レンズ設計・製造の基礎セミナー

2025年04月23日(水) 09:30-12:25 アネックスホール F202
【LS-1 光学超入門

レンズ入門 ~数式を多用しない光学入門~

(株)オプト・イーカレッジ 河合 滋 氏

レンズおよび光学の基礎を文系の方にもわかりやすく解説します。

●講演内容
 ・ はじめに:光と電磁波、反射と屈折の法則、屈折率、光路長、フェルマの原理、波面
 ・ 幾何光学の基礎:座標系、光軸と主光線、メリジオナル面とサジタル面、結像、
   焦点距離、凸レンズと凹レンズ、実像と虚像、共役な関係
 ・ レンズのパラメータ:主要点(焦点/主点/節点)、フロント/バックフォーカス、
   像倍率、被写界深度、画角、絞りと瞳、Fナンバ、開口数
 ・ ガウス光学:近軸光線、薄レンズ近似、レンズのベンディング
 ・ 収差:波長分散とアッベ数、色収差(軸上/倍率)、
   色消しレンズ(アクロマート/アポクロマート)、単色収差

●入門程度(大学一般教養程度)

光学機器入門

チームオプト(株) 槌田 博文 氏

我々の生活に欠かせないネットの世界では、写真や動画が重要なコミュニケーションツールとなっています。そのような写真や動画を撮影・表示するために、カメラ、顕微鏡、望遠鏡、プロジェクター、ビュワーなどの光学機器が使われています。

本講座では、それらの光学機器の基本的な原理を結像(実像、虚像)から説明し、それに関わる基礎用語を解説します。

なぜレンズは1枚にならないのか、なぜ大きいレンズと小さいレンズがあるのか、なぜピント合わせが必要なのか、レンズの像高とは、非球面レンズとは、といった素朴で大切な疑問にもお答えできるように解説したいと思います。

●一般的(高校程度、一般論)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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2025年04月23日(水) 13:10-16:05 アネックスホール F202
【LS-2 光学評価入門

収差入門 ~収差の基本、収差図の見方を中心として~

宇都宮大学 荒木 敬介 氏

収差の基本を理解するために必要な以下の項目を順次説明する。

 1. 開口絞りと瞳について
 2. 収差とは何か
 3. ザイデルの5収差(球面収差、コマ収差、非点収差、像面湾曲、歪曲収差)について
 4. 色収差(軸上色収差、倍率色収差)について
 5. 収差図の表わし方・見方
 6. 収差論補足事項(偏心によって発生する収差について)
 7. 参考文献紹介

上記の説明を通し、特許の収差図が理解できるようになることを最終目標に据えて講義を進める。
なお、講義資料は上記テキスト等市販資料をもとにパワーポイントで作成したものを用いる予定である。

●入門程度(大学一般教養程度)

光学系性能評価入門 ~MTF、分解能、波面収差~

山下電装(株) 森 伸芳 氏

結像光学系の性能評価中で、レンズの収差が関連するMTF、分解能、波面収差について解説する。
各項目は直観的な概念の説明に加え、必要最小限の数式選び、その意味を、図を用いて説明することにより、相互の関連を理解し、具体例における定性的な性能予測に役立てることを目指す。

1)MTFは結像光学系の性能のうち、コントラストや解像力を客観的に評価できるようにした定量的評価手法であり、光学系の性能を示す指標として用いられている。
 ・モジュレーション(コントラスト)伝達関数としてのMTF
 ・瞳関数の相関としてのMTF(OTF)
 ・理想レンズのMTFと回折の影響
 ・MTFの測定

2)分解能は、望遠鏡などで得られる点像が複数近接する際にそれらが見分けられるか否かを評価するための指標であり、収差と回折が関与する。
 ・フラウンホーファー回折とエアリーディスク
 ・レイリーリミット

3)波面収差は収差が小さく回折限界に近い顕微鏡対物レンズや光ディスク用対物レンズなどの評価に用いられる量である。
 ・参照球面と波面収差
 ・RMS値とマレシャルクライテリオン
 ・波面収差の分類
 ・波面収差の測定

