メタマテリアル/メタサーフェス
2025年11月13日(木)
13:30-16:00
アネックスホール F206
【MM-1 】
メタマテリアル/メタサーフェスセミナー
(検討中)
東京農工大学 大学院工学研究院先端機械システム部門 教授
岩見 健太郎 氏
岩見 健太郎 氏
電子デバイスの冷却を加速するメタマテリアル非放射冷却
東京農工大学 工学部知能情報システム工学科 教授
久保 若奈 氏
久保 若奈 氏
近年、電子デバイスの高集積化に伴い、電子回路における発熱および機器全体の温度上昇が深刻化している。熱伝導と熱対流に基づく既存の冷却技術はあるが、その冷却能力は限界に達しつつあることから、近い将来、次世代デバイスの開発そのものが物理的制約に直面する。したがって、従来とは異なる原理に基づく新しい冷却技術の創出が強く求められている。
それに対し講演者は、既存の空冷・水冷機構では直接接触できない発熱体内部からも熱を回収し冷却するメタマテリアル非放射冷却を提案し、密閉容器の温度低下を加速できることを実証した(ACS Photonics2024)。
メタマテリアル非放射冷却は、空間から熱を回収する熱吸収メタマテリアルと、熱電変換に併用により実現する。メタマテリアルによって回収された密閉空間内の熱は熱電変換素子に与えられ、熱電電流として輸送されるために、空間内の温度が低下する。メタマテリアル非放射冷却はまさに、パッケージ内部の空間の冷却を可能にする技術といえる。
それに対し講演者は、既存の空冷・水冷機構では直接接触できない発熱体内部からも熱を回収し冷却するメタマテリアル非放射冷却を提案し、密閉容器の温度低下を加速できることを実証した(ACS Photonics2024)。
メタマテリアル非放射冷却は、空間から熱を回収する熱吸収メタマテリアルと、熱電変換に併用により実現する。メタマテリアルによって回収された密閉空間内の熱は熱電変換素子に与えられ、熱電電流として輸送されるために、空間内の温度が低下する。メタマテリアル非放射冷却はまさに、パッケージ内部の空間の冷却を可能にする技術といえる。
講演では、メタマテリアル非放射冷却機構の基本原理、冷却特性、設計したメタマテリアル構造の詳細を解説するとともに、今後の展望について議論する
●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)
産業と社会に貢献する光波制御メタサーフェス/メタマテリアルの可能性
東北大学
大学院工学研究科 教授/メタマテリアル研究革新拠点(Meta-RIC®) 拠点長金森 義明 氏
大学院工学研究科 教授/メタマテリアル研究革新拠点(Meta-RIC®) 拠点長金森 義明 氏
メタマテリアルは、入射波長よりも小さなサブ波長構造から構成され、誘電率や透磁率を人工的に拡張できることから、光からテラヘルツ波まで幅広い電磁波を自在に制御できる可能性を秘めた革新的な技術として注目を集めています。近年は、その特異な光学特性を活用した産業応用への期待が高まっています。
本講演では、「産業と社会への貢献」という観点から、私たちのグループが開発してきた多様な光波制御メタマテリアルおよびメタサーフェスについて紹介します。
具体的には、ロボット用メタマテリアル、メタレンズ、スマートフォン・モバイル端末向けメタマテリアル、カーボンニュートラルに資するメタマテリアル、バイオ・メディカル応用メタマテリアルなど、幅広い応用事例を取り上げ、最新の研究成果と将来展望を解説します。
●初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)
受講料(1セッション/税込) | |||
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一般 | 主催・協賛団体会員/出展社/月刊オプトロニクス定期購読者 | 学生 | |
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¥5,000 |
選択済セッション
お支払方法 |
●クレジットカード(領収書発行) |
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久保 若奈
東京農工大学
知能情報システム工学科 教授
2006年東京大学大学院卒。博士(工学)。日本学術振興会特別研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員、JSTさきがけ研究員を経て2016年より東京農工大学・大学院工学府電気電子工学専攻准教授。2023年より現職。応用物理学会、Optica, SPIE各会員。主な研究テーマは光機能性材料の開発。2010年よりメタマテリアルについて、また2020年より、メタマテリアルを用いたエネルギーデバイスの研究に従事。
金森 義明
東北大学
大学院工学研究科 教授
メタマテリアル研究革新拠点(Meta-RIC®)
/拠点
2001年3月 東北大学大学院工学研究科機械電子工学専攻 博士課程 修了
2001年4月~2007年3月 東北大学大学院工学研究科 助手
2003年10月~2004年9月 Laboratory of Photonics and Nanostructure/CNRS(フランス)ポスドク研究員
2007年4月~2007年7月 東北大学大学院工学研究科 助教
2007年8月~2019年3月 東北大学大学院工学研究科 准教授
2019年4月~現在 東北大学大学院工学研究科 教授
2020年4月~2022年3月 東北大学大学院工学研究科附属 マイクロ・ナノマシニング研究教育センター(MNC)センター長(併任)
2022年6月~現在 東北大学大学院工学研究科 メタマテリアル研究革新拠点(Meta-RIC®)拠点長(併任)