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月刊OPTRONICS

月刊オプトロニクス表紙 光技術関連業界の最新情報が満載の月刊OPTRONICS。
技術者,研究者の方はもちろん,光に携わる方は是非ご購読ください!
 
2006.8 vol.25 No.296
8月号 特集

次世代磁気記録へのブレークスルー -光と磁気によるハイブリッド記録方式-

総論 −光・磁気ハイブリッド記録−

日本大学 中川活二

熱アシスト磁気記録用高効率近接場光発生素子の開発

(株)日立製作所 松本拓也

近接場アシスト磁気記録技術

シャープ(株) 宮西晋太郎,村上善照,小嶋邦男

ハイブリッド記録用ヘッド

日本大学 中川活二

熱アシスト磁気記録技術

(株)富士通研究所 松本幸治

高密度記録材料

東北大学 北上修,岡本聡,菊池伸明

基礎からの量子光学 第8回

コヒーレントな光の量子論ーコヒーレント状態

情報通信研究機構 松岡正浩

シリーズ

シリーズIT市場ウォッチング 第65回

プラットフォームの競争が激化しつつある携帯電話端末業界

(株)野村総合研究所 藤浪 啓

ワン・ポイント結像光学 第41回

フィロンの高速フーリエ変換

朝枝 剛

光の研究コミュニティ −技術進展を支える光関連研究会/グループ− 第36回

電子情報通信学会 情報・システムソサイエティ 医用画像研究専門委員会

京都大学 杉本直三

光技術の研究開発・特許動向?/技術別に見る最新情報 第108回

ガスレーザにおける活性物質抑制による励起

嶋本国際特許事務所 嶋本 久寿弥太

NEWS FLASH

▼レーザ加工機,輸出数量の対前年同月比,9カ月連続のプラス
▼液晶テレビ生産台数の対前年同月比,33カ月連続のプラス
▼豊橋科学技術大学の米津教授ら,集積回路と発光素子の一体化技術を開発
▼JAXA,宇宙空間での3次元フォトニック結晶の生成実験に成功
▼京大野田教授らとJST・ローム,様々な形状のビームを自在に出射できるフォトニック結晶を用いた半導体レーザを開発
▼東北大尾辻教授と北大さの教授ら,プラズモン共鳴を利用したテラヘルツ帯電磁波放射に成功
▼慶大山中教授とのぞみフォトニクス,光スロット割り当てネットワークの実証実験を公開
▼NokiaとSiemens,新会社を設立
▼カラスにセミ…光ファイバケーブル「受難」
▼民生用電子機器国内出荷金額,対前年同月比126.2%の2,053億円
▼HD-DVD VS Blue-ray 「夏の陣」
▼コニカミノルタ,世界最高発光効率の有機EL白色発光デバイスを開発
▼京大川上助教授らと日亜科学,半極性面バルクGaN基盤上へのLED開発に成功
▼ミヤカワ,オンデマンドマイクロレンズアレー生成システムを開発
▼中村修二教授,ミレニアム技術賞を受賞
▼ニコン,オキサイドと業務提携
▼太陽光発電協会,太陽光発電市場の見通しを発表
▼映機工業と玉晶光電,合併会社を設立

PHOTONICS SPECTRA

▼DOE,固体照明開発に700万ドルを支援
▼Adva Optical Networking,Movaz Networksを買収


EVENT INFORMATION


EVENTS

▼第5回 ナノサイエンス・サマー道場 −量子オプティクスの基礎と応用−
▼第2会 光応用新産業創出フォーラム ー進化するブレインネットワークの構築を目指してー
▼レーザー学会 第351回研究会「レーザー医学・生物学応用」
▼POF & MOC2006(The 15th International Conference on Plastic Optical Fiber & The 12th Microoptics Conference)
▼ここまできた 高速・高精度「光応用計測」〜次世代超精密加工への可能性〜
▼第38回光波センシング技術研究会 講演会

Zoom in USA

第37回 次世代ネットワークを睨んで

東門 元二

PRODUCTS INFORMATION

今月のコメント

 科学技術振興調整費を巡っての不祥事や論文データ捏造といった研究モラルが問われる事件が相次いでいる。振興調整費の不正受給を問題視した財務省は今年度新規採択された106億円の支給手続きを一時停止,その後92億円分は凍結解除となったが,ルール通りに研究を行なっている研究者までが影響を受けかけない事態に発展した。研究者一人ひとりがモラルを持って行動する事が大切なのはもちろんなのだが,防止策を含めたマネジメントシステムの確立も急がれる。また,今回の不祥事によって科学技術振興全般に対して世論がネガティブな方向に進んで行ってはならないだろう。

 幕張メッセで開催された今年のインターオプトの入場者数は主催者発表で合計10,088人,開催期間が4日間から3日間に変更になった昨年が10,022人だったので,集客規模としては昨年とほぼ同じという結果になった。ファイバレーザやフェムト秒レーザといった注目技術の展示のほか,今年はFTTH Council Asia-Pacific 1st Annual Conference 2006が12,13日の両日に開催され,会場内にその関連企業が出展したこともあって,昨年より通信関係の出展が目についた。来年の一層の発展を期待したい。

 ところで,科学技術振興機構のERATO(戦略的創造研究推進事業)が25周年を迎え,その記念シンポジウムが6月30日,東京国際フォーラムで開催された。シンポジウムでは「イノベーション・シーズの開拓者たち」と題するパネルディスカッションが行なわれたのだが,そのパネラーを見るとモデレータを除く4人のうち3人までが光エレクトロニクス関係の研究者であった。東京工業大学・教授の細野秀雄氏,慶應義塾大学・教授の小池康博氏,情報・システム研究機構・教授の山本喜久氏の三氏である。光エレクトロニクス技術のポテンシャルは高いという印象を強く受ける。

 さて,大容量という観点からメモリを眺めると,やはりハードディスクが一歩も二歩も先進んでいるという感は否めない。商品としての立ち上がりが期待されている話題のBlue-ray DiscやHD DVDも,容量だけを見ればハードディスクには敵わない。ところが,この磁気記録方式にも何れ限界が来ると言われている。ハイビジョンテレビの普及が進む中,高精細な動画像を記録再生できる更なる大容量メモリが求められているが,光エレクトロニクス分野では次世代技術として近接場光メモリやホログラムメモリ,多層光メモリなど,様々な方式の研究開発が活発化している。一方,磁気記録方式からのアプローチとして,光エレクトロニクス技術を組み合わせる事でその限界を突破しようとするハイブリッド記録方式が期待を集めている。今月号の特集は次世代磁気記録へのブレークスルーと題して,光と磁気によるハイブリッド記録方式を取り上げてみた。光か磁気の二者択一ではなく,その組み合わせで更なる技術進展が実現する。ここでも高いポテンシャルを持つ光エレクトロニクス技術が光っている。

 月刊オプトロニクスでは来月号から,注目のトピックスをより掘り下げた情報ページを新設して内を充実させます。リニューアルに乞うご期待。

編集長 川尻 多加志

次号(9月号)の特集予定

特集「FTTHの実現技術と今後の課題(仮題)」

▼FTTHの現状と今後の展望
▼GE-PONシステム技術
▼アクセス系光映像伝送技術
▼光線路構成技術
▼光部品技術
▼次世代アクセス技術

(都合により,内容に変更のある場合があります。)

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