●中級程度(大学院程度、ある程度の経験を有す)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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2025年04月24日(木) 09:30-12:25 アネックスホール F202
【LS-3 分かり易いDOE(回折光学素子)の基礎と応用

DOE(Diffractive Optical Element; 回折光学素子)入門

丸山光学研究所 丸山 晃一 氏

回折素子、ホログラム手法による回折レンズ、光路差関数による表面レリーフ型回折レンズなど、回折現象を利用した光学素子がレンズとともに使われています。

本講演は回折素子とはどのような物かと、レンズとともに使われる回折素子について その特性、光線追跡手法、設計手法、回折素子を使った光学系の特徴、応用事例について教科書では判りにくい話、載っていないような話をいたします。

回折格子は隣り合った領域毎にmλ分の光路長の差のある波面を再形成すると考えることができます。光学設計ソフトウエアは、回折面を波長に比例する光路長を連続的に付加する面と考え「拡張したスネルの法則」で光線の曲がりを決定しガラスレンズなどの屈折素子と一緒に評価 設計できる様になっています。

屈折面上に回折レンズ構造を設けた、単一の材料ではできなかった色収差補正単レンズ、ガラス材料では困難なレベルまで色収差を低減した超望遠レンズ、基板厚さが異なるBD/DVD/CDに対して波長によって全く異なった収差補正を行う互換対物レンズ等が実用化されています。

●入門程度(大学一般教養程度)

DOEを応用した各種光学系

(株)杉藤 鈴木 憲三郎 氏

現代社会の我々の周りには、デジタルカメラ、プロジェクター、スマートホン、スマートグラス等の多くの光学機器で溢れている。

基本的には、レンズ、ミラー、プリズム等の従来からの古典的な光学素子が主として使われ、所望の仕様や性能を満たすように光学設計がなされ製造されており、世界中の多くのユーザーに愛され、使われている。
しかし、最近では古典的な光学素子に加えて、DOE(回折光学素子)を効果的に用い、更なる高仕様化、高性能化や小型化等を達成した光学系が得られている

本講演ではDOE(回折光学素子)の基礎的事項から始め、回折光学系の特徴の解説、DOEを効果的に応用した実際の各種光学系の事例と、それらを適用した民生用、産業用の光学機器の紹介を行い、最近のXR(MR、AR)機器やDOEの発展型とも言えるメタレンズに関する話題、将来への期待等も併せて述べたい。

●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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2025年04月24日(木) 13:10-16:05 アネックスホール F202
【LS-4 活躍の場を広げる微小光学素子

微小光学素子(マイクロレンズ/レンズアレイ)の作製と応用

元 国立天文台 宮下 隆明 氏

マイクロレンズは、光通信用デバイスをはじめ、レンズアレイとして液晶プロジェクタ用パネル、シャックハルトマンセンサなど多方面で活用されており、活発に研究開発もすすめられている。通常のレンズに比べるとサイズが小さいだけでなく、製法も大きく異なっているため。測定評価もサイズの制約で非常に難しい面がある。

本講では、マイクロレンズ・レンズアレイの特有の作成方法とその特性評価法など、マイクロレンズについて総合的に理解を深めていただけるよう解説し、実用段階に入っているウェハレベル実装技術、それを活用したデバイス作成、マイクロレンズの応用についても紹介する。

さらに、マイクロレンズに比べるとややサイズが大きいが、最近進化が見られるしているスマートフォン用カメラのレンズについても紹介する。

●入門程度(大学一般教養程度)

誘電体メタサーフェス・メタレンズの設計・製造の基礎

東京農工大学 岩見 健太郎 氏

サブ波長サイズのナノ構造”メタ原子”を配列した位相格子である”メタサーフェス”が注目を集めている。
メタサーフェスによるレンズ”メタレンズ”は、偏光分離イメージングのような新機能や、高NAと高効率の両立などの特徴から、次世代の超薄型素子として期待されている。

