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-レンズ

2018年04月25日(水) 09:30-12:20
【-1 光学入門


レンズ入門 

(株)オプト・イーカレッジ 河合 滋
レンズおよび光学の基礎を文系の方にもわかりやすく解説します。
講演内容
 ・はじめに:光と電磁波、反射と屈折の法則、屈折率、光路長、フェルマの原理、波面
 ・幾何光学の基礎:座標系、光軸と主光線、メリジオナル面とサジタル面、結像、焦点距離、凸レンズと凹レンズ、実像と虚像、共役な関係
 ・レンズのパラメータ:主要点(焦点・主点・節点)、フロント・バックフォーカス、像倍率、被写界深度、画角、絞りと瞳、口径食、Fナンバ、開口数
 ・ガウス光学:近軸光線、薄レンズ近似、レンズのベンディング
 ・色収差:波長分散とアッベ数、色収差(軸上・倍率)、色消しレンズ(アクロマート・アポクロマート)
 ・波としての結像:回折限界、MTF
難易度:一般的(高校程度、一般論)

収差入門

宇都宮大学 荒木 敬介
市販のテキスト松居吉哉著「結像光学入門」に準じる内容で、
 1. 開口絞りと瞳、
 2. 収差とは何か、
 3. ザイデルの5収差について
 4. 色収差について、
 5. 収差図の表わし方・見方
 6. 収差論補足事項、参考文献紹介
となる予定。
特許の収差図が理解できるようになることを最終目標に据えて講義を進める。
なお、講義資料は上記テキスト等市販資料をもとにパワーポイントで作成したものを用いる予定である。

難易度:入門程度(大学一般教養程度)

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2018年04月25日(水) 13:10-16:00
【-2 カタログを読みこなすための光学機器入門


光学機器入門

チームオプト(株) 槌田 博文
 今やインターネットは我々の生活に欠かせないものとなっていますが、インターネットの情報においては写真や動画が特に重要な位置づけにあります。この写真や動画を撮影したり表示したりするものが光学機器に他なりません。カメラ、顕微鏡、望遠鏡、プロジェクター、ビュワーなどがそれにあります。
 本講演では、そのような映像を撮影・表示するための光学機器の基本的な原理を結像(実像、虚像)から説明し、それに関わる基礎用語の意味を解説します。特に、なぜレンズは1枚にならないのか、非球面レンズとは、なぜ大きいレンズと小さいレンズがあるのか、なぜピント合わせが必要なのか、レンズの像高とは、といった素朴で大切な疑問にお答えできるように解説を行います。さらに、非結像光学系や光学機器の全体像にも触れます。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

光学系評価入門

(株)ニコン 玄間 隆志
 皆さんは、視力1.0の意味をご存知ですか?
 光学機器の性能は、その機能に応じた様々な指標を用いて表現されますが、正しい意味を理解しないまま使っている場合があるのではないでしょうか。
 本講演では、分解能、MTF、波面収差など、光学系の結像性能を表す指標の意味を解説すると共に、カタログに記載されている仕様値との関係を説明していきます。
 また、実際の光学系の結像性能が、その製造工程においてどの様な方法で測定されているかを、具体的な光学機器の例を挙げて説明します。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

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2018年04月26日(木) 09:30-12:20
【-3 分かり易いDOE(回折光学素子)の基礎と応用


DOE(Diffractive Optical Element; 回折光学素子)の基礎

丸山光学研究所 丸山 晃一
回折光学素子にあまりなじみのない方、回折素子を利用した製品を検討される方を想定し、回折光学素子と屈折素子を対比しながら、回折素子の特徴と回折素子の設計で気をつけなければならない事などを概説いたします。
回折とは、回折格子、グレーティング方程式 回折角の計算
フレネルゾーンプレート レンズ作用を持つ回折素子
拡張したスネルの法則 屈折素子との親和性
波長特性   大きな分散特性、異常分散性
分岐特性 格子の形状と回折効率
レンズ設計例、光学設計ソフトウエアを使った検討 についてお話しします。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

