光産業とオープンイノベーション

2017年04月20日(木) 09:30-12:20 アネックスホール F205
【OI-1 コース】 光産業とオープンイノベーション


オープン・イノベーションと競争戦略

一橋大学イノベーション研究センター 清水 洋
 日本の光産業のもつ技術力は非常に高いものがあると言われています。その一方で、その技術力に見合うような収益性を上げられている企業はそれほど多くありません。技術力が高いのに、収益性が低いとすれば問題はマネジメントになります。より具体的には、戦略やそれを支える組織の課題があるということになります。
 この講演では、競争戦略としてのオープン・イノベーションのあり方を考えていきます。オープン・イノベーションは、イノベーションを生み出すための新しい試みとして近年、大きな注目を集めています。ただし、オープン・イノベーション的な取り組みを行ったとしても、それが企業の戦略と組織とにしっかりと裏付けられていなければ大きな価値を生み出すことはありません。外部の技術を探索し、それと結びつければイノベーションが生まれるというほど単純なものではありません。オープン・イノベーションの新しさは、オープンで(排他性がなく)、イノベーション(発明でなく、経済的な価値を生み出す新しいモノゴト)を生み出すという点にあります。産学連携や共同研究開発、あるいはアウトソーシングに終わることなく、経済的な価値に結びつけるためのオープン・イノベーションのあり方を、事例に基づいて解説していきます。

オープン・イノベーションで切り拓く新事業創造‐光産業に求められる価値創造型オープン・イノベーションー

株式会社ナインシグマ・ジャパン 松本 毅
 先進的なグローバル企業では、研究開発投資の選択と集中の結果として、顧客ニーズに迅速・的確に対応するために、自社が強みを有するコア技術を強化し、内外の異種技術と結合・融合させ、付加価値を増大させる戦略である「オープン・イノベーション型の技術戦略の展開」が必要不可欠になっています。
 大阪ガスグループにおいて、2008年より「オープン・イノベーション」を積極的に推進してきた。2009年にニーズ公開に踏切り、7年間で外部に354件のニーズを公開し約3500件の提案があり、そのうち約1500件を社内に紹介し175件が活用につながっています。
 2016年4月1日からナインシグマ・ジャパンに転職して、様々な大手企業のオープン・イノベーションを支援しています。従来の「HOW TO DO(目的を達成する為のオープン・イノベーション)」においても、支援の拡大を図ってきました。また、要請が急増している「WHAT TO DO(何をすべきかを決めるためのオープン・イノベーション)」の要請に応える為にベンチャーの発想・技術・ビジネスモデルを大手企業に繋ぐ活動もスタートしています。光産業分野では、最上流である素材からデバイス、製品、ビジネスモデルまでのソリューションを提供し顧客と一体の開発体制をとり、顧客の商品化を加速する「価値創造型オープン・イノベーション」が求められている。光産業の実践事例とともに、国内外の最新動向に関してご説明します。

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