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月刊OPTRONICS

月刊オプトロニクス表紙 光技術関連業界の最新情報が満載の月刊OPTRONICS。
技術者,研究者の方はもちろん,光に携わる方は是非ご購読ください!
 
2007.4 vol.26 No.304
4月号 特集 ファイバーレーザとその応用

総論

大阪大学名誉教授 宮本 勇

 筆者は本誌2004年4月号の特集「固体レーザの新展開」において,ファイバーレーザの動向を紹介した。当時,光通信用のファイバーレーザがテレコム不況を契機に,高パワーレーザとして材料加工分野に登場した。それまで固体レーザの主流の座にあったロッド結晶が技術的に行き詰まり状態であったこともあり,ファイバーレーザは大きなインパクトを与えた。前回の特集から3年,ファイバーレーザは「斬新なコンセプト」から「生産ツール」となり,昨年の材料加工用ファイバーレーザ出荷台数は小出力も含めると5000台を超えた。・・・(続きは本誌で)

フェムト秒ファイバーレーザとその微細加工応用

アイシン精機(株) 吉田 睦

 ファイバーレーザは,連続波レーザの分野では今や固体レーザを駆逐する勢いで市場に浸透している。平均出力の高出力化状況を見ても固体レーザを凌駕する時代になってきている。さらに数年前までは海外メーカしか無かったが,最近では複数の国内メーカが商品リリースするに至っている。ファイバーレーザはまさに今後の急成長が期待される方式である。そんな中,我々はフェムト秒領域の持続時間のパルスを発生する,「フェムト秒」ファイバーレーザに特化した研究開発と商品化を進めて来た。・・・(続きは本誌で)

高出力ファイバーレーザ溶接とその応用

大阪大学 片山 聖二,川人 洋介

 レーザは,集光状態で高パワー密度・高エネルギー密度の熱源となり,ほとんどすべての材料を容易に加熱・溶融・蒸発させることができ,溶接,切断,穴あけなどの種々の加工に利用されている。特に,レーザ溶接法は,10 mm程度の極薄板から50 mm程度の厚板までの継手が作製でき,各種製品や構造物の高品質・低変形・高速・深溶込みの接合法として認められている。また,レーザ溶接法は,各種溶接法のなかで,ロボット化,自動化,省力化なども容易であることから,自動車や鉄道車両,電子・電機,産業機器や重工業など,広範囲な産業分野に利用が拡大している。・・・(続きは本誌で)

ピコ秒ファイバーレーザによる材料加工

Corelase Oy  Jari Sillanpää, Harry Asonen

大出力ファイバーレーザーとその応用

IPGフォトニクスジャパン(株) 福部 博

ファイバーディスクレーザの開発とその応用

浜松ホトニクス(株) 伊東 勝久,田中 彰美,山浦 均,関口 宏,宮島 博文,菅 博文

光産業国内生産額,2006年度見込みは5.3%増,2007年度予測は5.4%増

 光産業技術振興協会では,1980年度以来調査を続けている光産業国内生産額統計について,2005年度(2005年4月〜2006年3月)の実績と2006年度の見込み,および2007年度の予測を発表した。2005年度の実績は,7兆5,440億円(成長率0.3%減)と横ばい。太陽電池分野やレーザ加工分野が好調だった反面,光ディスクをはじめとする情報記録分野における生産拠点の海外シフト,製品価格の下落等が影響した。・・・(続きは本誌で)

青紫色半導体レーザの性能を左右するGaN基板

 CDやDVDなどといった現行光ディスクに続き,新たな光ディスクとして登場した「Blu-ray Disc(BD)」と「HD DVD」。昨年,家電メーカからこれらに対応したレコーダ・プレーヤが相次いで発表され,ついに次世代光ディスク市場の幕が開けた。
 調査会社BCNによれば,2006年12月のBD/HD DVDレコーダ・プレーヤの月間販売台数シェアは,BDがシェア94.7%と,HD DVDを圧倒したという。ちなみに,参入メーカのモデル別シェアは,トップが松下電器産業のBDレコーダ(モデル名:DMR-BW200)で,シェアは56.7%だった。・・・(続きは本誌で)

