自動車セッション
2024年07月17日(水)
09:45-12:00
マイドームおおさか(8F会議室)
夜間の歩行者/動物検知だけでなく、雨や霧などの悪天候時、逆光などのハレーション環境での遠赤外線カメラの有効性について撮影画像にてご紹介する。
【STC-1 】
【自動車セッション】自動運転を目指したCASE時代の車載センサ
本セッションではCASE時代の新しい車載センサのうちLidar、赤外線イメージセンサ、そして量子センシングによる磁気式電流センサについて専門の講師に動作原理から構成、将来展望に至るまでわかりやすく解説してもらいます。
(CASE:Connected、Autonomous/Automated、Shared、Electricの頭文字)
(CASE:Connected、Autonomous/Automated、Shared、Electricの頭文字)
自動運転システム/ADAS向け遠赤外線カメラ
コーンズテクノロジー(株) 電子システム部オートモーティブチーム
チームマネージャ 中西 啓朗 氏
チームマネージャ 中西 啓朗 氏
先進運転支援システム(ADAS)の車両には様々なセンサが搭載され年々安全性能が向上し、自動運転(AD)の実現に関しても研究開発が進んでいる。
世界トップシェアの赤外線カメラメーカのTeledyne FLIR Systems社の数ある赤外線カメラのラインナップから本日はADAS/AD向けに提案をさせて頂いている遠赤外線カメラ“サーマルカメラ”について、その原理、他のセンサに対しての強み/弱みや動向を説明する。
“見たいところを見る”LiDAR
(株)SteraVision 代表取締役社長 上塚 尚登 氏
世界的にドラーバーアシスト(ADAS)用LiDAR、その先の完全自動運転(AD)用LiDARの開発が活発化している。現在のLidarは、そのほとんどがToF(Time of Flight)方式である。
しかし、ToF方式は他の車の混信や逆光に弱いため、事故時はドライバーが責任をもつADAS用までと言われており、最終のAD用にはFMCW (Frequency Modulation Continuous Wave)が本命と言われている。
一方、価格、信頼性の点で、可動部の無いソリッドステートLidarはAD用として必須であり、世界中のメーカーがソリッドステートLidarの実現を目指している。しかし、未だ本命のソリッドステートLidarは実現されていない。
ここではSteraVisionが開発した“見たいところを見る”LiDARソリッドステートLidarについて報告する。
手のひらサイズの長距離LiDARと点群処理ミドルウェア
(株)東芝 Nextビジネス開発部 新規事業推進室 フェロー
崔 明秀 氏
崔 明秀 氏
世界初、精度99.9%で物体を追跡するLiDAR技術を開発
-高精度な物体の認識・追跡と、猛烈な雨・濃霧環境下で検知距離2倍以上、計測範囲の柔軟性の向上を実現し、空間のデジタルツインの構築であらゆる産業の効率化に貢献-
・LiDARの取得データのみで、世界最高精度の98.9%で物体を認識
・雨・霧を除去するアルゴリズムの開発により、猛烈な雨や濃霧環境下での検知距離を2倍以上改善
・計測範囲可変技術を開発し、従来技術に比べ計測距離を350mまで伸長、6倍の広画角化を実現
-高精度な物体の認識・追跡と、猛烈な雨・濃霧環境下で検知距離2倍以上、計測範囲の柔軟性の向上を実現し、空間のデジタルツインの構築であらゆる産業の効率化に貢献-
●開発のポイント
・世界最高精度の99.9%で、車両や人といった物体を追跡・LiDARの取得データのみで、世界最高精度の98.9%で物体を認識
・雨・霧を除去するアルゴリズムの開発により、猛烈な雨や濃霧環境下での検知距離を2倍以上改善
・計測範囲可変技術を開発し、従来技術に比べ計測距離を350mまで伸長、6倍の広画角化を実現
受講料(1セッション/税込) | |||||
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一般 | 主催・協賛団体会員/出展社 | 月刊オプトロニクス定期購読者 | シニアクラブ会員 | 学生 | |
¥18,000 | ¥15,000 | ¥9,000 | ¥9,000 | ¥5,000 |
お申込み受付は終了いたしました。
お支払方法 |
●クレジットカード(領収書発行) |
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中西 啓朗
コーンズテクノロジー株式会社
電子システム部オートモーティブチーム チームマネージャ
コーンズテクノロジー株式会社入社後、光部品、センサ、光学設計解析ソフトウェアのセールスを担当。Teledyne FLIR Systems社の赤外線センサに関しては、研究開発用途でご使用頂くハイエンドモデルの冷却式中赤外線カメラ、冷却式遠赤外線カメラ、プラント等でご使用頂くガス検知カメラから、小型で安価な非冷却式遠赤外線カメラモジュールまでを幅広く担当。現在はオートモーティブ向けのセールスチームにて扱う製品の一つとして非冷却式遠赤外線カメラモジュールを担当。ADASや自動運転のセンサとして提案している。
上塚 尚登
株式会社SteraVision
代表取締役社長
1981年 3月 東京工業大学情報工学科卒業
1981年 4月 日立電線(現プロテリアル)入社
2009年 4月 産業技術総合研究所入所
2016年12月 産総研発スタートアップ企業「SteraVision」を設立
現 SteraVision CEO (工学博士(東京工業大学))
崔 明秀
株式会社東芝
Nextビジネス開発部 新規事業推進室 フェロー
2004年、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程電気工学専攻修了
同年、東芝入社。研究開発センターワイヤレスシステムラボラトリーにて、無線通信用CMOSアナデジ混載集積回路の研究開発に従事。
2016年より研究開発リーダーとしてLiDARを含む各種センサ用CMOSアナデジ混載集積回路の研究開発に従事。
2021年よりIoTエッジラボラトリーに所属、上席研究員。
2023年より現職にてLiDAR事業化を推進。