DOEを応用した各種光学系

(株)ニコン 鈴木 憲三郎
 現代社会の我々の周りには、デジタルカメラ、プロジェクター、スマートホン、カメラ付き携帯等の多くの光学機器で溢れている。これらは基本的には、レンズ、ミラー、プリズム等の従来からの古典的な光学素子が主として使われ、所望の仕様や性能を満たすように光学設計がなされ製造されており、世界中の多くのユーザーに愛され、使われている。しかし、最近では、DOE(回折光学素子)を効果的に用い、更なる高仕様化、高性能化、小型化等を達成した光学系が得られる事が判ってきた。
 本講演ではDOE(回折光学素子)の基礎的事項から始め、回折光学系の特徴の解説、DOEを効果的に応用した実際の各種光学系の事例と、それらを適用した光学機器の紹介を行い、最近の話題や将来への期待等も併せて述べたい。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

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2018年04月26日(木) 13:10-16:00
【-4 微小光学素子と先端光学ガラス~基礎と応用~


マイクロレンズの基礎と応用

自然科学研究機構 国立天文台 宮下 隆明
 マイクロレンズは、光通信用デバイスをはじめ、液晶プロジェクタ用パネル、シャックハルトマンセンサなど多方面で活用されており、活発に研究開発もすすめられている。通常のレンズに比べるとサイズが小さいだけでなく、製法も大きく異なっている。また、測定評価もサイズの制約で非常に難しい面がある。
 本講では、マイクロレンズ特有の作成方法とその特性評価法など、マイクロレンズについて総合的に理解を深めていただけるよう解説し、実用段階に入っているウェハレベル実装技術、それを活用したデバイス作成、さらにはマイクロレンズの応用についても紹介する。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

光学機能ガラスの基礎と応用(最近の話題を中心に)

(株)プライムネット 西澤 紘一
 光機能性ガラスは、ガラスの持つ特徴(成形性、形状の自由度、耐環境性、透明性、量産低価格など)を有しつつ光学的、電気的な機能を有するガラス材料を意味している。同等の金属、プラスチック、結晶などと比べると機能は少し劣るもののガラスの特徴を生かして多方面に利用・応用されている。その中でもガラスの光学系応用が最も重要である。なぜ可視域で透明なのか? 屈折率や分散のゆえんは? など物性の原理を知ることは、光学ガラスの設計・応用に携わる上で極めて重要である。さらに、青色発光ダイオードの実用化と共に蛍光ガラスが脚光を浴びてきた。紫外LEDで蛍光ガラスを励起すると疑似白色光源が得られる。また光通信の分野では、ファイバアンプ、多芯コア光ファイバ、ナノ光ファイバ、デジタルコヒーレント受信機用石英導波路などが現れ、一方スマホの普及と共に高強度超薄板ガラスがスマホの普及と共に脚光を浴びてきた。
 本稿では、材料を扱う技術者としてあらかじめ知っておいていただきたいガラスの基礎物性に触れ、さらに最近の新しい応用展開についても述べたい。
難易度:初級〜中級程度(大学専門程度、基礎知識を有す〜大学院程度、ある程度の経験を有す)

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2018年04月27日(金) 09:30-12:25
【-5 最近の光学系トピックス ~赤外線天体望遠鏡、超解像顕微鏡、OCTの光学系~


