メタマテリアル/メタサーフェス

2026年11月10日(火) 13:30-16:00 2階 コンコース会議室 E24
【MM-1 】 メタマテリアル/メタサーフェスセミナー



メタサーフェス・メタレンズの設計・製造の基礎から、最新の熱制御技術、さらに産業・社会実装に向けた研究まで、第一線の研究者が解説します。メタマテリアル・メタサーフェスの「いま」と「これから」を知ることができるセミナーです。
本セミナーは、11/10(火)から11/12(木)パシフィコ横浜にて開催する「Photonics Innovation2026」の併設セミナーです。

●開催日時:2026年11月10日(火)13:30~16:00
●会場:パシフィコ横浜 E24会議室
●参加料【WEB事前申込特価】:
 ・一般 18,000円(税込)
 ・協賛団体会員・出展社・月刊オプトロニクス定期購読者 15,000円(税込)
 ・学生 5,000円(税込)
※当日会場申込料金:
  一般 ¥20,000 / 協賛団体会員・出展社・月刊オプトロニクス定期購読者 ¥17,000 / 学生 ¥5,000


セミナー申込ページ

誘電体メタサーフェス・メタレンズの設計・製造の基礎

東京農工大学 大学院工学研究院 教授
岩見 健太郎 氏


広帯域熱吸収メタサーフェスの設計と熱エネルギー利用への展開

東京農工大学 工学部知能情報システム工学科 教授
久保 若奈 氏

熱は身の回りに広く存在する未利用エネルギーであり、その有効利用に向けて熱放射を自在に吸収・制御するメタサーフェスが注目されている。

講演者は、環境中の熱放射を回収して発電する「メタマテリアル熱電変換」や、熱放射の回収と熱輸送を組み合わせて電子デバイス等を冷却する「メタマテリアル非放射冷却」の研究を進めてきた。これらの性能向上には、特定波長のみを吸収する従来の狭帯域構造ではなく、黒体放射スペクトルに整合して熱エネルギーを広い波長域から回収できる広帯域メタサーフェスの実現が重要となる。

そこで、多数の構造パラメータを有するハイパーボリックメタマテリアルに深層強化学習を適用し、広帯域な赤外吸収を実現する構造を探索・設計した。
さらに、メタマテリアルの社会実装を見据え、大面積化・量産化に適した平面積層構造に非エルミート光学の設計概念を導入し、黒体放射に整合する広帯域赤外吸収体を開発した。

本講演では、これら二つの設計アプローチと、熱エネルギー利用への展開について紹介する。 

●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)/中級程度(大学院程度、ある程度の経験を有す)

産業と社会に貢献する光波制御メタサーフェス/メタマテリアルの可能性

東北大学 大学院工学研究科 教授
メタマテリアル研究革新拠点(Meta-RIC®) 拠点長
金森 義明 氏

メタマテリアル・メタサーフェスは、波長よりも小さな人工構造を利用することで、自然界の材料だけでは実現が難しい特異な光学・電磁特性を生み出し、光からテラヘルツ波、ミリ波まで幅広い電磁波を自在に制御できる革新的な技術です。

近年は、その特異な光学・電磁特性を活用し、通信、センシング、光学、エネルギー、バイオ・メディカルなど、多様な分野での社会実装が期待されています。

本講演では、メタマテリアル・メタサーフェスによる光・電磁波制御の基本的な考え方を概説するとともに、私たちのグループが取り組んできた研究成果と応用展開を紹介します。

具体的には、メタレンズをはじめとする小型・薄型光学素子、ロボットやスマートフォン・モバイル端末への応用、次世代6G通信を見据えたテラヘルツ・サブテラヘルツ帯のメタマテリアル、さらに三次元バルクメタマテリアルなどの研究を取り上げます。

加えて、エネルギー、バイオ・メディカル分野などへの展開や、産学連携を通じた社会実装への取り組みを紹介し、メタマテリアル・メタサーフェスが今後の産業や社会にもたらす新たな可能性を展望します。

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久保 若奈

東京農工大学

工学部知能情報システム工学科 教授

2006年東京大学大学院卒。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員、JSTさきがけ研究員を経て2016年より東京農工大学・大学院工学府電気電子工学専攻准教授。2023年より現職。応用物理学会、Optica, SPIE各会員。2026年より応用物理学会理事。主な研究テーマは光機能性材料の開発。2010年よりメタマテリアルについて、また2020年より、メタマテリアルを用いたエネルギーデバイスの研究に従事。