メタサーフェスは平面的な構造を持つメタマテリアルの一種であり、実効屈折率が制御されたメタ原子の配列によって波面を設計するという考え方に基づく。メタサーフェスおよびメタレンズは、近年の可視高効率メタレンズの報告などによって、世界的に研究が活発化している。

我々は、誘電体メタサーフェスに基づいて、可変焦点メタレンズ・偏光分離レンズ・多色ホログラムなどの各種アプリケーションを報告してきた。代表的な加工法としては、電子線リソグラフィと反応性イオンエッチングを採用している。

本講演では、これらメタサーフェス・メタレンズの設計・製作法と、各種アプリケーション、およびそれらをめぐる課題について報告する。

●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)/中級程度(大学院程度、ある程度の経験を有す)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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2025年04月25日(金) 09:30-12:25 アネックスホール F202
【LS-5 照明光学系の基礎と応用

照明光学系の基礎

チームオプト(株) / 福嶋光学研究所 福嶋 省 氏

本講座では、主として初級者を対象に、照明単位などの基礎用語を含む照明光学系の基礎について解説する。

私たちがモノを見ることができるのは、多くの場合、そのモノが何らかの光に照らされているからであり、照明系は私たちの身の周りに当たり前のように存在している。

最も単純な照明系は、照らすもの(光源)と照らされるものだけで構成されるものだが、より明るく照らしたり、より広い範囲を照らしたりするためには、レンズなどの光学系を用いることが有効である。そうした照明光学系には様々なバリエーションが存在する。

しかし一見複雑そうな照明光学系でも、基本原理と光学系の特徴を捉えることができれば、全体を俯瞰して本質部分を理解することができ、見通しを持った設計や照明計算ができるようになる。

照明系においては、光度・輝度・照度といった「照明単位」の正しい理解が基本原理の理解にとって非常に重要であり、本講座ではそれらに関する解説に重点を置くとともに、照明における光学系の役割や働きについても解説する。

●入門程度(大学一般教養程度)/●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

LED照明の多彩な応用

(株)東芝 大野 博司 氏

LEDは、従来の光源に比べて長寿命で高効率であるだけでなく、配置の自由度が高いことが知られている。これにより、所望の場所にLEDを配置し、導光部材などを使って所望の場所から光を射出させることができる。

また、導光部材の形状を工夫したり、他の光学素子と組み合わせたりすることで高度な配光制御が可能となる。例えば、放物面鏡の焦点に導光体でLEDからの光を導き、2次光源を発生させ、従来の光源では実現困難であった高い平行度(狭角配光)の照明を生み出すことができる。

このような平行照明を用いると、㎛あるいはそれ以下の高低差を持つ微小欠陥でも検知できる光学検査装置を設計できる。また、紫外LEDを光源とする平行照明を用いることで、高効率に空気除菌ができる空気清浄機を設計できる。

本講演では、様々なLED照明とそのアプリケーションを、その光学設計と動作メカニズムとともに紹介する。

●入門程度(大学一般教養程度)

LED照明光学系の光学設計

サイバネットシステム(株) 大橋 祐介 氏

照明光学系とは、LEDなどの光源から放射された光を、レンズやミラーなどの光学部品を通じて制御することにより、目的の光度分布や照度分布を得るための光学系のことです。

自動車のヘッドランプや内装のライトガイド、プロジェクター、液晶ディスプレイのバックライトなど様々な用途があり、幅広い分野で使用されています。
照明光学系の設計には、結像光学系とは異なる考え方が必要となります。

前半では、照明光学系の設計の考え方について簡単な例を用いて紹介します。
後半では、照明光学系の設計に利用される光学シミュレーションについて、概要と特徴、必要な入力データやそれらの計測について解説します。

●入門程度(大学一般教養程度)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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2025年04月25日(金) 13:10-16:05 アネックスホール F202
【LS-6 VR/ARの光学系と事例