世界「最高」の赤外線天体望遠鏡TAO

東京大学 宮田 隆志
 東京大学では南米チリ・アタカマ砂漠に口径6.5mの大型赤外線を建設する計画(the University of Tokyo Atacama Observatory, TAO)を進めている。これは南天での赤外線観測を目指した計画であり、望遠鏡の口径は6.5mである。
 本計画の最大の特徴は望遠鏡の設置標高(5,640m)にあり、完成すれば世界最高標高の望遠鏡となる。この標高とアタカマ砂漠の乾いた環境のおかげで、赤外線、特に中間赤外線域(波長3-40μm)での大気透過率は非常に優れている。これを最大限生かすため、TAO望遠鏡は常温物体からの熱放射を最大限カットできるような光学系を採用している。望遠鏡の心臓部となる主鏡はボロシリケイトを用いた軽量ハニカムミラーを採用し、望遠鏡の姿勢変化に伴う変形を補正するための能動光学システムを持つ。また、望遠鏡で集めた赤外線を効率よく検出するための観測装置システムの開発も行っている。
 本講演ではまずTAO6.5m望遠鏡について概説し、地上中間赤外線観測の意義と難度について述べる。その後、中間赤外線観測を効率よく行うための望遠鏡システムや観測装置光学系、中間赤外線天体観測用に開発された光学素子について紹介する。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

顕微鏡光学系の基礎と超解像顕微鏡

(株)ニコン 吉田 祐樹
 光学顕微鏡は17世紀に登場した古典的な光学機器であるが、非侵襲・非破壊で試料情報を得られるという特徴ゆえに、約400年経った現在も生命科学分野や産業分野で広く利用され続けている。顕微鏡技術は今なお進化を続けており、レーザー走査型共焦点顕微鏡や波長の限界を超える超解像顕微鏡などが発明され、販売されている。
 講義では、顕微鏡光学系の基本構成や原理を簡単に述べたうえで、レーザー走査型共焦点顕微鏡や以下の超解像顕微鏡について説明する。
 ・STED 顕微鏡(STimulated Emission Depletion Microscopy)
 ・構造化照明顕微鏡(Structured Illumination Microscopy)
 ・ローカリゼーション顕微鏡(Localization Microscopy)
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

眼科用機器OCT光学系の基本

レンズ<光>房KODeL 古野間 邦彦
 眼科用測定器OCTは、非侵襲に素早く安全に眼球構造(網膜や前眼部)を検査できることから、病態の的確な把握に役立つので、なくてはならぬ眼科用の測定器の王者としての地位を確保している。
 ここでは、OCTの光学としての基礎を学ぶべく、その基本である干渉計にも触れ、概括する。具体的に測定器も紹介する。今や、古典的存在のタイムドメイン方式から、現行のフーリエドメイン方式まで復習する。
 数式は科学の万国共通言語であるので、ここでもできる限りその助けを借りる。わかったような気分に浸っていただければ幸いである。各位の後日の勉強に役立つべく、ネットで入手可能な、著名な先生方の既存の文献を中心に紹介したい。

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2018年04月27日(金) 13:10-16:05
【-6 VR/ARの光学系


VR/ARの現状と未来

奈良先端科学技術大学院大学 清川 清
 近年さまざまなヘッドマウントディスプレイ(HMD)が登場しています。ウェアラブル用途のものから拡張現実(AR)用途のもの、バーチャルリアリティ用途のものまで多種多様です。こうしたHMDにはどのような性能が求められ、現在の技術はどこまで進んでいるのでしょうか。また、研究者たちはどのような未来のHMDを思い描いているのでしょうか。本講演では、急速に発展するHMDについて、基礎から最新の研究事例、今後の展望までをわかりやすく解説します。
 具体的には、まずHMDの歴史や分類、また人の視覚機能の概要を押さえ、代表的なHMDの光学系と用途ごとの要件について述べます。また、広視野・高精細化、奥行き手がかりの提示、遮蔽の表現などに関する様々な最新の研究事例を紹介します。さらに、光学歪みの校正、色調の校正、眼球位置の校正などの技術についても紹介します。
 これからのHMD技術に関しては、視覚情報に留まらないマルチモダリティやセンシングなどの幅広い話題をとりあげ、人間拡張などの応用を睨んだ新しいHMDのあり方について提言します。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

