パワーレーザーPlus

2025年11月11日(火) 13:00-16:20 展示ホール内特設会場1
【PLP-1 レーザー加工の最前線

加工分野における高出力レーザーの研究開発動向と市場トレンドのセミナーです。
自動車、航空機、エレクトロニクス、エネルギーなど幅広い分野で使用されるレーザーに求められる高出力化・高速化やその課題、展望を解説します。

国内外のレーザー&加工の最新動向(仮題)

大阪大学 接合科学研究所 准教授 佐藤 雄二 氏

高出力ダイレクト半導体レーザ装置の最新動向について

レーザーライン(株) 営業部 アカウントマネージャー 佐藤 翼 氏
自動車、電池、半導体、インフラ設備など、多様な分野で生産効率の向上や品質改善、さらにはカーボンニュートラルへの対応が求められる中、レーザ加工技術は新たなステージへ進化しています。 

特に高出力ダイレクト半導体レーザは、50%を超える高い電気‐光変換効率と均一なビームプロファイルを特徴とし、溶接・肉盛り・大面積熱処理など、幅広い先端プロセスでの活用が期待されています。 

本講演では、青色波長の半導体レーザ技術を用い大出力化・高輝度化を達成した、ブルーレーザによる銅材料や各種金属材料への新しいレーザ加工の提案や、各種製造過程で必要とされる加熱・乾燥工程での、消費電力削減に貢献する、半導体レーザを用いた効率の高いレーザ加熱・乾燥工法などを紹介をさせて頂きます。 

検討中

デンソー㈱ 白井 秀彰 氏

高出力レーザの最新動向と加工応用の紹介

コヒレント・ジャパン(株) インダストリアル・セールス
Precision Manufacturing グループ ディレクター
水谷 重人 氏
様々な産業で応用されているレーザ加工技術は、その高出力化の進化により生産性やエネルギ効率を更に向上させ、ユーザの競争力を高める加工技術として既に確立されている。

コヒレント社では、フォトニクス産業のリーディングカンパニーであり、幅広い波長域にて、多様なレーザ発振器と光学系をラインナップし、多くの産業で応用されている。
その中から高出力レーザの最新動向と応用事例を紹介する。 

超最先端レーザー加工機と自動自律プロセス探索による先端技術開発支援

TACMIコンソーシアム 中里 智治 氏

検討中

レーザーテック㈱ 林田 慧太朗 氏

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2025年11月12日(水) 13:00-15:45 展示ホール内特設会場1
【PLP-2 レーザー核融合実現に向けた基盤技術とその拡がり

次世代のエネルギーとして注目されるレーザー核融合技術の最新動向と展望のセミナーです。
ドイツ、日本をはじめとした世界の開発状況や基盤技術と応用を解説します。

【特別講演】世界のレーザー核融合開発による拡がり

大阪大学 レーザー科学研究所 所長 兒玉 了祐 氏

レーザー核融合の現在地と実現に向けたアプローチ

(株)EX-Fusion 代表取締役 松尾 一輝 氏
米国ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)における投入エネルギーを上回る正味のエネルギー利得の達成は、クリーンで事実上無限のエネルギー源としての核融合発電への期待を一段と高めています。

本講演では、レーザーフュージョン炉の現状と課題を整理し、商用化に向けた展望を解説します。さらに、EX-Fusionが進める高出力・高繰り返しレーザー、光学制御装置、燃料ターゲット供給、液体金属ブランケットなど、統合実証を支える要素技術を紹介し、それらを活用した早期の産業応用と収益化の取り組みも示します。

日本発のエネルギー創出と産業創出の未来を切り拓くレーザーフュージョンの現在地と今後の展望をご紹介します。 

パワーレーザーに向けた透明セラミックス開発

神島化学工業(株) セラミックス技術G グループマネージャー 村松 克洋 氏
透明セラミックスは、光学ガラス同様大型化・大量生産が可能であり、同時に単結晶材料の優れた特性を兼ね備えた光学材料である。
唯一の欠点であった光学品質も現在ではレーザーグレードまで向上し、更に材料のセラミックス化により既存の光学材料にはない優れた性質も明らかになりつつある。
材料の基礎研究・開発からその実用化までには極めて長い期間を要したが、多結晶透明セラミックス光学材料の各分野への応用が進みつつある。 

本講演では、その中のひとつである、「大出力レーザー用大型セラミックス」を中心に、透明セラミックスの紹介をさせて頂きます。 

革新的パワーレーザーシステムの宇宙・エネルギー分野への社会実装

(株)パワーレーザー 代表取締役 山本 和久 氏
レーザー光源の高出力化、高効率化、超短パルス発生によりレーザーの応用市場が急拡大するとともに新たな応用が創出されている。