メタバース時代のVR/AR用HMDの現状と未来

奈良先端科学技術大学院大学 清川 清 氏

近年MetaやAppleをはじめとして、さまざまなメーカーからヘッドマウントディスプレイ(HMD)が登場しています。ウェアラブル用途のものから拡張現実(AR)用途のもの、バーチャルリアリティ用途のものまで多種多様です。

こうしたHMDにはどのような性能が求められ、現在の技術はどこまで進んでいるのでしょうか。また、研究者たちはどのような未来のHMDを思い描いているのでしょうか。

本講演では、急速に発展するHMDについて、基礎から最新の研究事例、今後の展望までをわかりやすく解説します。

具体的には、まずHMDの歴史や分類、また人の視覚機能の概要を押さえ、代表的なHMDの光学系と用途ごとの要件について述べます。
また、広視野・高精細化、奥行き手がかりの提示、遅延の低減、遮蔽の表現などに関する様々な最新の研究事例を紹介します。
さらに、光学歪みの校正、色調の校正、眼球位置の校正などの技術についても紹介します。

また、環境やユーザーのセンシング、視覚情報以外の多感覚提示などの幅広い話題をとりあげ、視知覚の困りごとを矯正してくれるHMDや眼のヘルスケアに役立つHMDなど、日曜必需品としての新しいHMDのあり方について提言します。

●一般的(高校程度、一般論)

HMD向け光学系と光利用効率向上技術の開発動向

シャープ(株) 臼倉 奈留 氏

HMDにおいて、光学系は①画質(没入感向上)、②小型化(装着性向上)、③光利用効率向上(連続使用時間増加あるいはバッテリー小型化)、といった点で重要なデバイスである。近年、光学系としてはパンケーキレンズと呼ばれる薄型のものがトレンドとなっている。

本講演では、
(1)パンケーキレンズを中心とした薄型HMD光学系の開発動向および、
(2)光利用効率を向上させる技術(レンズだけでなく、パネル、バックライト等の周辺技術も含む)について説明する。開発動向だけでなく、光学的な原理等も紹介するが、専門知識を有さずとも理解できるよう、専門的な内容は簡単なおさらいを設ける。

(1)薄型HMD光学系の開発動向では、光学系の原理や課題を簡単なシミュレーションによる光線図や偏光状態の変化を示しながら、一般的なパンケーキレンズだけでなく、我々が開発した高光利用効率のダブルパス方式を紹介するとともに、ライトフィールド方式など、今後期待される薄型化光学技術についても触れる。

(2)光利用効率を向上させる技術についても同様に光学の視点から説明することで、HMDに関連する光学技術の開発動向ならびに技術概要を一通り理解することを目指す。

●入門程度(大学一般教養程度)

イマーシブ&XR:最新映像体験の仕組みと実例解説

Disguise Japan(同) 三寺 剛史 氏

VR、AR、MRといった映像体験はHMDの使用が一般的ですが、コンサートやシアターでの体験も増加しています。3次元的な映像を多くの人が同じ場所で共通体験をする感覚は特別な感動をもたらし、そして記憶となって大きな価値を持つため、そのマーケットは年々拡大しています。

また、そのイマーシブ体験をそのまま収録するバーチャルスタジオも多くのコンテンツ制作で使用されており、特にLEDパネルで囲まれたスタジオではアクターが環境を体験しながらの出演となるので、自由度の高い演出とリアルな演技を両立しています。

いずれも、CGや収録映像を3次元的に扱い、現実の会場や設備と融合するテクノロジーやシステムが必要であり、様々なノウハウが開発され、集積しています。

このようなテクノロジーやノウハウを活かしているコンサートやシアター、イマーシブ施設、ドーム映像、バーチャルプロダクションなど様々な最新の映像演出をピックアップし、その実例を紹介しつつ、仕組みも解説します。

●入門程度(大学一般教養程度)
受講料(1セッション/税込)
一般 主催・協賛団体会員/出展社 月刊オプトロニクス定期購読者 シニアクラブ会員 学生
¥18,000 ¥15,000 ¥9,000 ¥9,000 ¥5,000

