichi.jp/articles/20161001/ddn/008/020/025000c 十のマイナス21乗への挑戦。KAGRA http://gwpo.nao.ac.jp/research/kagra.html キヤノン,基幹部品のイメージセンサーを外販へ。ただし産業用に限ります http://newswitch.jp/p/6312 国内企業の研究開発費と並べてトップ10に入らない科研費 http://www.scoopnest.com/ja/user/tarareba722/783159724992700416 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 今週のコラム「ORIGAMI」 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ みなさんも子供の頃,折り紙をして遊ばれたのではないでしょうか。折り紙 は今や「ORIGAMI」と世界共通語として認識されています。その折り紙ですが, 宇宙分野で取り入れられているのは知っていたのですが,先日番組を観たとこ ろ再生医療分野でも活用されているそうです。 番組では細胞の培養について紹介していました。研究者の方が持っていたの は,いくつもの黒い点が並んでいるガラス板。拡大して観ると,その黒いもの は五角形が並んでいてサッカーボールを展開したような形をしていました。1 つの五角形の大きさは0.05mm。なんでも特殊な素材で作られたプレートだそう です。 それらをシャーレに入れて,そこに血管などの細胞が入った液体を加えると, なんとプレートが折り紙のように折り畳まれて球体になっていきました。次い で平行四辺形が並んだプレートに同じく液体を加えると,今度はらせん状に折 り畳まれいってチューブ状に。 従来の細胞を培養する方法では,立体的な構造を作るのは難しかったそうで す。細胞は分裂する時,平面にしか広がらないからです。そこで平面から立体 へという折り紙の発想になりました。そもそも細胞は自身で形を変える性質が あるため,プレートの上に細胞が張り付けば,細胞の変形する力でプレートが 引っ張られて立体的な構造が可能になるのだとか。プレートの形次第で様々な 立体を簡単に作る事が出来るそうです。 この技術は,新薬を開発する時に利用できると考えられているそうです。研 究が進んで異なる種類の細胞を立体的に折ることが可能になったからだとか。 これにより,私たちの体に近い三次元の細胞を培養して実験ができるとして, 今後5年での創薬の応用を目指すということです。 折り紙を取り入れた分野は,建築や工業用デザイン,そしてロボットにも応 用されています。欧米では折り紙を取り入れた研究に国家予算が組まれている そうです。日本はまだそこまでいっていないようですが,何より日本文化の折 り紙が取り入れられているのが嬉しいですよね。今後,さらに研究が進むこと に期待大です。【愛】 ---------------------------------------------------------------------- ◆ 光のオンライン書店 http://shop.optronics.co.jp/ ★ OPTRONICS eBOOK http://optronics-ebook.com/ 《 月刊オプトロニクス2016年10月号刊行 》 月刊オプトロニクス2016年10月号を刊行しました。特集は,2008年度から開 始している文部科学省の「最先端の光の創成を目指したネットワーク研究拠点 プログラム」(光拠点プログラム)に焦点を当て,先端光科学技術の展開を解 説しています。 この光拠点プログラムでは,大学・研究機関が取り組む研究開発や人材育成 を横断的に結び付け,光科学技術の発展を目指しています。これまで光技術は 多くのイノベーションを生み出してきましたが,ここで生まれた成果が日本の 科学技術・産業の強化につながることが期待されています。 今回,レーザー加工,アト秒,X線レーザー光学,フォトニック結晶技術, パワーレーザーに関する先進的研究の動向を取り上げました。 ■目次はこちら。 http://www.optronics.co.jp/magazine/opt.php ■購読申し込みはこちら。 http://shop.optronics.co.jp/ ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【10月21日】光設計研究グループ第60回研究会 「バーチャルリアリティとウェアラブル」 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 今年,コンシューマー向けの低価格なバーチャルリアリティ(VR)システム のリリースが相次ぎ,VR やウェアラブルデバイスがいよいよ身近な存在にな りつつあります。