光で防災!光ファイバ防災システム

 光ファイバを利用した防災システムの実用化が進められている。光ファイバセンサを活用し,広域防災システム,ひいては防災都市を構築しようというのだ。現在主流である電気式センサが,センサ周辺の限られた範囲の情報しか検出しないのに対し,この光ファイバを用いたセンサは,光ファイバ延長上にわたる温度変化や,歪み,振動といった情報を,一括して収集することができる。具体的には,1秒間で総延長にして約10kmものファイバが検出したデータを収集することが可能だという。・・・(続きは本誌で)

どこまで進んだ?裸眼立体表示技術

 総務省の『ユニバーサル・コミュニケーション技術に関する調査研究会』は2005年から,ユビキタスネット社会の実現に不可欠なユニバーサル・コミュニケーション技術について,その関連技術の開発課題と推進策を検討してきた。その最終報告書の中には,3次元立体映像技術に関するものが盛り込まれており,2020年の実用化を目指すことが示されている。

特別企画

OPTRONICS WORLD
LASER EXPO2007/レンズ設計・製造展2007/光ファイバ総合技術展2007

出展各社見どころ

21世紀を切り開く機能性単結晶の基礎と応用 第1回

機能性単結晶に期待する

大阪大学 佐々木 孝友

非線形光学結晶CLBOの開発と全固体紫外レーザー応用

大阪大学 吉村 政志,森  勇介,佐々木 孝友

 現在,産業・医療等の様々な分野で紫外レーザー光が応用され始めている。先行開発されてきたエキシマレーザーに加え,近赤外域の固体レーザー光を複数の非線形光学結晶により波長変換し,コヒーレント紫外光を得る方式が注目されている。全固体光源は高頻度のガス交換が不要なために長寿命化,低コスト化が実現するだけでなく装置サイズも小型化し,高繰り返しパルスで動作が可能でビーム品質が優れているといった利点も備えている。・・・(続きは本誌で)

進め!! 日本のイノベーション 第8回 クラスター:イノベーションを促進する場

大阪市立大学 前田 昇

 クラスターとは語源的にはぶどうの房を意味し,小さな組織が一ヶ所に集まって結びつき複合体をなしている状況をさす。産業概念としてこの数年世界各地で「産業集積」に変わり「クラスター」という言葉が盛んに使われ,研究や調査が進んでいる。
 米国競争力評議会COC1)(Committee on Competitiveness)は,1990年代末からハーバード大学のマイケル・ポーター教授をヘッドとした分析調査チームを結成し,数年がかりの調査をおこなった。・・・(続きは本誌で)

まるわかり非線形光学 第8回 レーザー光を制御する技術(電気光学効果の巻)

(独)科学技術振興機構 黒澤 宏

 レーザー光の最大の特徴であると同時に最大の欠点でもある特定の単一波長の光しか作ることができない点を克服するために,非線形光学効果が利用できることをお話をしてきました。でも,波長だけしか変えることができないのでは,あまり役に立ちそうにはありません。そこで,今回からはレーザー光の波長以外のパラメーターを変化させる光学素子についてお話しします。その手始めに,二次非線形光学効果に的を絞って,光の振幅と位相を変える技術と素子のお話をします。・・・(続きは本誌で)

基礎からの量子光学 第16回 量子もつれ光子の発生と検出

東北大学 枝松 圭一

 量子もつれあるいはエンタングルメント(entanglement)※1は,近年脚光を浴びている量子情報処理の基礎をなすリソースの一つであり,その発生と検出・評価技術の確立は,量子情報処理を実用化する上でたいへん重要である。なかでも,光の量子である光子の対に量子もつれを保持させた「量子もつれ光子対」は,光の持つ性質として外乱による影響(デコヒーレンス)を受けにくいことから,空間的に離れた場所へ量子もつれ状態を転送する媒体として最適であり,量子情報通信技術の実用化のためになくてはならない存在である。・・・(続きは本誌で)