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購読者割引は読者番号(送本時の宛名ラベルに記載)とお申込み者のお名前が一致している方が対象となります。

受講申し込み後のキャンセルは受け付けておりません。申し込み後、受講者のご都合で欠席となる場合でも受講料は申し受けます。テキスト(pdf)は事前に参加者全員にメールにてお送りいたします。
なんらかの不可抗力により該当セミナー、及び付帯するイベントの開催が不可能となった場合、主催者は受講のキャンセルの受け付け致しません。また、受講料の返金を含む、これにともなった損害の補填・補償は行いません。

【不可抗力】台風、洪水、地震を含む天災、あるいはそれらを原因とする様々な事態、疾病や伝染病の蔓延、労働争議、主催者の合理的なコントロールを超えた会場設備の使用制限や講師の欠席等を含むもの


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河合 滋

(株)オプト・イーカレッジ

代表取締役

1981年 埼玉大学 理学部物理学科 卒業
1983年 筑波大学大学院 理工学研究科 光学研究室 修了
同  年 日本電気株式会社 光エレクトロニクス研究所 研究員
光学設計、回折光学素子、プレーナ光学系、光波センシング、光コンピューティング、光インタコネクションの研究開発に従事
1992年 博士(工学) (筑波大学)
1997年 職業能力開発大学校 電子工学科 助教授
2007年 職業能力開発総合大学校 通信システム工学科 教授
2012年 (株)オプト・イーカレッジ 代表取締役
埼玉県立大学/尚美学園大学/電気通信大学 非常勤講師
マルチメディア・イノベーション/光検定協会/撮影コンソーシアム 代表
主な著書:光学設計のための基礎知識、レンズ辞典&事典、光技術者のための基礎数学、最新図解レンズの基本としくみ、光検定教材(問題集、DVD、eラーニング)、Handbook of Optical Interconnects、"新"光学レンズ技術、光技術総合事典、月刊「オプトロニクス」連載

槌田 博文

チームオプト(株)

代表取締役社長

経歴:オリンパス(株)に約30年勤務し,光学設計および光学技術開発業務に従事。同社研究開発本部光学技術部長,人材育成担当部長,人材採用業務に従事。日本光学会光設計研究グループ代表,光学設計製造国際会議ODF’08, 10実行委員長,応用物理学会理事等歴任。現在,チームオプト(株)代表取締役社長,日本光学会理事。
資格・受賞歴:レンズ設計テーマで博士号(工学,大阪大学)取得,文部科学大臣表彰(科学技術賞理解増進部門)受賞,光設計研究グループ光設計賞特別賞受賞,応用物理学会フェロー
学歴:1984年大阪大学大学院工学研究科応用物理専攻修士修了

荒木 敬介

宇都宮大学

オプティクス教育研究センター 客員教授

1976年 東京大学理学部物理学科卒
1978年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
1978年~1983年
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程
1984年  キヤノン株式会社入社 2012年 定年
2017年 65歳で退職
2007年 宇都宮大学工学部オプティクス教育研究センター客員教授を兼任 現在に至る
2017年 チームオプト株式会社 コンサルタント就任 現在に至る

(その他の経歴)
2002年 東京大学大学院工学系研究科にて工学博士号 取得
1999年~ (社)日本オプトメカトロニクス協会にて
     「光学系基礎理論」、「収差論」講座の講師を担当
2010~2012年 公益社団法人 応用物理学会 理事
2012~  日本光学会光設計研究グループアドバイザー
2019~  公益社団法人応用物理学会 フェロー

森 伸芳

山下電装(株)

技術部光学設計課

1984年 早稲田大学大学院 理工学研究科 博士前期課程 物理・応用物理専攻卒業(修士)
同年  小西六写真工業株式会社(現コニカミノルタ)に入社
カメラレンズや光ディスクなどレンズ設計に従事。
その後、集光太陽熱発電の新規事業開発を担当。
2017年 コニカミノルタ株式会社を退社
同年  山下電装株式会社に入社、ソーラーシミュレータなどの照明光学機器の設計に従事し、今日に至る。
日本光学会会員