網膜に直接投影するメガネ

(株)QDレーザ 菅原 充
 QDレーザでは、RGBの三原色半導体レーザとMEMSミラーを組み合わせた小型のプロジェクタから網膜に直接映像を投影する、網膜走査型レーザアイウェア技術を開発している。瞳孔の中心に細いレーザ光を通すMaxwell視光学系を採用しており、視力に依存せずに鮮明な画像が得られるフリーフォーカス、眼鏡フレーム内側に小型光学系を仕込んだユニバーサルデザイン、目のピント位置にかからわらず視野の一部に重なって画面が浮かぶ自然な拡張現実、という優れた特徴を有している。
 当社は、この網膜走査型レーザアイウェア技術を医療福祉機器に展開し、ロービジョンエイドとして弱視者を支援し、高信頼で簡便な小型視機能検査機として眼疾患の早期発見・高度診断・遠隔医療に貢献し、ひいては医療・福祉機関やメガネ店等と連携した新しい社会インフラの構築を目指している。さらに、この技術は、装置の小型低電力化と人体との親和性を進化させることによって、最終的には人類の視覚の再定義を達成することになると考える。
 本講演では、
 1. 技術の原理と特徴、
 2. 医療福祉応用(特に前眼部疾患の方の視力向上を実証する臨床試験と、視機能検査機の試作)、
 3. 画像分解能と焦点深度、
 4. レーザ安全性、
 5. 最新の光学技術の展開
について述べる。

難易度:入門程度(大学一般教養程度)

ARを実現するスマートグラス

セイコーエプソン(株) 戸谷 貴洋
 セイコーエプソンでは、当社のコア技術であるSi-OLEDと長年培ってきたプロジェクターの光学技術を進化させることで、拡張現実により情報を表示するスマートグラスの商品化を進めて来た。
 本講演ではまず両眼タイプのスマートグラスの特徴や要求品質を説明しながら、光学系の基本原理について解説する。次に小型・軽量化にフォーカスを当て、スマートグラス専用に最適化されたSi-OLEDの特徴を説明するとともに、その映像光を伝達する独自の自由曲面導光光学系やその量産プロセス技術について解説を行う。最後に本スマートグラスの新たな市場創出による具体的な事例紹介に触れながら、今後の展望を語る。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

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セミナー申込手順

※有料セミナー キャンセル規程:
お客様のご都合による受講解約の場合、3/26までは受講料の50%、3/27以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。

※学生料金:
個人もしくは学校からのお支払いで、30歳未満の方が対象となります。

[ 特定商取引法に基づく表記 ]

河合 滋

(株)オプト・イーカレッジ / 埼玉県立大学

代表取締役

1981年 埼玉大学 理学部物理学科 卒業
1983年 筑波大学大学院 理工学研究科 光学(三宅和夫)研究室 修了
同  年 日本電気株式会社 光エレクトロニクス研究所 研究員
光学設計、回折光学素子、プレーナ光学系、光波センシング、光コンピューティング、光インタコネクションの研究開発に従事
1992年 博士(工学) (筑波大学)
1997年 職業能力開発大学校 電子工学科 助教授
2007年 職業能力開発総合大学校 通信システム工学科 教授
2012年 (株)オプト・イーカレッジ 代表取締役
2013年 尚美学園大学 芸術情報学部 非常勤講師
2014年 埼玉県立大学 保健医療福祉学部 非常勤講師
2017年 マルチメディア・イノベーション 代表
2017年 電気通信大学 情報理工学研究科 非常勤講師
国際光技術者検定協会 理事、応用物理学会微小光学研究会 実行委員、NPO法人日本フォトニクス協議会 理事
主な著書:月刊「オプトロニクス」連載、光学設計のための基礎知識、レンズ辞典&事典、光技術者のための基礎数学、最新図解レンズの基本としくみ、光検定教材(問題集、DVD、eラーニング)、Handbook of Optical Interconnects、"新"光学レンズ技術、光技術総合事典