シリーズ

ワン・ポイント結像光学 第49回 瞳の形

朝枝 剛

 図1(a)のように通常単レンズは凸面あるいは凹面の球面でしかもその形状が円形です。単レンズをいくつか組み合わせて一つのレンズ系ができます。理想的に作られた単レンズを理想的にきちんと配列したとすると各球面の曲率中心は一つの直線上にすべてのっていることになります。この直線を光軸(optical axis)といいます。・・・(続きは本誌で)

IT市場ウォッチング 第73回 エレクトロニクス産業の中長期的な経営イッシュー

(株)野村総合研究所 藤浪 啓

 2007年に入り半導体の市況が急速に悪化してきている。シリコンサイクルの下り坂に入ったこともあるが,価格下落がそれに追い討ちを掛けている。NANDフラッシュは2006年初頭から比較すると実に8割近くまで価格下落を続けている。デジタル情報家電も台数ベースでの市場は増大を続けてはいるものの,価格破壊は止まらず,各社とも利益無き繁忙の体をなしている。一方で,資源高の影響もコスト面で大きく足を引っ張っており,エレクトロニクスメーカー,デバイスメーカーの収益を圧迫している。・・・(続きは本誌で)

光の研究コミュニティ−技術進展を支える光関連研究会/グループ− 第44回
応用物理学会 テラヘルツ電磁波技術研究会

広島大学 角屋 豊

 テラヘルツ帯(おおよそ0.1 THz〜100THz)の電磁波は電波と光波の境界領域にあり,それぞれの分野でサブミリ波,および遠赤外光と呼ばれている領域の拡張となっています(図1)。技術的にもエレクトロニクスとフォトニクスの境界にあって,比較的最近まで技術・応用ともにあまり進んでいませんでした。しかし近年,THz電磁波の発生・検出技術が急速に進展しており,応用に関するさまざまな検討も進められています1, 2)。物質のTHz領域の電磁波応答には,固体結晶のフォノンモードや低エネルギー準位間遷移,高分子物質の分子振動や,分子間結合振動,液体の誘電緩和,導体による反射・吸収,等があります。・・・(続きは本誌で)

※シリーズ「光技術の研究開発・特許動向 II/技術別に見る最新情報」はしばらくのあいだお休みします。


HEAD LINE NEWS

DATA ROOM

▼ガラス製光ファイバケーブル輸出数量,13ヶ月連続で増加
▼PDPモジュールの生産台数,24ヶ月連続のプラス
▼民生用電子機器国内出荷金額,対前年同月比105.0%の1,649億円

PHOTONICS SPECTRA

▼Alcatel-Lucent,従業員1万2,500人を削減

CALENDAR

EVENTS

▼ナノインプリント技術の最新情報と応用事例セミナー
▼CLEO / QELS’07(The Conference on Lasers and Electro-Optics / Quantum Electronics and Laser Science Conference)
▼第16回量子情報技術研究会(QIT16)
▼第5回オプティクスおよびエレクトロニクスのための透明酸化物薄膜に関する国際シンポジウム(TOEO-5)
▼第13回研究会 中赤外レーザー分光
▼第104回微小光学研究会「表面と微小光学」

Zoom in USA 第44回 起業家の新しい動き

東門 元二

PRODUCTS INFORMATION

今月のコメント

 ファイバーレーザは高いビーム品質と高変換効率,さらに長寿命でアライメントが不要,かつコンパクトであるといった優れた特徴を持っています。このファイバーレーザ,ここ数年の進歩には目を見張るものがあります。高出力化はもちろんですが,超短パルス化においても新たな展開を見せようとしています。そこで,今月号の特集では注目を集めるファイバーレーザとその応用に関する最新動向を取り上げました。

