書籍/雑誌

お問合せ
(株)オプトロニクス社
販売部
booksale@optronics.co.jp
TEL(03)5225-6614
FAX(03)5229-7253

※間違い電話が多くなっております。番号をよくご確認の上ダイヤルをお願いいたします。

月刊OPTRONICS

月刊オプトロニクス表紙 光技術関連業界の最新情報が満載の月刊OPTRONICS。
技術者,研究者の方はもちろん,光に携わる方は是非ご購読ください!
 
2007.12 vol.26 No.312
12月号 特集 レーザ加工を科学する

総論:レーザ加工を科学する

中央大学 新井 武二

レーザーと材料の相互作用の可視化

長岡技術科学大学 伊藤 義郎,田辺 里枝

レーザー加工は,光のエネルギーを被加工物の微小部分に集中させて,高エネルギー密度状態を作り,その部分の物質の状態を変化させる,局所加工である。そのため,レーザー照射部とその周辺部とには,温度や圧力などの非常に大きな空間的な差,勾配,が生じる。また,勾配が大きいことは,時間的にも急激な変化をもたらし,例えば,冷却速度が非常に大きくなり,急冷組織が作られやすくなったりする。このような点は,レーザー加工の大きな特徴の一つであり,その有用性の基ともなっている。・・・(続きは本誌で)

レーザ穴あけにおける多重反射を考慮した熱流体解析

大阪大学 大村 悦二

レーザ穴あけでは,溶融部にキーホールが形成されることでアスペクト比の大きな穴をあけることができる。反面,ポロシティなどの生成原因にもなる。一般にキーホール挙動をその場観察するのは難しい。キーホール挙動を理解し,加工穴形状を予測するには熱流体解析が有用である。そこで,著者らは,レーザ穴あけにおける多重反射1)と熱流体の連成解析手法を提案し,金属のレーザ穴あけ現象を解析した。本稿では,解析方法の概要と解析結果を紹介する。・・・(続きは本誌で)

レーザ溶接におけるキーホールの安定化と溶接欠陥の防止

(独)物質・材料研究機構 塚本 進

レーザ溶接の最大の特徴は,(a)に示すような狭くて深い溶込み形状にある。これにより,厚板を1パスで効率よく溶接できるだけでなく,熱影響部が狭く,変形の小さい精密な溶接が可能となる。このように,レーザ溶接で深い溶込みが得られるのは,レーザ照射位置で材料の溶融と蒸発により細長いキーホール(b)が形成されるためである。レーザはキーホール内部を多重反射しながら材料の奥深くまで加熱し,深い溶込みが形成される。・・・(続きは本誌で)

切断フロントとその近傍における諸現象について

中央大学 新井 武二

レーザーを用いた光表面改質

東京工業大学 村原 正隆

レーザーによるガラスの内部構造改質

京都大学 三浦 清貴,坂倉 政明,平尾 一之

ガラスの加工技術としては,機械的な研磨や切断,成形性の良さを生かした加熱延伸やモールド成形,電子,イオン,レーザーによるビーム加工等,目的に合わせて多種多様である。しかし,機械加工はもとより電子やイオンによるビーム加工やエキシマ等のUVレーザーあるいは炭酸ガスレーザ等の赤外レーザー加工では,そのエネルギーのほとんどがガラス表面近傍で吸収されてしまうため,ガラス内部の局所選択的な加工には不向きである。・・・(続きは本誌で)

Mini Magazine レーザ製品の手引き

光通信用レーザの最新動向

(株)日立製作所 青木 雅博,牧野 茂樹,有本 英生,北谷 健,中原 宏治

GaN系レーザダイオードの最新動向―基幹技術と今後期待される技術―

名城大学 天野 浩

加工用レーザの最新動向

(有)パラダイムレーザーリサーチ 鷲尾 邦彦

市販レーザ・カタログデータを読むための基本用語集

石川レーザ技術士事務所 石川 憲

FPDの開発競争はネクストステージへ

「超」薄型化をキーワードに開発競争が始まったFPD(フラットパネルディスプレイ)。それは,この10月に開催された『CEATEC JAPAN2007』と『FPD International2007』でも見ることができた。「超」薄型の本命と言われる有機ELディスプレイがテレビ用途として登場するほか,LCDも壁掛けテレビを見据えた薄型化を着々と進めている。 「超」薄型化の開発は,テレビ用途だけにとどまらず,PC向けやモバイル向けなどにも及んでいる。・・・(続きは本誌で)

社会・経済の持続的発展に向けて!文科省,光技術の利活用を提言

「21世紀は光の時代」と言われている。今日まで光技術の研究開発や,これを用いた応用展開は急速に進展してきた。こうした趨勢は,今後もますます勢いを増していくものと考えられている。そんな中,文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会は「光技術」を一つの資源として捉え,これを総合的に活用する方策を展望するため,光技術開発の現状と今後の方向性についてまとめた報告書を発表した。・・・(続きは本誌で)