●主な受賞歴 OWPT2019 Paper Award受賞

丸山 晃一

丸山光学研究所

1981年 早稲田大学大学院理工学研究科物理学及び応用物理学専修博士課程前期修了
1981年 旭光学工業株式会社入社 カメラ用レンズ設計、光学設計ソフトウエア開発、フォーカシングスクリーン開発、光記録用レンズ設計、計測用光学系設計、新技術開発業務等に従事
2015年より丸山光学研究所 光学設計技術教育、光学系設計に従事
2020年「回折素子一体型レンズの設計法の確立と回折光学技術普及への貢献」の業績により、応用物理学会第3回光工学業績賞(高野榮一賞)を受賞

鈴木 憲三郎

(株)杉藤

設計開発部

1983年(株)日本光学工業(現ニコン)入社。現在まで光学設計とその管理業務に従事し、主幹研究員を経て光学設計課長を歴任。その後、光学本部シナジー推進部に勤務。専門は光学設計(特に回折光学系の設計)。主な職務経験は、デジタル機器用レンズや理化学機器の光学設計、新光学素子開発と応用光学系の設計。所属学会は、日本光学会(2005年、2008年 光学シンポジウム招待講演)。
2007~2022年中央大学理工学部・兼任講師を務める。
2024年ニコン退職後、株式会社杉藤(すぎとう)設計開発部に勤務。

主な論文・著作は、以下の通り。(いずれも共著)
2006年 オプトニクス社「増補改訂版;回折光学素子入門」
2014年 朝倉書店「光学技術の辞典」
2019年 Toru Nakamura, Kenzaburo Suzuki, Yosuke Inokuchi, Shiho,Nishimura,“Fundamental properties of broadband dualcontact diffractive optical elements,” Opt. Eng. 58(8), 085103 (2019),doi: 10.1117/1.OE.58.8.085103
2024年 日本オプトメカトロニクス協会「光技術コンタクト10月号・焦点」

宮下 隆明

元 国立天文台

1975年  株式会社リコー入社 (技術本部、中央研究所、研究開発本部等で研究・開発に従事)
1976年‐ 薄膜デバイス研究・開発、光変調素子研究・開発
1980年‐ マルチレンズ光学系研究・開発
1992年‐ 密着イメージセンサデバイス開発
2000年‐ マイクロレンズ波面収差測定技術開発
2009年  博士(工学):国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学
2011年  株式会社リコー退職
2012年  国立天文台入職(光赤外研究部/TMT推進室)
TMT(Thirty Meter Telescope) :光赤外超大型(口径30m)
望遠鏡建設の国際プロジェクトに参画
2018年  国立天文台定年退職
2018年‐ コンサルティング活動
-------------------------------------------------------------------
1996年‐ マイクロレンズ国際標準開発に参加
2000年‐ マイクロレンズ国際標準開発プロジェクトリーダー
(ISO/TC172/SC9/WG7)
2004年‐2008年 Network of Excellence on Micro-Optics
“NEMO”プロジェクト (Framework 6, the European Commission)の海外アドバイザリー委員会メンバー 
2017年  マイクロレンズ国際標準Part1(用語)改定版出版
2024年  マイクロレンズ国際標準Part2‐4(測定法)改定版出版

岩見 健太郎

東京農工大学

大学院工学研究院 准教授

1980年生.2003年東北大学工学部機械電子工学科卒業。2008年同大学院工学研究科ナノメカニクス専攻博士後期課程修了、博士(工学)。2005年より日本学術振興会特別研究員(DC1)。2008年より東京農工大学大学院共生科学技術研究院機械システム工学専攻助教。2011年 スタンフォード大学Visiting Scholarを経て2012年より東京農工大学大学院工学研究院准教授、現在に至る。メタサーフェス・NEMS/MEMSの研究に従事。日本光学会,日本機械学会,電気学会,応用物理学会,IEEE, SPIE各会員。

