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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/9/17 Vol.150 ━ ┃☆ OPTRONICSメールマガジン ☆ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ オプトロニクス社 ━
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 2色のテープの意味 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 酒の席で叔父に仕事を聞かれた弟が「掃除機のコードの最後に黄色と赤の テープが巻いてあるでしょ?あれ僕が巻いているんです」と冗談で返したとこ ろ,叔父は真顔で「そうか…」と言ったきり考え込んでしまいました。 ところであのテープは何故,黄色と赤の2枚が巻いてあるのでしょうか。赤 がコードの終端を知らせるのは分かりますが,黄色はその終端が近いという警 告なのでしょうか。 メーカーによって多少異なるものの,多くの場合,黄色のテープは「コード をここまで本体から引き出して使ってください」という意味なのだそうです。 コードを収納したまま使用すると熱がこもってしまうことがあるため,こうし た印を付けているのです。 いちいちコードを引き出して使うのはなんだか面倒ですが,言われてみれば なるほどという気もします。ところであのテープは人の手によって巻かれてい るのでしょうか。掃除機の取り扱いがあるメーカー勤務の方,是非教えてくだ さい。【杉】 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ OPTRONICS ONLINE 「オススメ記事/動画」 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ■若手研究者の挑戦「複合化セラミックスシンチレーターのX線高空間分解能 イメージングへの応用」 http://optronics-media.com/publication/%e8%8b%a5%e6%89%8b%e7%a0%94%e7%a9%b6%e8%80%85%e3%81%ae%e6%8c%91%e6%88%a6/20150907/35038/3/ 新企画「若手研究者の挑戦」第二回目は,亀島敬氏(高輝度光科学研究セン ター/理化学研究所)による新規シンチレータ―の制作/応用についてです。 現在のシンチレータ―によるX線イメージングは,イメージの滲みや検出面 の感度ムラが大きく,定量性に劣るとされています。これを改善するために, 著者は透明セラミックスの複合化技術を利用した薄膜シンチレーターの製法を 考案しました。 このシンチレータ―は,間接変換型の理論限界に迫る高空間分解能を実現で きるため,X線自由電子レーザー(XFEL)・大型放射光施設分野で不可欠な検 出器になることが期待できるそうです。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【OPTRONICS Twitter/facebookのつぶやき】 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ Twitter/facebookのオプトロニクス社アカウント https://twitter.com/optronics https://twitter.com/OPTOTV https://www.facebook.com/optronics.co.jp ここで紹介する以外の情報もいろいろ呟いています。上記のアカウントを是非 フォローしてください。 今週の気になるニュース/製品情報 ※【ネットで注目の光技術】はネット上で見つけた話題です。ソースを確認し ていませんので,内容についてはご自身で判断をお願いします。 【光技術】 ■東工大,液体金属の粒子サイズを操りプラズモン吸収の制御に成功 http://optronics-media.com/news/20150903/35074/ ■東芝,CO2をPET材料に変換する光合成触媒を開発 http://optronics-media.com/news/20150909/35207/ ■東工大ら,ビスマス薄膜が半導体になると実証 ■富士通,携帯機器向けテラヘルツ受信機を開発 http://optronics-media.com/news/20150908/35158/ ■太陽光発電向けフライホイール蓄電システムが完成 http://optronics-media.com/news/20150904/35111/ ■NHK,HDR対応85型8K液晶ディスプレイを開発 http://optronics-media.com/news/20150903/35092/ ■キヤノン,APS-Hで約2億5,000万画素のCMOSを開発 http://optronics-media.com/news/20150908/35166/ ■キヤノン,質感情報をプリントで再現する技術を開発 http://optronics-media.com/news/20150908/35170/ ■NEDO,次世代航空機向けの装備品開発に着手 