新機軸を打ち出した展示会,産業用カメラ総合技術展2007/ポジショニングEXPO2007

精密機器,光学機器業界に新機軸を打ち出した展示会,第1回産業用カメラ総合技術展2007並びにポジショニングEXPO2007(主催:月刊オプトロニクス)が,11月6日〜 8日,東京都立産業貿易センター浜松町館にて行なわれた。産業用カメラ総合技術展に24社,ポジショニングEXPOに33社が出展,また会場では各種関連技術セミナや出展社セミナの他に,NHK放送技術研究所による超高感度カメラ,超高速カメラの特別展示も開催され,3日間の会期中の来場者数は3,395名にのぼった。・・・(続きは本誌で)

21世紀を切り開く機能性単結晶の基礎と応用 第8回 HVPE法を用いたGaN単結晶の育成

古河機械金属(株) 碓井 彰,砂川 晴夫,石原 裕次郎,錦織 豊,佐藤 忠重

DVD など光情報処理システムが大容量化しており,高い記録密度が実現できるGaN系の青紫レーザに注目が集まっている。その実用化に大きな役割を果たしているのが低転位GaN基板であり,現在この基板はハイドライド気相成長(Hydride Vapor Phase Epitaxy: HVPE)と呼ばれる手法で実用化されている。・・・(続きは本誌で)

まるわかり非線形光学 第16回 光ファイバーにおける非線形光学(1)光ファイバーの基本的性質

(独)科学技術振興機構 黒澤 宏

非線形光学に関する話題を15回にわたってお話ししてきました。皆さんが目にする機会の多い話題についてはおおむね終わったと思っています。残る話題は光ファイバーとパルス伝搬です。これから二回連続で,光ファイバーの中で起こる非線形光学についてお話しします。光ファイバーは,光を細い導波路の中に閉じ込める構造ですので単位面積あたりの光強度は非常に強くなります。非線形光学効果が強く現れるのが,非線形屈折率効果です。・・・(続きは本誌で)

基礎からの量子光学 第24回 線形光学素子を用いた量子計算─そのしくみと最新状況─

北海道大学 竹内 繁樹

量子計算とは,量子力学の「重ねあわせの原理」を直接計算に応用する新しい計算方法である1)。その仕組みに基づく量子コンピュータが将来実現すれば,既存のコンピュータでは時間がかかりすぎて解けない問題を解くことができると期待されている。その本質は,現在のコンピュータが0または1の値をもつ「ビット」を基本単位とするのに対して,0と1の重ね合わせ状態をとることのできる「量子ビット」を基本単位とすることにある。

シリーズ

光の研究コミュニティ-技術進展を支える光関連研究会/グループ- 第52回

(社)日本分光学会 NMR分光部会
奈良先端科学技術大学院大学 児嶋 長次郎

NMR分光部会は,分光学におけるNMR(核磁気共鳴法)およびその応用分野の振興を図ることを目的に設立された専門部会です。NMRは,ゼーマン分裂(外部磁場中における核スピンのエネルギー分裂)に対応する周波数の電磁波を原子核に共鳴吸収させる分光法で,一般的な分光法に比べ励起状態の寿命が極めて長いという特徴があります。・・・(続きは本誌で)

IT市場ウォッチング 第81回 エレクトロニクスの次の成長の種はあるのか?

(株)野村総合研究所 藤浪 啓

デジタル家電の価格破壊の勢いが止まらない。フラットパネルテレビを中心に利益無き繁忙が更に加速している。日本のエレクトロニクスの代表であるフラットパネル産業は利益が取れない構造に陥って久しいが,それが更に加速する方向にある。もう一方の雄である半導体についても東芝のNANDフラッシュは好調であるものの,ソニーのCELLからの事実上の撤退,DRAMの価格急落,継続して続くドライバIC の赤字化など惨憺たる状況が続いている。・・・(続きは本誌で)

ワン・ポイント結像光学 第57回 フェルマーの原理と変分法

朝枝 剛

フェルマーの原理とは光がある点から別の点まで進むときにその2 点を伝播する道筋は二点間を光が進む時間が最短になるような経路になるというものでした。この考え方に従うと一様な媒質の中では当然ながら2 点を結ぶ直線として光は進むことになります。このことは私たちの経験によく合致します。また一様な二つの媒質の境界面で起こる反射や屈折をフェルマーの原理で説明すると屈折角がスネルの法則に従うことも反射角が入射角と同じになることも説明できます。・・・(続きは本誌で)