荒木 敬介

宇都宮大学

オプティクス教育研究センター 客員教授

1976年 東京大学理学部物理学科卒
1978年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
1978年~1983年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程
1984年 キヤノン株式会社入社 2012年 定年
2017年 65歳で退職
2007年 宇都宮大学工学部オプティクス教育研究センター客員教授を兼任

(その他の経歴)
2002年東京大学大学院工学系研究科にて工学博士号 取得
1999年~ (社)日本オプトメカトロニクス協会にて
     「光学系基礎理論」、「収差論」講座の講師を担当
2010~2012年 公益社団法人 応用物理学会 理事
2012~  日本光学会光設計研究グループアドバイザー
2017~  チームオプト株式会社 コンサルタント

槌田 博文

チームオプト(株)

代表取締役社長

経歴:オリンパス(株)に約30年勤務し、光学設計および光学技術開発業務に従事。同社研究開発本部光学技術部長、同社人材育成担当部長、人材採用業務に従事。日本光学会光設計研究グループ代表、光学設計製造国際会議ODF’08, 10実行委員長、応用物理学会理事等歴任。現在、岡山理科大学非常勤講師。
得意領域:レンズ設計(特に結像系)、光学設計理論、フーリエ映像論、屈折率分布レンズ
資格・受賞歴:レンズ設計テーマで博士号(工学、大阪大学)取得、文部科学大臣表彰(科学技術賞理解増進部門)受賞、光設計研究グループ光設計賞特別賞受賞
学歴:1984年大阪大学大学院工学研究科応用物理専攻修士修了

玄間 隆志

(株)ニコン

光学本部 シナジー推進部 プロジェクト推進課

1984年 東京光学機械株式会社(現・株式会社トプコン)入社
     計算機ホログラムを用いた非球面形状計測用干渉計の開発 などを担当
2001年 株式会社ニコン入社
     光学部品の面形状計測用干渉計の設計
光学系の性能評価機の開発
特殊光学素子の生産技術開発 などを担当
2017年4月から現職
2012年から東北大学大学院・非常勤講師
「光学機械とその精密生産システム」担当

丸山 晃一

丸山光学研究所

1981年 早稲田大学大学院理工学研究科物理学及び応用物理学専修博士課程前期修了
1981年 旭光学工業株式会社入社 光学設計部
 一眼レフカメラ用レンズ設計、光学設計ソフトウエア開発、
 回折応用フォーカシングスクリーン、光記録用レンズ開発、
 等に従事
2008年4月よりHOYA株式会社
2015年12月より丸山光学研究所

鈴木 憲三郎

ニコン(株)

光学本部 シナジー推進部 主幹研究員

1983年(株)日本光学工業(現ニコン)入社。現在まで光学設計とその管理業務に従事し、光学設計課長を歴任。現在は、光学本部シナジー推進部に勤務。主幹研究員。専門は、光学設計(特に回折光学系の設計)。主な職務経験は、デジタル機器用レンズや理化学機器の光学設計、新光学素子開発と応用光学系の設計。所属学会は、日本光学会(2005年、2008年 光学シンポジウム招待講演)。
2007年より中央大学理工学部・非常勤講師を務める。
主な論文・著作は、以下の通り。(いずれも共著)
2006年 オプトニクス社「増補改訂版;回折光学素子入門」
2014年 朝倉書店「光学技術の辞典」

宮下 隆明

自然科学研究機構 国立天文台

主任研究技

1975年  株式会社リコー 入社
1976年- 薄膜デバイス研究・開発、光変調素子デバイス研究・開発
1980年- マルチレンズ光学系研究・開発
1992年- 密着イメージセンサデバイス開発
2000年- マイクロレンズ波面収差測定技術開発
2009年  博士(工学)奈良先端科学技術大学院大学 後期博士課程
2012年- 国立天文台(TMT推進室)
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1996年- マイクロレンズ国際標準開発に参加
2000年- マイクロレンズ国際標準開発プロジェクトリーダー(ISO/TC172/SC9/WG7)
2004年-2008年 Network of Excellence on Micro-Optics“NEMO”プロジェクト (Framework 6, the European Commission)の海外アドバイザリー委員会メンバー
2017 年  マイクロレンズ国際標準Part1(用語)改定

