光量子コンピュータ
2025年11月11日(火)
10:00-11:30
アネックスホール F206
光量子コンピュータ開発の世界動向
【OQ-1 】
光量子コンピュータ開発の世界動向
光量子コンピュータ開発の世界動向
本講演では、光量子コンピュータのハードウェア開発の世界動向について、できるだけ前提知識を仮定せず易しく解説する。
東京大学 大学大学院工学系研究科 准教授 / OptQC(株) 顧問
武田 俊太郎 氏
武田 俊太郎 氏
本講演では、光量子コンピュータのハードウェア開発の世界動向について、できるだけ前提知識を仮定せず易しく解説する。
現在、世界各国で多彩な方式で量子コンピュータ開発が進められる中、光量子コンピュータが異色のアプローチで躍進し、ひときわ存在感を放っている。光量子コンピュータは、室温・大気中で動作し、量子通信との相性も良く、高速な計算処理も可能という特有の利点を持ち、オールマイティな量子コンピュータを実現しうる開発方式である。日本はこの分野で世界をリードしており、近年ではプロトタイプマシンの開発や関連スタートアップの設立も進展し、注目を集めている。
本講演では、まず一般的な量子コンピュータの仕組みや応用分野を説明した上で、光量子コンピュータの原理や開発方式、課題を俯瞰する。その上で、光量子コンピュータを開発する代表的な企業や大学の最新の研究開発動向を解説する。その中で、我々が独自に開発を進めている「ループ型光量子コンピュータ」についても、実際の装置の写真をご覧頂きながら紹介する予定である。
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武田 俊太郎
東京大学
大学大学院工学系研究科 准教授
東京大学大学院工学系研究科准教授。OptQC株式会社顧問。専門は量子光学・量子情報科学。2014年に東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、分子科学研究所での職を経て、2019年より現職。これまで光を用いたさまざまな量子技術の研究に関わっており、現在は独自方式の光量子コンピュータ開発に取り組んでいる。主な受賞歴は、東京大学総長賞、日本物理学会若手奨励賞、安藤博記念学術奨励賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞、船井学術賞など。主な著書に『量子コンピュータが本当にわかる! ― 第一線開発者がやさしく明かすしくみと可能性』(技術評論社、2020年)。