防災インフラセッション

2023年07月19日(水) 12:45-15:00 第一・第二会議室
【STC-2 【防災インフラセッション】国土強靭化計画の実際と重要な役割を果たすセンサ

国土強靱化計画に関連し、内閣府「戦略イノベーション創造プログラム(SIP)」の重要テーマである「スマートインフラマネージメント」と「スマート防災マネージメント」に関係する最近の動向と、そこで使用される先進センサ技術事例を紹介いたします。

インフラマネジメントに関する今後の動向

東京工業大学 岩波 光保 氏
2023年度より、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の活動が開始され、その1つの課題として、「スマートインフラマネジメントシステムの構築」が採択された。

この講演では、新たな社会「Society 5.0」の実現に向けて、「未来のインフラ(スマートインフラ)」が実現された「未来のまち(スマートシティ)」を目指す上で必要となるインフラマネジメントの概要と、SIPで取り組む研究開発の方向性や社会実装に向けた考え方について述べる。
 

防災減災・インフラモニタリングへのセンサ・DX活用の取組紹介 ~インフラ構造物の老朽化だけでなく、災害時への活用を目指す~

(一財)関西情報センター 澤田 雅彦 氏
高度成長期から50年余が経過し、橋梁やトンネルなどの土木インフラ構造物の老朽化が加速しているため、維持管理の高度化や予防保全という喫緊の社会課題に資することを目指して、センサやIoT、ロボット、DX等の普及促進のためのセンサ情報等の標準化検討・実証実験を進めてきた。
加えて、近年、自然災害の多発激甚化や南海トラフ等の巨大地震発生が切迫しているため、KIISの防災減災関連のプロジェクトでの知見や人的ネットワークを活かして、被災時の遠隔監視や避難経路支援へのセンサやDXの活用を目指す検討に着手した。
本講演ではセンサによる取組事例を含め活動紹介*する。

* (一財)関西情報センター(KIIS)が主催する「スマートインフラセンサ利用研究会」(2015年~、座長:矢吹信喜 大阪大学大学院教授)等
 

分布型光ファイバモニタリングが拓く未来のインフラ

鹿島建設(株) 川端 淳一 氏
分布型光ファイバセンシングは、通信用と同等の安価・軽量なガラス製光ファイバケーブルを構造物や地盤の内部に実装することで、ひずみ、温度、振動の分布を、数㎞にわたり計測でき、目に見えなかった内部の状況を見える化することができる。

また、一度実装すれば、そのインフラの寿命が尽きるまで数十年にわたり計測し続けることができる。さらに、電界の影響を受けない、通信用の敷設ケーブルとの接続が可能等他に類をみない特徴をもっており、インフラモニタリングへの親和性が極めて高く、構造物の専門家への情報提供のみならず、インフラを利用する人達への情報発信も可能であり、インフラの世界を一変させる可能性をもっている。

当日は数々の適用実績を紹介するとともに、その発展性、将来社会の可能性について述べる。
 
受講料(1セッション/税込)
一般 出展社/主催・協賛団体会員 月刊オプトロニクス定期購読者/シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥5,000

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