西澤 紘一

(株)みらい知的財産技術研究所

取締役会長

(株)プライムネット

取締役知財・技術事業部長

1967年 京都大学大学院無機化学専攻修了
 同年、日本板硝子社に入社、以降光ファイバ、マイクロオプティックス、光センサー、セルフォックレンズ、光・電子応用ガラス材料の開発に従事した。
1991年 北海道大学工学研究科応用物理分野で工学博士取得
1996年 厚生労働省傘下の職業能力開発大学校教授に赴任
    2004年、通信システム工学科を創設、初代教室主任
    2007年、技能五輪世界大会(静岡)で日本国技術代表
2008年 諏訪東京理科大学客員教授となりガラス材料工学を担当
    同年、㈱プライムネット(特許ビジネス)を設立
2010年 ㈱みらい知研を設立、その後、社長、会長を勤める

宮田 隆志

東京大学

理学系研究科天文学教育研究センター 教授

1993年 京都大学理学部卒。1998年 東京大学理学系研究科天文専攻を卒業し博士(理学)を取得。卒業後は国立天文台RCUH研究員などを経て、2000年東京大学理学系研究科木曽観測所助手となる。2008年同准教授、2017年から現職。専門は中間赤外線天体観測装置の開発とそれを用いたダストの観測的研究。

吉田 祐樹

(株)ニコン

光学本部 第一設計部 第二光学課

2005年 ニコン入社
以降10年以上、光学顕微鏡の開発に従事

古野間 邦彦

レンズ<光>房KODeL

所長 眼光光学学会誌「視覚の科学」編集委員、元ニデック

1968年 北海道大学工学部精密工学科卒
1968年 ミノルタカメラ株式会社入社
    カメラ用・事務機器用のレンズ設計に従事。
1979年 ミノルタ株式会社豊川開発センターにて事務機器用光学系開発に専念
1988年 事務機器用光学系開発部門長・担当部長として、レーザー走査光学系の開発に携わる。
2000年 株式会社ニデックに入社し、開発部長として眼科測定器用光学系開発に携わる。
2007年 株式会社ニデック視覚研究所所長として人工視覚システム開発に携わる。
2011年 株式会社ニデックを定年退職し、レンズ<光>房KODeLを開所し現在に至る。

清川 清

奈良先端科学技術大学院大学

教授

1994年大阪大学基礎工学部情報工学科三年次中途退学。1998年奈良先端科学技術大学院大学博士後期課程修了。1999年通信総合研究所(現情報通信研究機構)研究員。2002年大阪大学サイバーメディアセンター助教授、2007年同准教授。2017年奈良先端科学技術大学院大学教授、現在に至る。バーチャルリアリティ、拡張現実、複合現実、3次元ユーザインタフェースなどの研究に従事。

菅原 充

(株)QDレーザ

代表取締役社長

1982年 東京大学工学部物理工学科卒業
1984年 東京大学大学院物理工学修士課程修了、同年株式会社富士通研究所入社
1995年株式会社富士通研究所光半導体研究部主任研究員
1999年東京工業大学大学院電子機能システム専攻客員助教授 (兼務)
2001年 株式会社富士通研究所フォトノベルテクノロジ研究部長

戸谷 貴洋

セイコーエプソン(株)

ビジュアルプロダクツ事業部 HMD事業推進部 課長

日系プロジェクターメーカーでの勤務を経て、2006年にセイコーエプソン株式会社に入社。液晶プロジェクターの光学系の設計/開発を経て、2009年よりエプソン初となるシースルースマートグラスMOVERIOの開発をスタート。光学開発リーダーとして2011年にMOVERIO「BT-100」、2014年に「BT-200」、そして2016年にSi-OLEDを搭載した「BT-300」の商品化に従事。現在はスマートグラスの開発/設計全般を担当している。