パワーレーザーPlus講演会

2026年11月10日(火) 13:05-16:45 展示ホール内特設会場2
【PLP-1 】 レーザーは、ものづくりをどう変えるのか ―高出力化・微細化で広がる加工技術―

共催:レーザ加工学会

青色・高出力レーザーが拓く銅加工と次世代ものづくり

大阪大学 接合科学研究所 准教授
佐藤 雄二 氏


高出力ダイオードレーザーと青色レーザーによる銅・異材接合の最新動向

レーザーライン(株) 代表取締役
武田 晋 氏


調整中

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休憩


自動車部品生産を変えるレーザー加工技術―量産適用とプロセス安定化

(株)デンソー 先進プロセス研究部 研究統括室 担当次長
白井 秀彰 氏


次世代レーザー加工を支えるビーム成形技術―高速・高精度・スマート加工へ

宇都宮大学 オプティクス教育研究センター 教授
早崎 芳夫 氏

 レーザー加工は,レーザー光源や自動ステージ等の費用対性能の向上による高精細化や高スループット化により,用途の拡大がなされてきた.今後も,さらに,加工品質を維持した上でスループットを向上しつつ,更なる高性能化・高機能化を求められる.それぞれの用途に応じた,加工形状の高度化と加工対象の高度化が進む中,集光ガウシアンビームの調節だけでは,対応の難しい課題もあり,フラットトップビームや長尺ビームを最も簡単な実用例として,産業において多様なビーム成形によるレーザー加工の利用が広がる.
我々は,空間光変調素子に表示した計算機ホログラムを用いた可変なビーム成形レーザー加工の研究を25年以上実施し,関連論文を含め50報以上の論文を発表した.本発表では,ホログラフィックビーム成形を用いたレーザー加工を理解する上で必要な光学理論や実装するために必要なコツやノウハフについて示す.

高エネルギービームによるミクロ加工・マイクロ加工の新展開

広島大学 教授
岡本 康寛 氏


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2026年11月12日(木) 13:05-16:45 展示ホール内特設会場2
【PLP-2 】 レーザーは宇宙で何ができるのか― 給電・地球観測・ロケット点火・光通信・デブリ対策 ―

光無線給電の最新動向と今後の展望

東京科学大学 総合研究院 未来産業技術研究所 教授
光無線給電検討会 代表
宮本 智之 氏

光無線給電は、レーザー光などを用いて空間を介して電力を伝送する技術であり、機器の移動・配置の自由度を高める新たな給電手段として期待されている。

本講演では、光無線給電の基本原理とシステム構成を紹介し、光の回折や伝送距離、受光条件などが給電システムの設計にどのように関わるかを概説する。続いて、光源や受光系、ビーム制御、安全技術などに関する最近の研究開発と、長距離・高出力化を目指した国内外の実証例を紹介し、技術が現在どの段階まで進んでいるかを俯瞰する。さらに、IoT機器や移動体、宇宙などへの応用を念頭に、今後求められる技術の進展と、安全性や制度面を含む社会実装上の課題を整理し、光無線給電の中長期的な発展の方向性と将来展望について述べる。 

宇宙からレーザーで地球を測る ― 衛星搭載ライダーと地球観測の未来 ―


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休憩


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パワーレーザーの先進宇宙応用 ― 宇宙状況把握からデブリ除去まで ―

パワーレーザー(株) 代表取締役
山本 和久 氏

宇宙分野でのレーザー応用が活発化しています。すでに宇宙光通信や衛星搭載LiDARが実用化されているほか、レーザー給電や宇宙デブリ除去などの技術開発が進められています。なかでも、物体の距離測定を行うLiDARにはパルスレーザーが利用されています。

近年、深刻な問題となっている宇宙デブリに対しては、パルスレーザーを用いた観察から、さらにはデブリそのものを除去する技術の開発が精力的に進められています。

本セミナーでは、地上からのパルスレーザーを活用した最新の「宇宙状況把握(SSA)」から、具体的な「デブリ除去技術」への応用までを詳しくご紹介します。 

ライダー衛星コンステレーションによる3次元地球観測構想

(株)Orbital Lasers CLTO(Chief Laser Technology Officer)
丸山 真幸 氏

地球の表面を立体的に捉える3次元データは、防災、森林管理、インフラ点検、都市計画など、さまざまな分野で重要になっている。本講演では、レーザーで地表までの距離を測るLiDAR装置を小型衛星に搭載し、複数の衛星を連携させて3次元地球観測を行う構想を紹介する。各国の宇宙機関が運用してきた従来の衛星LiDARは、衛星の軌道に沿った線状の観測が中心であった。
これに対し、本構想では、非常に弱い光を検出できる2次元の光センサを用い、1回のレーザー照射で面的に多数の距離情報を取得する。得られた距離情報を衛星の位置や姿勢、光が届いた方向や標定点と組み合わせることで、地表上の3次元位置を高精度に求める。
さらに、衛星の移動に合わせて観測を繰り返して3次元点群データを形成し、同じ観測機能を持つ小型衛星を複数組み合わせることで、観測機会と対象範囲を拡大し、広域かつ高頻度な3次元地球観測の実現を目指す。

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早崎 芳夫

宇都宮大学

オプティクス教育研究センター 教授

1965年生,1993年3月筑波大学,博士(工学).
1993年4月理化学研究所フォトダイナミクス研究センター,1995年4月徳島大学工学部光応用工学科,2008年4月宇都宮大学オプティクス教育研究センター,現在,同所属で教授である.
専門は,システム科学であり,特に,情報光学,光干渉計測,レーザー加工における光を用いたシステムデザインである.
OSAおよびSPIE,応用物理学会のフェロー会員,レーザー学会の上級会員,日本光学会およびレーザー加工学会,電気学会の会員である.

宮本 智之

東京科学大学

総合研究院 未来産業技術研究所 教授/光無線給電検討会 代表

1996年東京工業大学大学院博士課程修了、博士(工学)。東京工業大学助手、講師、准教授を経て、現在、東京科学大学教授。光エレクトロニクス、フォトニクス、半導体光デバイスの研究に従事し、2014年頃より光無線給電を中心とした研究を推進。

山本 和久

パワーレーザー株式会社

代表取締役

パナソニック㈱を経て、大阪大学レーザー科学研究所教授、現在(株)パワーレーザー代表取締役。
工学博士。レーザー学会フェロー。

丸山 真幸

(株)Orbital Lasers

最高レーザー技術責任者

2002年より物質・材料研究機構にてレーザー開発に従事。以降、ベンチャーや理化学研究所でのレーザー研究開発業務を経て、株式会社 Orbital Lasers の宇宙用レーザー開発を主導。博士(工学)。
応用物理学会講演奨励賞、レーザー学会優秀論文発表賞を受賞。文部科学省 科学技術・学術政策研究所 専門調査員、衛星地球観測コンソーシアム有識者会員、ディープラーニングコンテスト(DCON)一次審査員・アドバイザを務める。