弊社は大阪大学発スタートアップ企業として、世界トップクラスの技術を有するレーザー科学研究所が保有するパワーレーザーおよびその応用技術に関して社会実装を行う。

進展が目覚ましい宇宙領域、エネルギー問題を解決可能なレーザー核融合への高輝度・高繰り返しパワーレーザー技術および応用について紹介する。
 

高出力半導体レーザーによるパワーレーザーの進展

浜松ホトニクス(株) 中央研究所 産業開発研究センター センター長 川嶋 利幸 氏
フュージョンエネルギーによる発電炉用ドライバーレーザーは、最終的に1ビーム当たりパルスエネルギー10kJ、繰り返し率10Hz以上が求められている。これを実現可能とする最有力候補として半導体レーザー励起固体レーザー(DPSSL:diode-pumped solid-state laser)の開発研究が進展している。

大出力DPSSLにおける日本の強みは、励起光源となる高出力半導体レーザーと固体レーザー媒体となるレーザーセラミックスである。浜松ホトニクスは、これまで協働機関と連携していくつかの国家プロジェクトに参画し、数100ジュールを10Hzで出力する大出力DPSSLの開発研究を推進してきた。

本講演では、高出力半導体レーザー技術の進展とこれを用いた大出力セラミックスレーザーの現在地を皆様と共有し、フュージョンエネルギーに向けたロードマップとパワーレーザーによる新産業の創出について展望する。 

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2025年11月13日(木) 13:00-16:10 展示ホール内特設会場1
【PLP-3 光る宇宙開発

パワーレーザー×宇宙応用分野のセミナーです。
レーザー推進、デブリ除去、宇宙空間通信、惑星探査など幅広い応用の研究開発・最新動向を解説します。

パネルディスカッション

光無線給電検討会 代表 宮本 智之 氏

JAXAにおける地球観測用ライダーの開発

(国研)宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門衛星利用運用センター
主任研究開発員 片山 晴善 氏
衛星搭載のライダーは、宇宙からの森林バイオマスの高精度推定や高精度な地形情報取得等に貢献する技術であり、今後の地球観測においても欠かせない技術とされている。

JAXAでは、日本初のレーザーによる森林観測ミッションであるISS搭載ライダー実証(MOLI)及び、高さ方向の高精度観測を可能とする高度計ライダー衛星の開発を行っている。
これらのライダーミッションでは宇宙で安定的に高出力が得られるレーザーが欠かせない技術となっている。 
本講演では、MOLIおよび高度計ライダー衛星の概要を紹介する。 

最新の宇宙業界動向およびレーザー技術が宇宙で果たす役割と可能性について

(株)Orbital lasers 事業開発部 事業開発部長 CBO 加藤 鉄平 氏
当社は、「衛星レーザー技術で人類にとって革新的な価値を創造し、宇宙大航海時代における新たな未来を切り拓く」というミッションのもと、「宇宙 × レーザー」という独自技術で、成長著しい宇宙産業においてグローバルにおいてもユニークな事業を展開しています。 

世界で初めてのレーザー方式による「スペースデブリ除去事業」や、衛星搭載型レーザー計測で全球を高精度に3次元化する「衛星ライダー事業」により、地球から宇宙まで、社会課題の解決と豊かな未来の創造に貢献していくことを志向しています。 

本講演では、 
 ・当社の事業概要 
 ・世界の宇宙産業の最新動向 
 ・レーザー技術が宇宙で果たす役割と可能性 
 ・将来ビジョン 
についてご紹介します。 

ハイパワーレーザーの宇宙分野における活用

(株)パワーレーザー 取締役 上野 宗孝 氏

検討中

(国研)情報通信研究機構 斉藤 氏

宇宙光学で求められるガラス

(株)オハラ 研究開発センター 研究開発センター長 南川 弘行 氏
光学・特殊ガラスメーカーである株式会社オハラは長年培った、高均質熔解技術や結晶化ガラス技術を使い、様々なガラスを宇宙・天文分野に供給、宇宙産業の発展に貢献してきた。 

近年の宇宙産業の成長は目覚ましく、その要因の1つに光学技術の発展が挙げられる。そして光学技術の発展には素材技術の進歩もある。ガラス素材の基本的な物性である透過率や屈折率、熱膨張係数の制御は、宇宙光学においても計測精度、感度等の性能向上に不可欠であり、宇宙産業の発展とともに高精度に制御されたガラス素材の要求は一層高まっている。宇宙用途で使われるガラスとして、例えば人工衛星や望遠鏡の目の役割となるレンズや鏡、最近では光衛星通信に使われる部材など多種多様である。 