 企画を立てていただいた大阪大学名誉教授の宮本勇先生が,特集の巻頭言で産業用レーザに関して次のようなことを指摘されています。1990年代初頭には40%以上もあった我が国の産業用レーザの世界市場シェアが今や,その半分にまで下がってしまっている。一方,ドイツではレーザの技術開発に多額の公的資金を投入して,シェア40%を獲得するまでになった。もちろん,我が国でもドイツを上回る公的資金による支援が実施されました。にもかかわらず次世代を担うような先進的なレーザは,どうも海外勢に押され気味というのが実情のようです。日本の場合,プロジェクトが総花的で,プロジェクト間に関連性がなく,筋の通った戦略が見られないのではないかということを心配されています。縦割りではなく,横断的な視点を持った戦略がプロジェクトに必要ということだと思います。

 今月号から新しい連載がスタートします。タイトルは「21世紀を切り開く機能性単結晶の基礎と応用」。大阪大学大学院工学研究科の佐々木孝友教授をリーダーとしたグループの方々に企画を立案していただきました。第1回目ということで,今月号は佐々木先生による巻頭言と非線形光学結晶CLBOの開発と全固体紫外レーザー応用の2本立てとしました。先端技術分野においては,材料を制する者が市場を制するとも言われますが,光技術分野においても優れた単結晶の研究開発が数々の優れた光デバイスを生んできました。今後,21世紀にキーマテリアルとして進展が期待されている各種単結晶に関して,その育成技術や応用について解説を掲載していく予定ですので,ご期待下さい。

 LASER EXPO2007,レンズ設計・製造展2007,光ファイバ総合技術2007の三つの展示会と関連の各技術セミナーが4月25日(水)から27日(金)の3日間,パシフィコ横浜で開催されます。展示会並びにセミナーの概要と出展各社の見どころを掲載しましたので,お出掛けになる前に参考として一読していただけたら幸いです。ご来場,心よりお待ち申し上げています。

 光産業の国内生産額統計が発表されました。2005年度実績が7兆5,440億円で成長率マイナス0.3%,2006年度見込みが7兆9,409億円でプラス5.3%,2007年度予測は8兆3,710億円でプラス5.4%という結果になりました。マイナス成長は調査開始以来2回目,昨年の段階では2005年度は2.1%の成長が見込まれていたのが下方修正となりました。製品の低価格化と生産の海外シフトが予想より進んでいるようです。詳細はFOCAL POINTで。

編集長 川尻 多加志

■今後の特集予定(敬称略)

 5月号 特集『農業に貢献する光技術(仮題)』

 ▼地球環境の変動と食糧安全保障 アミタ(株) 嘉田良平
 ▼植物工場の現状と動向 東海大学 高辻正基
 ▼光触媒の農業への応用 (独)産業技術総合研究所 垰田博史
 ▼光による害虫の物理的防除 岩崎電気(株) 田澤信二
 ▼オプティカルファーミング 三重大学 亀岡孝治
 ▼農業リモートセンシング 東北大学 斎藤元也

 6月号 特集 『青紫色レーザを用いた光ディスクの注目技術(仮題)』

 ▼総論 関西大学 沖野芳弘
 ▼BD用光ヘッド 三菱電機(株)篠田昌久
 ▼HD DVD用光ヘッド 船井電機(株)松井 勉
 ▼互換レンズ コニカミノルタオプト(株)大利祐一郎
 ▼ディスクの多層化 松下電器産業(株)宮川直康
 ▼光ディスク製造プロセス メモリーテック(株)湯本 誠司
 ▼光ディスク信頼性試験の標準化の現状 大阪産業大学 入江 満

(都合により,内容に変更のある場合があります。)

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