レーザー基礎&応用技術セミナー

2026年04月22日(水) 09:30-12:25 2階 コンコース会議室 E26
【LE-1 レーザーの基礎

レーザーの基礎

京都大学 時田 茂樹 氏

化学研究所先端ビームナノ科学センター レーザー物質科学研究領域 教授

ファイバーレーザー事はじめ

名古屋大学 西澤 典彦 氏

大学院工学研究科 電子工学専攻 量子光エレクトロニクスグループ 教授

高出力ファイバーレーザーの基礎と最新動向

電気通信大学 白川 晃 氏

レーザー新世代研究センター 教授

受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 学生
¥20,000¥18,000 ¥17,000¥15,000 ¥5,000

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2026年04月22日(水) 13:10-16:05 2階 コンコース会議室 E26
【LE-2 レーザー取り扱いの基礎

レーザー安全の基本

オフィス橋新 橋新 裕一 氏

元 近畿大学理工学部 教授
レーザーの発展・普及に伴い、レーザーによる事故・事件が多くなってきています。
これまでは教育機関、研究機関、製造会社のレーザー取扱者が傷害を被る事故でしたが、最近では一般消費者の事故や事件が頻発しており、看過できなくなってきています。レーザーに対する安全意識を高めて、適切な安全対策を施し、安心してレーザーと関わって頂くことを願っています。

レーザーの持つ性質を、太陽光や一般光源と比較して説明します。レーザーに対する危険感受性を高めるため、レーザーが目や皮膚に与える影響について解説します。レーザーの放射口と放射される方向を確認すること。反射物の位置を確認し、可能ならば、レーザー装置の周辺から遠ざけること。適切なレーザーストッパー(終端)を用いること。保護めがね着用は安全対策の最終手段です。

JIS C6802「レーザ製品の安全基準」は「レーザ製品の安全」に名称変更して、2025年8月20日に改正、発行されました。「使用者への指針」が充実されています。IECおよびISOを含めた標準化作業から、レーザー安全の考え方を説明します。

●一般的(高校程度、一般論)

レーザービームの基礎と評価

中央大学 庄司 一郎 氏

理工学部 電気電子情報通信工学科 教授
レーザーを利用するということはレーザービームを取り扱うことを意味するので、ビームの特徴や性質についての基本的事項について、レーザーに関わる仕事をするなら是非とも素養として身につけておきたいものです。
本セミナーでは最も重要なガウシアンビームを中心に、レーザービームの基礎とビームを特徴づける各種パラメータおよびその評価法について、以下の内容で解説します。

 1. ガウシアンビームとは?
 2. ビーム半径と測定法
 3. ビーム拡がり
 4. ビーム強度とパワー
 5. ガウシアンビームの波面
 6. 高次モードビーム
 7. ビーム品質(M2およびBPP)とその評価法

●入門程度(大学一般教養程度)

光学素子の選び方と取り扱い

元 レーザー技術総合研究所 本越 伸二 氏


受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 学生
¥20,000¥18,000 ¥17,000¥15,000 ¥5,000

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2026年04月23日(木) 09:30-12:25 2階 コンコース会議室 E26
【LE-3 新世代のレーザー加工

高出力加工用レーザーと自動車応用

(株)タマリ工業 三瓶 和久 氏

特命プロジェクト フェロー
高出力加工用レーザーの自動車応用について、レーザー発振器、および周辺機器の進化について解説しながら、自動車生産への適用の事例を紹介する。

直近では、カーボンニュートラルの実現に向けて、自動車のCO2排出量削減への要求は高く、EV化が急速に進むことが予測されている。パワートレーンの電動化に伴い2次電池、モーター等の電動化部品への対応で、溶接材料はこれまでの鋼材中心の構成から、銅アルミの比率が増加していく。また、その生産量が急増することになる。これらに対応するためには溶接の高速化、高品質化が必須であり、レーザー発振器、周辺機器の進化を伴いながら、生産ラインへの適用が広がりつつある。

また、PHEV、HEVに搭載するエンジンの高効率化の要望は高く、インジェクタの墳口の高精度微細孔加工や摺動面の摩擦低減を目的とした微細テクスチャリング加工のニーズが高まっている。超短パルスレーザによる微細加工はこれまでスループットが課題とされてきたが、高出力が急速に進み、実部品への適用が始まっている。

●一般的(高校程度、一般論)

次世代ものづくりを目指したスマートレーザー加工


高出力青色レーザおよびBlue-IRハイブリッドレーザを用いたレーザ加工

古河電気工業(株) 安岡 知道 氏

研究開発本部 エレクトロニクス研究所
近年、自動車の電動化が進んでおり、日本国内ではハイブリッド車の販売台数が乗用車全体の半数以上を占めるまでに成長している。また、カーボンニュートラル実現に向け、電動車は今後さらに需要が拡大すると予測される。

電動車に搭載されるモーター、インバータ、バッテリー、配線、バスバーには大量の電流が流れるため、主要導電材料として銅(Cu)が広く用いられている。それらの接続部は従来、ボルト締結やTIG溶接などによって接合されてきた。しかし、レーザ溶接を用いることで締結用ボルトの削減、設計自由度の向上、部品の小型化・軽量化といったメリットが期待できる。

