自動車セッション

2023年07月19日(水) 09:45-12:00 第一・第二会議室
【STC-1 【自動車セッション】変貌しつつあるCASE時代の次世代車載センサ

本セッションではCASE時代の新しい車載センサのうちLidar、赤外線イメージセンサ、そして量子センシングによる磁気式電流センサについて専門の講師に動作原理から構成、将来展望に至るまでわかりやすく解説いたします。
(CASE:Connected、Autonomous/Automated、Shared、Electricの頭文字)

自動運転の眼「LiDAR」の課題と将来展望

ソニーセミコンダクタソリューションズ(株) 熊谷 央一 氏
近年、先進運転支援システム(ADAS)の普及や自動運転(AD)の実現に向けて、物体との距離測定、交差点の物体認識、路面状況把握等のためLiDAR(Light Detection And Ranging)の開発が数多く行われている。
LiDARは対象物に照射したレーザー光が反射し返ってくるまでの飛行時間(Time-of-Flight:ToF)を計測するため昼夜を問わず高い性能を維持することが可能である。

そこで本講演では、長距離・高解像度の高いパフォーマンスを実現するLiDAR搭載車種が拡大する中、システム全体の小型化、省電力化、低コスト化が課題となっており、LiDARの基礎から最先端の製品に関する取り組み事例と、今後の進化の方向性についてご紹介する。

自動運転システムADAS向け赤外線センサー

コーンズテクノロジー(株) 花崎 勝彦 氏
赤外線センサーの世界シェアNo.1を誇るテラダイン・フリアー社の自動運転システムに向けた最新の赤外線センサーの詳細と動向をご紹介する。

赤外線センサーならではの夜間画像、雨や霧などの荒天時画像、逆光などのハレーション環境時の撮影画像をふんだんに織り交ぜており、直感的に理解いただける。
同時に最新鋭の画像処理技術を取り込んだサンプル画像や、赤外線画像データをベースにしたAI用アノテーション・サービスなど自動運転に特化したテラダイン・フリアー社の動向も合わせて、案内させていただく。
 

ダイヤモンド量子センサによる電気自動車用高精度電流測定

東京工業大学 波多野 雄治 氏
ダイヤモンド中のNVセンタ(窒素-空孔複合欠陥)は,常温大気中で動作する固体量子センサとして、磁場・温度・電場等を高感度に検出可能である。
NVセンタ自身は原子格子のナノスケールの構造であるが、結晶成長技術により、計測対象に対して最適な構造を実現できること、光検出磁気共鳴により、物理変数をマイクロ波の周波数に変換可能なこと、光入出力が可能なこと、等が高感度化に寄与する。
±1000Aの電流計測レンジと10mAの分解能により電気自動車の電池電流を高精度に計測し、走行可能距離の正確な推定が可能となる。
 
受講料(1セッション/税込)
一般 出展社/主催・協賛団体会員 月刊オプトロニクス定期購読者/シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥5,000

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