本研究会では,これらに関連する光学系,デバイス,コンテ ンツなど多方面に渡る研究や開発についてご講演頂きます。 また,本研究会は第三回板橋オプトフォーラム(IOF)との共催となります。 研究会後には講演者を交えた交流会も予定しておりますので,是非ご参加頂き 親交を深めて頂ければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。 日時:2016年10月21日(金)10:00〜17:20 場所:板橋区グリーンホール(東京,板橋区) 主催:一般社団法人日本光学会光設計研究グループ 共催:板橋区,独立行政法人理化学研究所,宇都宮大学オプティクス教育研究 センター 協賛:応用物理学会他。※協賛団体はホームページをご確認ください。 内容:VR2.0 の世界 廣瀬通孝(東大)▼眼鏡型ディスプレイとその基幹部品 の超小型化のための検討 勝山俊夫(福井大)▼強誘電マイクロ液晶表示素子 とウェアラブルへの展開 大石正樹(シチズンファインデバイス)▼板橋オプ トフォーラム基調講演(タイトル未定) 和田智之(理研)▼ホログラフィッ ク光学素子を用いたウェアラブルディスプレイの光学設計 稲垣義弘(コニカ ミノルタ)▼HMD型ウェアラブルデバイスとVR/AR コンテンツの適合性と特徴 福田登仁(ウエストユニティス)▼ウェアラブルグラス/HMD の普及と業務 プロセスへの適用 加苅政猛(サイバネットシステム)▼設計者と消費者によ る共創イノベーションのためのインタラクティブ技術 杉浦裕太(慶大)▼交 流会 (参加費:2,000円) (※) 【注意事項】 1)講演の順番が変更となる可能性があることを予めご了承ください。 2)プログラムおよび開催場所・時刻につきましては,光設計研究グループの ホームページにてご確認下さい。(http://www.opticsdesign.gr.jp/ ) 3)板橋オプトフォーラム基調講演と交流会の会場は「グリーンホール1F」と なりますのでご注意ください。 参加費:光設計研究グループ個人会員:4,000円, 光設計研究グループ学生会員:無料 一般:10,000円,学生一般:2,000円 日本光学会及び共催・協賛団体個人会員:8,000円 光設計研究グループ賛助会員企業:8,000円 日本光学会及び共催・協賛団体学生会員:1,000円 当日,受付けにてお支払い下さい。 定員:研究会 200名 / 交流会 120名 参加申込:氏名(フリガナ),所属,住所,TEL,FAX,E-mail,参加区分(参加 費参照),交流会(参加費:2,000円)参加の有無を,E-mailにて下記申込先ま でお送り下さい。 申込先:キヤノン(株) 菊地 正 TEL:(028)667-5711 E-mail: k60reg@opticsdesign.gr.jp 問合せ先:サイバネットシステム(株)岩井 広成 TEL:(03)5297-3424 E-mail: k60@opticsdesign.gr.jp 【お申込みメール用フォーマット】 参加ご希望の方は,下部申し込みメール用フォーマットをコピーし,必要な情 報をご記入の上,E-mailにて下記申込先までお送り下さい。 宛先(E-mail) k60reg@opticsdesign.gr.jp 申し込みメール用フォーマット(コピーしてご使用ください。) --------------------------------------------------------- *件名【参加申込】光設計研究グループ第60回研究会 *本文 光設計研究グループ第60研究会に参加いたします。 氏名(フリガナ): 所属: 住所: TEL: FAX: E-mail: 参加区分: 交流会(\2,000)参加の有無: 【アンケート】(今後の研究会のお知らせのためご協力下さい。) 本研究会をどこで知りましたか?(該当するものを残して下さい。) 1.WEB( ) 2.メール( ) 3.ビラ 4.雑誌( ) 5.会社・学校 6.その他( ) ---------------------------------------------------------------------- |
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