http://optronics-media.com/news/20150908/35180/ ■三菱電機,ドップラーライダーを香港国際空港に納入 http://optronics-media.com/news/20150909/35203/ ■パイオニアとHERE,自動運転向け地図で協力 http://optronics-media.com/news/20150908/35184/ ■NEC,ノルウェーの通信事業者とシステム提供の契約を締結 http://optronics-media.com/news/20150909/35225/ ■NEC,マレーシアで光海底ケーブルを受注 http://optronics-media.com/news/20150903/35085/ ■中小型AMOLEDなど光学関連電子部品市場,2020年に2倍以上に http://optronics-media.com/news/20150909/35214/ 【宇宙/天文】 ■阪大ら,レーザーで超新星爆発の原子状態を再現 http://optronics-media.com/news/20150904/35119/ ■東大ら,ダークマターの季節変化を観測 http://optronics-media.com/news/20150909/35197/ ■国立極地研究所,脈動オーロラの仕組みを解明 http://optronics-media.com/news/20150908/35153/ ■国立天文台ら,太陽観測ロケット実験に成功 http://optronics-media.com/news/20150907/35125/ ■千葉工大,天体重爆撃が金星と地球を分けたと発表 http://optronics-media.com/news/20150908/35149/ ■JAXA,衛星と64APSKによる505Mb/sでの通信に成功 http://optronics-media.com/news/20150904/35107/ 【医療/バイオ】 ■芝浦工大,アメフラシの脳神経活動を可視化 http://optronics-media.com/news/20150904/35103/ 【その他技術】 ■阪大ら,グラフェンの電子分配過程の観測に成功 http://optronics-media.com/news/20150907/35129/ ■東工大,大容量リチウム空気電池のグラフェン電極を開発 http://optronics-media.com/news/20150903/35078/ 【新製品】 ■アバールデータ,InGaAs赤外ラインセンサーカメラを開発 http://optronics-media.com/news/20150907/35137/ ■ソニー,厚さ4.9mmの4K液晶テレビを発売 http://optronics-media.com/news/20150909/35211/ ■キヤノン,4K/8Kソリューションを加速 http://optronics-media.com/news/20150908/35174/ ■コニカミノルタ,世界最速の自動スキャン分光測色計を発売 http://optronics-media.com/news/20150909/35220/ 【Webで話題の光技術】 ■有機ELテレビで攻勢かけるLG。S字カーブの両面型も http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150909_720234.html ■発表した有機ELテレビ,パナソニックのプラズマテレビを超える黒を表現 http://ascii.jp/elem/000/001/047/1047539/ ■パナソニック,有機EL TVを10月欧州発売 http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20150903_719270.html ■山形大が有機材料研究科を新設 http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201509/20150905_53031.html ■超軽量475g,高輝度800ルーメン,LEDモバイルプロジェクター https://www.value-press.com/pressrelease/146603 ■自動運転のカギを握る「レーザースキャナー」いよいよ実用化へ https://newswitch.jp/p/1969 ■走りを楽しむ発想は変わらない! 