感覚・感性セッション

2023年07月19日(水) 15:15-17:30 第一・第二会議室
【STC-3 【感覚・感性セッション】ロボットの死角を補う近接覚センサと、感性・感情の「見える化」技術の最先端

人の感性、感覚を理解することは、Well-beingの実現や、協働ロボット等、人と機械の新たな関わり方を考える上で非常に重要です。
本セッションでは、感覚・感性をはかる最先端技術について解説いたします。

人にはない近接覚センサとその応用 —ロボの死角補う“第6感センサ”—

大阪大学 小山 佳祐 氏
人間の三歳児レベルの物体操作が未だにロボティクス分野では完全に実現できていない問題がある。ロボットの場合、カメラなどの視覚センサでガラス製コップなどの透明物体を確実に検出することは未だに難しい。また、触覚センサは触れるまで物体を検知できないため、安全のためにはロボットを低速動作させざるを得ない課題もある。

視覚・触覚センサの弱点を補うために近接覚センサを提案している。近接覚センサはロボット表面から物体までの位置関係を非接触で計測し、従来は難しかった高速で器用な物体操作を可能とする。

本発表では、独自に開発を進めてきたAIを用いた赤外反射式の近接覚センサを紹介し、新たなロボット応用を紹介する。

日常生活における脳波を用いた「感性メーター®」による脳計測の可能性と課題

広島大学 町澤 まろ 氏
近年の脳工学・情報工学技術の発展により、脳情報のセンシング技術は格段に進みつつあります。一方で、実社会応用においては多様な科学的課題や懸念が残っていることも事実です。それら脳科学技術の可能性と課題を踏まえ、人の感性を定量評価可能な「感性メーター®」を事例に、近未来での脳センシング技術における展望をご紹介します。

ワクワク感という興味と将来への期待を反映する感性多軸モデルを見出し、脳情報からリアルタイムかつ多様な個性に合わせて最適化して定量評価可能なシステムを開発しました。社会実装現場でも高精度かつ簡便に活用できる脳科学技術と社会像について事例を紹介します。
 

脳科学が拓く新たなビジネス領域:NeuroAIの開発~活用事例まで

(株)NTTデータ 大山 翔 氏 / 情報通信研究機構 西田 知史 氏
人間は1人ひとり異なる感性を持ち、同じ商品やサービスに対する反応もさまざまです。感性は、「人間らしさ」を表すものとして、人間社会や文化の基本的な要素と考えられてきました。

この感性のメカニズムを脳科学によって解明し、実用的なサービスとして活用するために、NTTデータと脳情報通信融合研究センターによる産学連携で、脳情報通信技術の研究開発を行い、感性を通した価値体験を提供する幅広い企業に対して、コンテンツ、広告、製品の最適化といった革新的なソリューションを開発できる基盤技術「NeuroAI」構築しました。

本講演では脳神経科学の観点から、NeuroAIがどのように作られたのか、ビジネスの観点から現在どのように活用されているかをお伝えいたします。
受講料(1セッション/税込)
一般 出展社/主催・協賛団体会員 月刊オプトロニクス定期購読者/シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥5,000

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