本講演では、これまで当社ガラスが関わってきた宇宙・天文用途のガラスの紹介とともにレーザーを用いた宇宙光学用途のガラスについて紹介する。 

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[ 特定商取引法に基づく表記 ]



水谷 重人

コヒレント・ジャパン(株)

インダストリアル・セールス Precision Manufacturing グループ ディレクター

2011年ツーシックスジャパン(株)(現コヒレント・ジャパン(株))に入社し、レーザ光学部品の営業職に従事。
2017年コヒレント・ジャパン(株)に入社し、高出力レーザによる加工分野を中心としたビジネスディベロプメント職とアプリケーションラボを担当し、2024年より営業職に従事。

松尾 一輝

(株)EX-Fusion

代表取締役

大阪大学大学院理学研究科物理学専攻博士後期課程を修了し、博士(理学)を取得。在学中は高速点火方式核融合の研究に従事し、効率的な核融合プラズマ加熱を実証、将来の核融合炉実現に寄与した。修了後はカリフォルニア大学サンディエゴ校で核融合研究に携わり、米国での民間投資加速を目の当たりにして帰国。2021年、レーザーフュージョン商用化を目指しEX-Fusion株式会社を創業、代表取締役として技術開発と事業化を牽引している。

山本 和久

(株)パワーレーザー

代表取締役

1981年大阪大学基礎工学部電気工学科卒。同年松下電器産業(株)に入社。
2009年大阪大学光科学センター副センター長、2018年大阪大学レーザー科学研究所教授。2024年~大阪大学レーザー科学研究所特任教授、㈱パワーレーザー代表取締役。

川嶋 利幸

浜松ホトニクス(株)

中央研究所 産業開発研究センター センター長

1985年浜松ホトニクス株式会社入社。技術部、電子管事業部、開発本部を経て現在中央研究所企画部長兼産業開発研究センター長。2003年博士(工学)。大阪大学大学院工学研究科客員教授、電気通信大学レーザー新世代研究センター客員教授。

片山 晴善

(国研)宇宙航空研究開発機構

第一宇宙技術部門衛星利用運用センター 主任研究開発員

2003年,大阪大学院理学研究科宇宙地球科学専攻博士後期課程修了(理学博士).同年,宇宙開発事業団 宇宙航空特別研究員,
2006年, 宇宙航空研究開発機構 地球観測研究センターを経て、2016 年 先進光学衛星プロジェクトチーム。現在は、衛星利用運用センターにて将来の地球観測衛星やセンサの開発に関わる。

加藤 鉄平

(株)Orbital lasers

事業開発部 事業開発部長 CBO

2007 年、JSAT 株式会社(現スカパーJSAT)に入社し、国内及びアジア、米国市場を対象に衛星通信サービスの企画・営業を手掛ける。
その後、NewSpace 領域における新規事業創出に向けた投資活動や戦略策定に従事。
2021 年には日系宇宙スタートアップへのリード投資を主導し、投資後は同社へ出向しIPOまでの事業戦略の策定・推進を手掛ける。
2024 年 4 月に株式会社 Orbital Lasers へ入社し、事業全般の構築・推進を管轄。

上野 宗孝

(株)パワーレーザー

取締役

京都大学で物理学分野の博士過程修了後、東京大学において宇宙物理学分野の教員を経て2009年よりJAXAへ移籍.宇宙科学研究所において,プログラム室長,JAXAチーフエンジニア等を歴任,赤外線天文衛星や金星探査機あかつき等,数多くの宇宙科学ミッションにおいて中心的役割を果たし,宇宙機関のPMとSEを取りまとめる国際委員会の議長等も務める.2016年より神戸大学で惑星科学分野の教授として宇宙人材育成のスクーリング活動を行う.2019年よりJAXA宇宙探査イノベーションハブにおいて将来の探査に向けた共同研究活動の取りまとめを行いつつ,ムーンショット型研究開発プロジェクトのPMとして,AIロボットによる月・火星での自律的生命圏構築を目指すプロジェクトを牽引.2024年には,株式会社パワーレーザーを創業に参加し取締役に就任.大阪大学特任教授,神戸大学客員教授,株式会社Letera,株式会社ispace 顧問,アークエッジスペース株式会社技術顧問等,国内宇宙ビジネスの発展に向けた活動も推進している.

南川 弘行

(株)オハラ

研究開発センター 研究開発センター長

株式会社オハラに入社後、研究員として国立無機材質研究所(現 物質・材料研究機構:NIMS)で単結晶、ガラスの融液挙動について研究。その後、オハラにて主にゼロ膨張結晶化ガラスの開発に従事。宇宙・天文分野のガラス開発、用途開拓を進め、現在に至る。