日産が進める自動運転の世界とは http://autoc-one.jp/nissan/leaf/special-2336872/ ■シャープ,車両周囲の歩行者を検知するサラウンドビュー http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/090700203/ ■ソニー:自撮りの次は1秒1000枚撮影,画像センサーの応用拡大へ http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NSNCC66S972901.html ■MITが「絶対に白飛びしない」技術を開発 http://japan.digitaldj-network.com/articles/43379.html ■レーザーで,メラノーマと非がん性のほくろを100%の精度で区別 http://www.qlifepro.com/news/20150907/in-testing-using-a-laser-distinguish-mole-of-melanoma-and-non-cancerous.html ■英国防省,核融合エンジンとレーザー砲を搭載した次世代戦闘艦 http://www.businessnewsline.com/news/201509071350540000.html ■ams,米ニューヨーク州に半導体工場を建設 - 20億ドル規模の投資を計画 http://news.mynavi.jp/news/2015/09/04/086/ ■4〜6月は14%減,成長限界が見える国内太陽電池 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1509/03/news044.html ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ Ian's English Corner ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ オプトロニクスで英語を教えるロンドンっ子のイアン氏,食あたりの原因はバ スケットの帰りに食べたケバブとにらんでいるようです。 問題 David told Sarah that she "ought to go the zoo." In this example, what does "ought to" mean? she should avoid the zoo she must go to the zoo she should go to the zoo 答えは下に。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 塩に耐えるイネ ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ みなさんは「耐塩性作物」というのをお聞きになったことはありますでしょ うか。先日番組で観たところ,文字とおり塩に耐えて育つ植物だそうで今研究 が活発に行なわれているようです。 開発の背景には世界の灌漑農地で塩類集積により作物が生育できなくなって いることがあるようです。塩類集積とは耕作地の土壌表層に塩類が集積するこ とで,過剰な開拓や灌漑が行われたことが原因だとか。 この灌漑農地が世界の食料生産の4割を支えているのですが,全灌漑農地面 積3億haの約1/4がすでに塩類集積によって作物が収穫できないそうです。そし て毎年150万haの灌漑農地が塩類集積により失われているというからかなり深 刻です。 劣化してしまった土壌。技術的に塩害農地を修復すること不可能ではないそ うですが,多くの時間,労力,コストがかかってしまう。そこで食糧を安定的 に収穫していくためにも耐塩性作物を育成していくことが大切になってくると いうのです。 番組で紹介していたのは岩手生物工学研究センターが開発した耐塩性イネ。 6,000種類ものひとめぼれの突然変異体のタネを塩水に撒き,その中からたっ た1つ生き残ったものと通常のひとめぼれとの交配を重ねていき完成に至った そうです。 そして耐塩性イネと普通のイネとを海水に浸したところ,耐塩性イネは枯れ る事なく成長しました。塩分は穂ではなくイネの下部の古い葉に溜められるた め,味がしょっぱくなることはないそうです。 また,日本原子力研究開発機構と東京農業大学の共同チームは,海水が混ざ る河口などに生育できるイネ科植物のヨシについて研究を進めているとか。 地球上で7割を占める海。今後,研究が進んでいけば世界中で海上菜園が見 られるようになるかもしれませんね。ちなみに今年は国際土壌年でもあるそう です。【愛】 ---------------------------------------------------------------------- ◆光のオンライン書店 http://shop.optronics.co.jp/ OPTRONICS eBOOK http://optronics-ebook.com/ ■月刊OPTRONICS 9月号特集 「テラヘルツ技術の最前線―光源と応用の最新動向」 http://www.optronics.co.jp/magazine/opt.php これまで未踏領域とされていたテラヘルツ帯の研究・開発が実用レベルにま で進展しています。装置も製品化されており,最先端計測の研究開発の現場で 活用されています。最新号9月号では「テラヘルツ技術」を特集しています。 光源からシステム応用にいたるまでの研究トピックを集め,解説しています。 さらにOPTRONICS Onlineで,本9月号特集と連動したコーナーも設けていま す。理化学研究所の大谷知行氏によるテラヘルツ研究動向を俯瞰された「総 論」も掲載しています。 