福嶋 省

チームオプト(株) / 福嶋光学研究所

1982年4月 ミノルタカメラ(株) (現コニカミノルタ(株))入社
一眼レフカメラ用交換レンズ,コンパクトカメラ用ズームレンズ,産業特機用高精度光学系,プラネタリウム用投影光学系および照明光学系などの開発設計・製品化に従事。
2004年より(一社)日本オプトメカトロニクス協会技術講座「ズームレンズ設計法」講師を担当。
2017年3月 コニカミノルタ株式会社を退職(準定年)
2017年4月 チームオプト株式会社に参画
2018年3月 福嶋光学研究所を開業、現在に至る

大野 博司

(株)東芝

研究開発センター 研究主幹(フェロー)

2005年 東京大学大学院 理学系研究科物理学専攻 博士号取得
2005年 (株)東芝 研究開発センター 入社
2005年~2011年 半導体プロセス関連の光学技術開発に従事
2008年~現在 新しいLED灯具の開発に従事
2014年~現在 LED灯具を用いた光学検査・計測技術開発に従事
2016年 日本光学会 第19回光設計賞受賞
2019年 日本光学会 第22回光設計賞受賞
2021年 日本光学会 第12回国際学会ODF’20ベスト論文賞受賞
2022年 日本光学会 第25回光設計賞受賞
日本光学会会員,日本光学設計グループ会員,応用物理学会会員,画像電子学会会員、OSA会員,SPIE会員

大橋 祐介

サイバネットシステム(株)

デジタルエンジニアリング事業本部 エンジニアリング事業部 オプティカル技術部 技術第1課

2003 東京大学大学院 総合文化研究科 修士課程修了
2003~ 富士フイルム(株) FPD材料研究所
 LCD用光学フィルムの研究・開発・設計
2013~ (株)エンプラスディスプレイデバイス
 LCDバックライトユニットの開発・設計
2018~ サイバネットシステム(株)
 結像光学系設計ソフトウェアCODE V 技術担当
 3次元光学解析ソフトウェアSpeos 技術担当

清川 清

奈良先端科学技術大学院大学

先端科学技術研究科 情報科学領域 教授

1994年大阪大学基礎工学部三年次中退.1998年奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科博士後期課程修了.博士(工学).日本学術振興会特別研究員.1999年通信総合研究所(現情報通信研究機構)研究官.2001年ワシントン大学ヒューマンインタフェーステクノロジ研究所客員研究員.2002年大阪大学サイバーメディアセンター助教授.2017年より奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 情報科学領域 教授.バーチャルリアリティ,拡張現実,人間拡張などの研究に従事.日本バーチャルリアリティ学会理事,フェロー.IEEE TVCG Associate Editor in Chief. IEEE VGTC Virtual Reality Academy 会員.

臼倉 奈留

シャープ(株)

パネルセミコン研究所 次世代技術開発統轄部 技術企画部 参事

2002年 早稲田大学大学院 理工学研究科修了
2002年 シャープ株式会社入社
ディスプレイ関連の光学技術(光センサー内蔵液晶、3Dディスプレイ、HMD等)の開発に従事
現在、シャープ株式会社 パネルセミコン研究所 次世代技術開発統轄部所属

三寺 剛史

Disguise Japan(同)

社長

産業用ロボットの海外営業から2006年にローランド株式会社へ入社、約10年の在籍のほとんどを日本と海外のProAV事業で過ごす。2016年に株式会社Cerevoに入り、全世界担当の海外の事業開発や営業として、世界中のコンシューマー&ProAVのディストリビューターやディーラーとビジネス構築を実現し、2019年7月にDisguiseに入社。コロナ禍を経て2021年にDisguise Japan合同会社を立ち上げる。xR、ライブエンターテイメント、イマーシブ・システムのコンサルタント/コーディネート/講演多数。ライブハウスに行くのが趣味で、特に小さな会場での一体感をこよなく愛す。