光技術の研究開発・特許動向II/技術別に見る最新情報 第120回 干渉フィルタ技術

嶋本国際特許事務所 嶋本 久寿弥太


HEAD LINE NEWS

DATA ROOM

▼ガラス製光ファイバ・ケーブル輸出数量,21ヶ月連続のプラス
▼CCDの生産実績,29ヶ月連続のプラス
▼民生用電子機器国内出荷金額,対前年同月比108.0%の2,536億円

PHOTONICS SPECTRA

▼ICALEOにナノ製造技術会議が加わる

CALENDAR

EVENTS

▼レーザー学会第368回研究会「短波長光の発生とその応用」
▼第7回ボリュームホログラフィックメモリ技術研究会「システム構築のための新技術」
▼日本光学会光設計研究グループ 第38回研究会「宇宙開発における光学技術」
▼レーザー学会 第369回研究会「21世紀のレーザー技術」
▼応用物理学会関西支部 第2回講演会
▼月刊オプトロニクス特別セミナー「注目のテラヘルツテクノロジーとその応用」
▼第41回光学五学会関西支部連合講演会
▼レーザー学会学術講演会 第28回年次大会
▼14th European Conference on Integrated Optics ECIO'08

TOPIC

▼荒川教授,中野教授等の内閣総理大臣賞受賞記念講演会,開催
▼進展するナノ量子情報エレクトロニクス研究

PRODUCTS INFORMATION

今月のコメント

 レーザという画期的なツールを手にした事によって,私たちは通信やメモリ,計測,加工といった幅広い技術分野において飛躍的な発展を成し遂げることができました。この発展は当然のことながら,シーズ側だけの発想をもとにした研究・開発によって成し得たのではなく,ユーザ側からの視点や要求があってこそ初めて実現できたものです。そうでなければ,ともすればシーズ側の独り善がりになってしまう場合があり,「こんなに良い技術なのになぜ使ってくれないのだろう?」,「こんなに良い製品なのになぜ買ってくれないのだろう?」という事にもなりかねません。

 レーザ加工についても,これまでにも様々な応用の可能性,有用性が提示されてきました。その一方で,ユーザ側からの視点を持って,加工した時にそこで何が起こっているのかを,これまで以上に明らかにすることができれば,レーザ加工の技術的進展と普及はさらに進むことになるでしょう。

 今月号の特集では,中央大学研究開発機構の新井武二教授に,レーザ加工の一層の発展のため「レーザ加工を科学する」という切り口で特集を企画していただきました。

 拓殖大学国際学部の野村進教授が執筆された『千年,働いてきました』(角川書店刊)という本をご存知でしょうか。本書によれば,東京商工リサーチが自社の150万社に及ぶデータベースを調べた結果,日本には創業100年以上の企業が1万5,000社以上もあるそうです。さらに,把握していない個人商店を含めれば,その数は何と10万社以上にもなると言います。

 創業200年以上の企業を見ても3,000社はあるそうで,これを他の国々と比較してみると,多い順でドイツが800社,オランダ200社,アメリカ14社,中国9社,台湾7社,インド3社となっていて圧倒的に日本が多いという結果になります。ちなみに,お隣の韓国では俗に「三代続く店はない」と言われていて,100年以上続いている店や企業は一つもないそうです。

 日本の老舗企業で特に有名なのが大阪にある宮大工の金剛組です。創業は西暦578年で,1,400年以上の歴史を持つ世界最古の企業だそうです。ヨーロッパに経営歴200年以上の企業が加入を許される『エノキアン協会』という団体があるのですが,そこでの最古の企業であるイタリアの金細工メーカですら,創立は1369年ということです。

 これら日本の老舗企業に共通する点は,家業を守りつつ時代のニーズに柔軟に対応している,家訓がある,必ず本業を大切にする,投機の戒め,取引の公平性と信頼を重んじる町人の正義を貫いていることだそうです。また,多くの老舗企業が「儲かる」か「役に立つ」かの二者選択を迫られた時,「役に立つ」ほうを選んできたとも言います。

 現在の欧米型経営が最も優れた形態であり,それがグローバル・スタンダードであるという考え方が主流の昨今ですが,それとは一味も二味も違った日本ならでは企業の在り方が,そこにはあるような気がします。これを「強み」と言っても良いのではないでしょうか。

編集長 川尻 多加志

今後の特集予定(敬称略)

1月号 特集 『フォトニック結晶ファイバと周辺技術』

▼総論 フォトニック結晶ファイバ技術とその周辺技術の現状と今後の展望 日本電信電話(株) 清水正利
▼次世代光ファイバ 日本電信電話(株) 倉嶋利雄
▼フォトニックバンドギャップファイバの最新動向 日本電信電話(株) 川西悟基
▼フォトニック結晶ファイバの応用 三菱電線工業(株) 田中正俊
▼フォトニック結晶デバイス 日本電信電話(株) 新家昭彦

(都合により,内容に変更のある場合があります。)

ページトップへ
Copyright (C) 2014 The Optronics Co., Ltd. All rights reserved.