http://optronics-media.com/news/20150901/34610/ ≪月刊OPTRONICS 9月号 特集目次≫ ■総論 ─テラヘルツ技術の最前線─ 国立研究開発法人理化学研究所 大谷知行 ■テラヘルツ光パラメトリック光源の最先端 国立研究開発法人理化学研究所1,名古屋大学2 林伸一郎1, 2,縄田耕二1,瀧田佑馬1,川瀬晃道2, 1,南出泰亜1 ■共鳴トンネルダイオードによる室温小型テラヘルツ光源 東京工業大学 浅田雅洋,鈴木左文 ■テラヘルツフォトニック結晶とその通信応用 大阪大学 冨士田誠之,鶴田一魁,永妻忠夫 ■最新のテラヘルツ分光システム 螢▲疋丱鵐謄好函\礁照房,佐藤周作 ■テラヘルツ波ケミカル顕微鏡の開発 岡山大学 紀和利彦,堺健司,塚田啓二 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 【11月26日】光設計研究グループ 第58回研究会 「最近の光学技術と今後の展望」 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 光学技術は,私たちの生活の様々な場所で利用されています。その活躍の場 はデジタルカメラやウェアラブルグラス等の利便性と携帯性に富んだ製品から, 監視や車載などの私たちの生活の安全性を高めてくれるカメラ等多岐に渡り, 今後もこれらの光学技術は形を変えて活用されていくことが予想できます。 本研究会では,光学設計の自動設計アルゴリズムを含めた設計技術のお話か ら,身近な製品の最新技術,また今後の展望について各分野の先生方にお話し 頂きます。研究会後には講演者を交えた交流会も予定しておりますので,この 機会に是非ご参加頂き,交流を深めて頂ければ幸いです。 日時:2015年11月26日(木)10:00〜17:20 場所:板橋区グリーンホール(1Fホール)東京都板橋区栄町36-1 主催:一般社団法人 日本光学会 光設計研究グループ 共催:板橋区,理化学研究所,宇都宮大学オプティクス教育研究センター 協賛:(予定含む)応用物理学会,精密工学会,日本物理学会,画像関連学会 連合会(画像電子学会,日本印刷学会,日本画像学会,日本写真学会) 参加費:光設計研究グループ個人会員:4,000円,光設計研究グループ学生会 員:無料,日本光学会個人会員及び共催・協賛団体個人会員:8,000円, 一般:10,000円,日本光学会個人会員及び共催・協賛団体学生会員:1,000円, 学生一般:2,000円 ※当日,受付けにてお支払い下さい。 定員:研究会 200名 / 交流会 120名 内容:▼自動設計アルゴリズムとレンズ設計 西畑純弘(西畑設計事務所) ▼M.ZUIKO PRO レンズの光学系 〜標準,望遠ズームについて〜 山田康晴 (オリンパス)▼ヘッドマウントディスプレイの光学設計 小松朗(セイコー エプソン)▼IOF基調講演「新しい時間をつくる 香取秀俊(理研・東大)▼監視 用カメラレンズの光学系 大江和広(日東光学)▼自動車の安全支援システムを 実現する車載カメラ画像認識技術 大里琢馬(日立)▼空の産業革命 〜ドロー ン時代の幕開け〜 熊田貴之(ブルーイノベーション)▼撮影チャンスを広げる 新しい撮像技術 小野修司(富士フイルム)▼交流会 (参加費:2,000円) ※最新情報はODGホームページをご参照下さい。 参加申込:下記E-mailにて,下記「申込書」の内容を記載の上,メールでお申 込み下さい。 申込先:ニコン映像事業部 IoTサービス事業開発 プロジェクト 荒井大作 E-mail: k58reg@opticsdesign.gr.jp 問合せ先:リコー 画像エンジン開発本部 ICT開発センター 窪田高士 TEL:050-3814-8997 E-mail:k58@opticsdesign.gr.jp ホームページ:http://www.opticsdesign.gr.jp/ −−−−−−−−−−−− 申込フォーム −−−−−−−−−−−− 氏名(フリガナ) 所属 住所 TEL,FAX,E-mail 参加区分 *協賛学会会員の方は,所属される学会名と,会員番号をご記載下さい。 1.光設計研究グループ会員 2.光設計研究グループ学生会員 3.一般 4.日本光学会及び共催・協賛団体個人会員 5.日本光学会及び共催・協賛団体学生会員 6.学生一般 7.板橋区在住勤者 4または5の方 [学会名: 会員番号: ] 交流会 1.参加, 2.不参加 (参加費は2,000円です) アンケート:本研究会はどこで知りましたか? 1.WEB 2.メール 3.ビラ 4.雑誌( )5.会社・学校 6.その他( ) ---------------------------------------------------------------------- Ian's English Cornerの解答 答え: she should go to the zoo これは学校で習った覚えがある方もいるかもしれません。ought to は shouldと殆ど同じ「〜すべきだ」という意味です。ただし,ニュアンスは多少 違っていて ought to の方が強く勧める時に使われるそうです。ちなみに ought to は日常では oughta と短縮して用いられることが多いそうです。 (イアン氏への質問・お便りをお待ちしています! mailmag@opto.tv) ---------------------------------------------------------------------- |
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