ネットワークセンシングセッション

2024年07月18日(木) 12:45-15:00 マイドームおおさか(8F会議室)
【STC-5 【ネットワークセンシングセッション】エッジAIを組み込んだセンシング技術が、情報化時代・ネットワーク時代を牽引する!

情報化時代・ネットワーク時代は、センサに情報技術を取り込んだIoTセンサ、さらにはセンサにAIを組み込んだエッジAIセンサがセンサ市場を牽引します。
センサにエッジAIを組み込むために必要な半導体技術開発の取組み、エッジAIを実装したセンシング技術およびセンサデバイス開発の最前線を紹介します。

IoT時代のエッジAIアクセラレータ

東京大学 工学系研究科電気系工学専攻 教授 竹内 健 氏
エッジAIに向けたAIアクセラレータ・LSIを紹介する。データを取得したエッジでAI処理をすること。全てのデータをセンタに送る必要がない事から高速・低電力、およびプライバシーの確保が期待される。

その一方、エッジのリソースが限られた環境で重いAI処理を行うことは汎用のCPUでは難しく、専用のAIアクセラレータによる低電力化・高速化・低コスト化が期待されている。

本講演ではAIのエッジ処理に向けた、AIアクセラレータLSI、その中でも特にCiM(Computation-in-Memory)チップを紹介する。

IoT時代のエッジAIの将来動向とパナソニックの取組み

パナソニックホールディングス(株)
プロダクト解析センター 安全・EMCソリューション部
システム安全設計課 課長 岡本 球夫 氏
近年、AIはChatGPTに代表される技術的進化により、社会での活用が大きく進んでいる。その一つの潮流として、AIのエッジ化があり、センサデバイスにAIが組み合わさることによるIoT機器の知能化が社会に大きな変化をもたらすものと考える。

パナソニックでは、推論だけでなく、学習もエッジ側で行うオンデバイス学習AIによる予兆検知技術の開発に取り組んでおり、本講演では、その開発の現状と、新しいAI技術によって目指そうとしている未来の世界像について紹介を行う。

現場で学習できる超小型エッジAIチップの開発と応用

ローム(株) LSI事業本部 アソシエイトフェロー 西山 高浩 氏
AIの普及は、クラウドからエッジ、そして組み込みデバイスへと急速に進んでいます。
特に、組み込みAIシステムは近年注目を集めており、装置の異常予兆検知など様々な応用が期待されています。しかし、この分野には数多くの課題が存在します。

オンデバイス学習という最新技術を用いることでこれらの課題を効果的に解決できます。
我々は、そのアルゴリズムをハードウェアで実現するAIアクセラレータの開発に成功し、超小型AIチップに内蔵しました。そのチップを用いてどのようなことができるようになるのかご紹介します。
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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竹内 健

東京大学

工学系研究科電気系工学専攻 教授

1993年3月 東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了
1993年4月 東芝研究開発センターUSLI研究所研究員
2003年6月 スタンフォード大学ビジネススクール経営学修士課程修了、MBA
2006年2月 東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻、博士(工学)(論文)
2008年4月 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻准教授
2012年4月 中央大学理工学部電気電子情報通信工学科教授
2020年4月 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻教授

岡本 球夫

パナソニックホールディングス株式会社

プロダクト解析センター 安全・EMCソリューション部 システム安全設計課 課長

京都大学大学院  修士課程 修了 名古屋大学大学院 博士(工学)取得 1995年に松下電器産業株式会社(現パナソニックホールディングス株式会社)に入社 生産設備の開発、サービスロボットの開発、事業化を担当。現在はロボット・AI、電気製品に関する安全・評価技術の開発に従事。 2020年より産総研の特定集中研究専門員を兼任、AIの安全・品質評価技術の開発を行っている(2023年度 産総研理事長賞を受賞)。 【その他の役職】 ・大阪大学非常勤講師 ・ISO国際エキスパート ISO/TC299/WG2:サービスロボットの安全 ISO/TC299/WG4:サービスロボットの性能 ISO/TC199/WG12:機械安全(人と機械の相互作用)

西山 高浩

ローム株式会社

LSI事業本部 アソシエイトフェロー

1971年 京都生まれ。1995年 京都大学大学院工学研究科 修士課程修了。専攻は無線通信。
同年 住友電気工業(株)に入社、カーナビゲーションシステムの開発を担当。
2000年 ローム(株)に入社。光ディスクドライブ用システムLSI、無線LAN用ベースバンドLSIおよびモジュール開発を担当。
その後、デジタル/ソフト設計のスペシャリストとして先行技術開発チームを牽引し、オリジナルCPUコア(8bit、RISC-V 32bit)、モータコントローラ、エッジAI向けソリューションなどの開発を手掛けている。