一方、従来の赤外波長レーザによる銅溶接では、銅の低い吸収率と高い熱伝導性により溶融が不安定となり、欠陥抑制が難しいという課題があった。

これらの課題に対し、当社では青色レーザおよび Blue-IR ハイブリッドレーザを開発し、安定した銅溶接を実現するソリューションを提案してきた。本講演では、これらレーザの加工能力と具体的な加工事例を紹介する。

●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 学生
¥20,000¥18,000 ¥17,000¥15,000 ¥5,000

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2026年04月23日(木) 13:10-16:05 2階 コンコース会議室 E26
【LE-4 半導体レーザーとその応用

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)の最近の進展と応用


有機レーザー分子の設計とデバイス展開


赤色/緑色/青色半導体レーザーとその応用

シャープ福山レーザー(株) 平野 恭章 氏

レーザー事業部 取締役 事業部長
本公演では、赤色/緑色/青色半導体レーザーについて、低中出力レーザ(Singleモード)と高出力レーザ(Multiモード)のそれぞれの、電気特性、光学特性及び寿命について説明を行う。さらに、これらの特性をもつ半導体レーザの適応商品の歴史と、今後の市場について紹介を行う。

低中出力用のレーザでは、AR/VR glassなどのモバイル機器に加えて車載への応用が見込まれる。この場合、低消費電力化、小型化が重要であり、その対策方法の一例を述べる。また、RGB レーザで使用されるケースが多いことから、特に赤レーザの温度特性の改善、信頼性改善の重要性と状況について述べる。さらに、高出力レーザでは、ProjectorやレーザTV、加工用レーザが今後、拡大する市場と想定される。

これらは、今後、高出力化が望まれ、効率の改善と信頼性の確保が重要とされる。特に加工用のレーザーにおいて、銅加等に有意な青色Laserの技術/PKGについての動向と特性改善の取り込みの最新情報について、紹介する。さらに、今後の展開として、新しい応用分野として、農業への応用についての取り組みに言及する。

●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 学生
¥20,000¥18,000 ¥17,000¥15,000 ¥5,000

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2026年04月24日(金) 09:30-12:25 2階 コンコース会議室 E26
【LE-5 テラヘルツ分光・イメージングの基礎から産業応用まで

受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 学生
¥20,000¥18,000 ¥17,000¥15,000 ¥5,000

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2026年04月24日(金) 13:10-16:05 2階 コンコース会議室 E26
【LE-6 光・レーザー給電:地上,空中,水中から宇宙まで

光無線給電システムの研究開発動向:IoT端末から移動体、水中まで

東京科学大学 宮本 智之 氏

総合研究院 未来産業技術研究所 教授
無線給電は、配線の敷設・接続・保守の負荷低減が可能なほか、バッテリー搭載量の大幅削減や充電作業・充電時間の負荷低減など、非常に多くの利点・利便性がある。このため無線給電は新たな機器や応用などを創出し、社会の大きな変革につながる基盤技術といえる。

光源から出射したビーム光を空間伝搬させて受光素子に照射することで発電する光無線給電は、既存の無線給電方式に比べて、数cmからkmクラスの長距離まで対応可能であり、また、高出力光源を用いることでkWクラスの電力まで対応可能、さらに電磁ノイズ干渉を起こさないといった優れた特徴がある。このため、屋内から屋外までの非常に多くの機器への無線給電を可能にすると期待される。この光無線給電は1970年前後に提案されていたが、最近になり、様々な技術や様々な応用に向けた取組が活発化し始めた分野である。

本講演では、屋内から屋外向けの IoT小型端末向けから、地上、空中などの移動体への移動中給電の可能性、また水中応用の検討状況などを著者らの取り組みを中心に解説する。

●入門程度(大学一般教養程度)/●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

< 企画中 >


長距離レーザ無線給電の実証と宇宙応用に向けて

NTT(株) 落合 夏葉 氏

宇宙環境エネルギー研究所 研究員
レーザ無線給電は、レーザを用いて、電線を用いずに離れた場所にエネルギーを届ける技術である。
レーザ光の高い指向性を活かすことで、長距離伝送やシステムの小型化が可能となり、次世代のエネルギー伝送技術として注目されている。一方で、特に長距離伝搬時には、回折や大気の影響によるビームパターンの乱れが生じ、伝送効率の低下や出力変動が問題となる。

本講演では地上の強い大気影響下で実施した、長距離レーザ無線給電実証について紹介する。
本実証では、長距離ビーム整形技術や出力安定化技術を用いることでレーザ無線給電の高効率化を図り、約1 kWのレーザ光を距離1 km伝送し、約150 Wの電力に変換することに成功した。さらに、これらの知見を踏まえ、月面ローバ給電や宇宙太陽光発電といった宇宙応用に向けた可能性と技術的課題を示すとともに、将来の実装を見据えた、さらなる高効率化およびシステムの小型化に向けた研究開発の方向性について述べる。 

