ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた材料・プロセス技術開発
2026年11月12日(木)
10:30-11:30
展示ホール内特設会場1
【PS-1 】
ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた材料・プロセス技術開発
(国研)産業技術総合研究所
再生可能エネルギー研究センター ペロブスカイト太陽電池研究チーム長
村上 拓郎 氏
再生可能エネルギー研究センター ペロブスカイト太陽電池研究チーム長
村上 拓郎 氏
ペロブスカイト太陽電池(PSCs)は、高い光電変換効率、軽量フレキシブル性、低コスト化の期待から、次世代太陽電池として注目されている。一方、実用化には耐久性、大面積の製造技術、低コスト製造プロセスの最適化などの課題が残されている。
本講演では、PSCsの実用化に向けた材料開発、製造プロセス、分析・評価技術、データ駆動型プロセスによる最適化に関する研究開発を紹介する。耐久性向上に向けて、ドーパントフリー正孔輸送材料、新規ドーパント、ホスホン酸系添加剤などの機能性材料を開発するとともに、分光学的・構造的解析による劣化抑制機構の解明を進めている。
また、大規模製造に向けた連続塗布プロセスや自動作製技術を開発し、ベイズ最適化を含むプロセスインフォマティクスを活用した効率的な製造条件の探索にも取り組んでいる。これらの材料、製造、評価、データ科学を統合した研究開発を通じ、PSCsの実用化に向けた課題と今後の展望について議論する。
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村上 拓郎
(国研)産業技術総合研究所
再生可能エネルギー研究センター ペロブスカイト太陽電池研究チーム長
2005年に桐蔭横浜大学大学院工学研究科材料工学専攻を修了し、博士(工学)を取得。同年よりスイス連邦工科大学(EPFL)で博士研究員として研究に従事。2007年に帰国後は桐蔭横浜大学医用工学部専任講師を務め2011年より産業技術総合研究所に所属し、ペロブスカイト太陽電池を中心とした次世代太陽光発電技術の研究開発を推進している。光キャパシタ創生研究で2005年にScientific American 50 Awardを受賞し、2006年にはプラスチック色素増感太陽電池および光キャパシタ研究でHonda-Fujishima Prizeを受賞。日本学術振興会特別研究員(2004–2006)を経て、2022年からはグリーンイノベーション基金事業「次世代型ペロブスカイト太陽電池の実用化に資する共通基盤技術開発」の産総研代表を務める。
