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月刊OPTRONICS

月刊オプトロニクス表紙 光技術関連業界の最新情報が満載の月刊OPTRONICS。
技術者,研究者の方はもちろん,光に携わる方は是非ご購読ください!
 
2005.10 vol.24 No.286
10月号 特集

これがブロードバンド光シンセサイザだ

光シンセサイザの出現

産業技術総合研究所 松本 弘一

高品位フェムト秒光コムと光周波数シンセサイザ

産業技術総合研究所 美濃島 薫

高品位非線形ファイバ技術

三菱電線工業(株) 遠山  修

超高安定性フェムト秒ファイバレーザ

アイシン精機(株) 吉田  睦

光の周波数を測る

産業技術総合研究所 稲場  肇,洪  鋒雷
(株)アドバンテスト研究所 増田  伸,仁木 尚治

ブロードバンド光による固体屈折率計測

産業技術総合研究所 平井 亜紀子,佐々木 薫,松本 弘一

超短パルスレーザーの開発とナノ構造物質への応用

東京大学 小林 孝嘉

光コムによるヨウ素分子超微細構造の測定

産業技術総合研究所 洪  鋒雷

光学部品のABC 第19回

ビームスプリッター,PBS

昭和オプトロニクス(株) 中島 康裕

光物性の基礎と応用 第21回

物質・現象・新技術(9)近接場分光

京都大学 松田 一成

シリーズ

IT市場ウォッチング 第55回

光MEMS市場概観

(株)野村総合研究所 前原 孝章

技術者・研究者のためのマネジメント学入門 第27回

イノベーションは,どこから生まれるのか?

横浜国立大学 鈴木 邦雄,周佐 喜和

ワン・ポイント結像光学 第31回

正弦波格子の像(2)

朝枝 剛

光技術の研究開発・特許動向?/技術別に見る最新情報 第98回

拡散反射技術

嶋本国際特許事務所 嶋本 久寿弥太

中国ウォッチング

中国光ファイバーケーブル市場の動向について

NTTコミュニケーションズ(株) 榎島 卓哉

Zoom in USA

医療とITテクノロジー

小島 啓介

NEWS FLASH

▼ガラス製・非ガラス製光ファイバ・ケーブル,輸入数量の対前年同月比,8カ月連続のプラス
▼液晶テレビ生産の対前年比,23カ月連続のプラス
▼FTTHの加入数,300万を突破
▼民生用電子機器国内出荷金額,対前年同月比98.2%の2,134億円
▼次世代DVD,規格統一断念か!?
▼米国UMG,BDAに加盟
▼松下電器産業,台湾企業をDVD関連特許の侵害で提訴
▼三菱電機,IBMよりDVD関連特許約250件を取得
▼キヤノン,NEC半導体製造関連会社2社を買収
▼LED式車両用信号灯器,普及率9.3%に
▼世界最高効率の直交偏光光子対発生素子を開発
▼JAXA,光衛星間通信実験衛星『きらり』打ち上げ成功
▼東京電力,古河電工と光ファイバケーブルのリサイクル技術を開発
▼日販,48時間視聴限定DVDを発売
▼大画面薄型テレビ,各社相次ぎ発表
▼シャープ,携帯電話用300万画素カメラモジュールを量産
▼神戸製鋼,世界最長耐久性の短波長紫外線ランプ光強度測定用ダイヤモンド薄膜センサを開発

PHOTONICS SPECTRA

▼OIDA,2004年以降の光エレクトロニクス産業は回復基調と報告
▼Agilent,半導体製造部門と子会社Lumiledsを売却


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今月のコメント

 海外旅行に行く際,携帯品で気をつけなければならないのが電気のコンセント。国によって形状が違うので,その国に合ったアダプターを持って行かなくてはならない。電圧も違うのだが,さすがに最近では旅行へ持って行くような電気製品にはコンバータが内蔵されている。そう言えばヨーロッパでビデオソフトを買ってきたものの,それがPAL規格で日本では見ることができなかったなんて話がよくあった。紙のサイズも少し違うので持ち帰ってきた書類をバインディングする時,ぴったり合わなかったりする。規格を統一すれば良いのだが,膨大なコストがかかる事もあって,今さら変えられないというのが実情だろう。

 規格や標準化といったものは,このように皆が便利であるという次元とは別な観点からも非常に重要である。国内独自の規格にこだわったが故に世界市場において遅れを取ってしまったなんて話をよく耳にするが,規格や標準化を如何に戦略的に捉えるか,その国の産業競争力を左右するくらいの重みを持っている。

 ところで,米国ではメートル法単位ではなく一般的にインチやポンドといったポンド・ヤード法単位が使われている。日本でもかつては尺貫法を採用していて尺や匁が使われていたが,1959年にメートル法が実施されて(土地・建物の表記を含めた全面実施は1966年),以後公式にメートル法単位を使うようになった。今でも慣習として尺貫法単位を使うことはあるものの,公の製品表示にはメートルやグラムが使われている。米国がインチやポンドにこだわって,なかなかメートル法単位を使わないのは驕りではないかという意見もあるが,一方で5.25インチ光ディスクとか平方インチあたりの記録密度などいう表現が,メートル法を採用している日本でよく使われているのも,ちょっと不思議な感じがする(ゴルフじゃヤードが当たり前である)。蛇足だが料理で使われる大さじという単位は,女子栄養大学の創始者である香川綾氏が考案したもので,大さじは15cc,小さじが5cc,1カップが200ccと決まっているそうだ。

 今月号の特集はブロードバンド光シンセサイザ。波長多重通信システムのための高精度光周波数測定技術や先端的な寸法・ナノ計測技術などへの活用が期待されている注目の研究を取り上げてみた。

 衆議院議員選挙で自由民主党が296議席を獲得した。公明党とあわせた与党の議席数は327議席,三分の二の議席を占める巨大与党が誕生した。ということは参議院で法案が否決されても衆議院に差し戻して成立させることができるわけで,極論すれば与党はどんな法案でも通せるということになる。だからこそ数に驕らず謙虚な姿勢で事に当たって欲しいのだが,産業を含め我が国の国際競争力強化という観点からの改革は,目先の事に囚われるのではなく中長期的視点を持って積極的に進めて欲しい。

編集長 川尻 多加志

次号(11月号)の特集予定

特集「フォトニックナノ構造を中心とした光技術の最新話題(仮題)」

▼巻頭言
▼フォトニック結晶による高Qナノ共振器
▼フォトニックナノワイヤーにおける非線形現象
▼フォトニック結晶による自然放出制御
▼MEMS構造とフォトニックナノ構造の融合
▼自己クローニング型フォトニック結晶製品化の現状と将来
▼EIT効果による光速度の制御技術の現状と動向

(都合により,内容に変更のある場合があります。)

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