●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 学生
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購読者割引は読者番号(送本時の宛名ラベルに記載)とお申込み者のお名前が一致している方が対象となります。

受講申し込み後のキャンセルは受け付けておりません。申し込み後、受講者のご都合で欠席となる場合でも受講料は申し受けます。テキスト(pdf)は事前に参加者全員にメールにてお送りいたします。
なんらかの不可抗力により該当セミナー、及び付帯するイベントの開催が不可能となった場合、主催者は受講のキャンセルの受け付け致しません。また、受講料の返金を含む、これにともなった損害の補填・補償は行いません。

【不可抗力】台風、洪水、地震を含む天災、あるいはそれらを原因とする様々な事態、疾病や伝染病の蔓延、労働争議、主催者の合理的なコントロールを超えた会場設備の使用制限や講師の欠席等を含むもの


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橋新 裕一

オフィス橋新

元 近畿大学理工学部 教授

博士(工学)。
1982年4月、近畿大学理工学部助手、1998年専任講師、2003年助教授、2007年准教授、2012年教授、2021年非常勤講師。
2023年同大学退職、2023年オフィス橋新(代表)。
レーザー学会(フェロー)、日本レーザー医学会(名誉会員)、光産業技術振興協会(IEC/TC76レーザ安全性標準化部会およびISO/TC172/SC9国内対策委員会・委員)。
2002年日本レーザー医学会総会賞、2009年国際レーザー医学・医療学会Good Speech Award、2013年IEC1906賞。
2025年経済産業大臣表彰(規格開発・認定・認証部門)

庄司 一郎

中央大学

理工学部 電気電子情報通信工学科 教授

北海道室蘭市出身
1992年東京大学工学部物理工学科卒
1994年東京大学工学系研究科修士課程物理工学専攻修了
1995年同博士課程中途退学
1995年東京大学工学部助手、1999年分子科学研究所研究員、2002年同助手を経て、2004年より中央大学理工学部専任講師。
2005年同助教授、2007年同准教授を経て、2010年同教授、現在に至る。
専門は固体レーザーおよび非線形波長変換材料とデバイス。
応用物理学会、レーザー学会、電子情報通信学会、OPTICA、SPIE各会員。
応用物理学会理事。
レーザ協会元会長・現理事。
第11回(2001年秋季)応用物理学会講演奨励賞、2016年度第40回レーザー学会業績賞(進歩賞)受賞。
OPTICAフェロー

三瓶 和久

タマリ工業

特命プロジェクト フェロー

1974.4 トヨタ自動車株式会社入社
    電子ビーム、レーザー等の高エネルギー密度熱源を利用した接合技術開発、システム開発に従事
  2009.3 株式会社 レーザックス入社 専務取締役
2010.6 IPGフォトニクスジャパン株式会社入社 理事
2010.9 前田工業株式会社入社 取締役 を経て
2015.9 タマリ工業株式会社入社 技術フェロー
現在に至る。
溶接学会フェロー、レーザ加工学会理事

安岡 知道

古河電気工業(株)

研究開発本部 エレクトロニクス研究所

2012年 東北大学大学院工学研究科応用物理学科専攻修了。
同年 古河電気工業株式会社入社古河電気工業株式会社入社
入社後、産業用レーザを用いた加工技術に従事。

平野 恭章

シャープ福山レーザー(株)

レーザー事業部 取締役 事業部長 兼 第一開発部長

1995年、法政大学大学院電気工学研究科博士課程卒業、「Si基板上へのβ-SiCの低温単結晶成長と不純物制御に関する研究」で博士号を取得。
1994年にシャープ株式会社に入社。
入社後、フラッシュメモリの設計開発に従事、2004年~2008年電子情報通信学会 集積回路学会ICD専門委員。
2009年~2017年LEDバックライ、LED照明、モバイル向けサイド発光LEDの開発責任者を経て、2018年より半導体レーザーの開発責任者、2021年11月より、シャープ福山レーザー株式会社レーザー事業部、取締役事業部長。
2025年12月よりフォックスコン福山テクノロジーズ開発統轄部部長兼第二開発部長を経て現在に至る。

宮本 智之

東京科学大学

教授

1996年3月 東京工業大学博士課程修了、博士(工学)
1996年4月 東京工業大学 助手
1998年講師
2000年助教授(現在は准教授に職名変更)
(2024年に統合により大学名が東京科学大学に)
現在に至る
この間、2004年10月~2006年9月文部科学省学術調査官を兼務

研究分野は光エレクトロニクス・フォトニクスであり,以前は面発光レーザーを中心とした半導体光デバイスの研究を実施.2014年頃より光無線給電に関する研究を推進。

落合 夏葉

NTT(株)

宇宙環境エネルギー研究所 研究員

東京大学工学部電気電子工学科卒業。同大学院工学系研究科電気系工学専攻修了。NTT株式会社に所属し、レーザ無線給電および、レーザ伝送技術の研究開発に従事している。地上での長距離レーザ無線給電の高効率実証を中心に研究を進めている。近年は、ドローン給電や宇宙応用を見据えたシステム小型化・高機能化技術にも取り組んでいる。