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月刊OPTRONICS

月刊オプトロニクス表紙 光技術関連業界の最新情報が満載の月刊OPTRONICS。
技術者,研究者の方はもちろん,光に携わる方は是非ご購読ください!
 
2008.11 vol.27 No.323
マイクロ波・ミリ波フォトニクス最新動向

躍進するマイクロ波・ミリ波フォトニクス技術

東京工業大学 井筒 雅之

携帯電話は日々進化し,撮った写真をすぐメールしたり,ワンセグのTV 番組を電車の中で見たり,オートチャージ可能なプリペイドカードにして使ったり,GPS(全地球測位システム)として何処にいるかを確かめたりすることが出来る。BB(ブロードバンド)インターネットも拡大している。駅やファーストフード店のホットスポットも充実して来た。何にでも目印が付けられる無線タグや,UWB(ウルトラワイドバンド)技術による超高速な無線USB接続,MIMO(多入力多出力)技術によるギガビット無線が注目を集めている。・・・(続きは本誌で)

光ファイバ無線の現状と将来―電波の汎用プラットフォームとしての貢献―

大阪大学 塚本 勝俊

光ファイバ通信技術と電波無線通信技術の融合から生まれた光ファイバ無線(RoF: Radio-on-Fiber またはRadio-over-Fiber) は,光ファイバの低損失・広帯域性を活かして,種々の電波をそのまま光ファイバに閉じ込めて伝送することができ,無線通信・放送システムに汎用性と拡張性を提供する能力を持っている。RoF リンクの基本構成を図1 に示す。これは副搬送波周波数多重(SCM: Subcarrier Multiplexing)方式と呼ばれる方式であり,送信側はレーザダイオード(LD: Laser Diode)とその駆動回路で構成され,各種電波(無線信号)が注入電流となってLD を発光させる。・・・(続きは本誌で)

光変調技術を用いたマイクロ波・ミリ波信号発生

(独)情報通信研究機構 川西 哲也

光技術によるミリ波・マイクロ波発生技術は,光の広帯域性,ファイバの低損失性を活用し,電気回路,同軸ケーブルでは困難な,超高速信号の発生,伝送を実現することをねらいとしている。伝送については,通常のシングルモードファイバを利用することが可能で,ミリ波・マイクロ波信号伝送に対しても十分高い性能を持っている。一方,光信号の発生・検出部分は,高速デジタル伝送システム向けの,光変調器・光検出器を用いることができるが,デジタル信号発生・検出の場合と比べ,より高い性能が必要となる部分がある。・・・(続きは本誌で)

高出力RF フォトダイオードとその応用

大阪大学 永妻 忠夫

フォトダイオードは,光の世界とマイクロ波(電波)の世界とをつなぐマイクロ波フォトニクスにおいて,「光から電波への橋渡し」をするキーデバイスである。光技術の優れた特長は,193THz(光波長1.55μm)におよぶ高いキャリア周波数を生かした,信号処理速度の高速性・広帯域性にあり,加えて,伝送媒体として超低損失の光ファイバが利用できることである。すなわち,電波(RF)技術の世界でこの特長を上手に利用するのがマイクロ波フォトニクスであり,フォトダイオードが重要な役割を担っている。・・・(続きは本誌で)

光電界センサとその応用

日本電信電話(株) 都甲 浩芳

電波天文と光技術

国立天文台 木内 等

最新の電波天文装置は,テラヘルツに迫る複数アンテナから成る大規模干渉計を実現しつつある。受信周波数の高周波化に伴い周波数変換用基準信号も100GHz 以上の高周波数が求められている。基準信号の高周波化は,アンテナ内部での逓倍比を小さく抑えられ,逓倍器の不安定性によるコヒーレンスロスを防げる反面,高周波高安定信号発生及び長距離の高安定伝送技術が要求される。100GHz を超える高周波高位相安定基準信号を干渉計各アンテナに同軸ケーブルで伝送することは不可能であり,光によるファイバ伝送方法に頼らざるを得ない。高消光比光変調器を用いた光信号発生技術と2 重位相差を用いた光信号伝送技術について紹介する。・・・(続きは本誌で)

宇宙光通信の動向と今後の計画

(独)情報通信研究機構 豊嶋 守生,盪害袖

アメリカ航空宇宙局(NASA)火星探査機フェニックスは,火星の凍土サンプルから水の存在を実証し,火星がかつては暖かく,水が存在し,雲に覆われていたということを明らかにした1)。2008 年5 月に無事火星に着陸してから,当初の計画である8 月末のミッション期間をさらに延長し,人類が住める環境かどうかを見極めるため継続した計測調査が続けられている。このような,宇宙における様々な観測情報が,近年,タイムリーに伝えられるようになった。宇宙における通信は,空間的に離れた場所へ情報を伝送するために,通常,電波(RF)が用いられている。しかし,近年,光ファイバ通信をはじめとする光学技術やレーザ技術の発達に伴い,レーザ光線つまり光波を用いて離れた宇宙機器間で通信を実現できる時代に突入した。本稿では,宇宙通信に応用した光通信について,その動向と今後の計画について述べる。・・・(続きは本誌で)

特別企画

フォトニクス国際会議 ECOC2008参加報告

(有)グローバル・ファイバオプティックス 梶岡 博

いよいよ立ち上がる可視光反応型光触媒市場

光触媒工業会(旧光触媒製品フォーラム)によれば,光触媒市場は90年代後半より順調に拡大してきており,現在の国内市場は1,000億円規模になっているという。しかし一方で,現在の光触媒のアプリケーションだけでは,これ以上の市場成長は望めないという声も聞かれる。光触媒市場の8割以上を建築関連材料が占めているため,建築市場の冷え込みによって2007年に初めて国内光触媒市場は縮小しており,今後の成長のためにも,新たな応用分野の開拓が光触媒にとって大きな課題となっているのだ。・・・(続きは本誌で)

製品競争力の強化につながる無鉛化技術

製品に対する環境規制の波が広がっている。2006年7月,EUによって電気・電子機器における特定有害化学物質の使用禁止を定めた『RoHS(Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment)指令』が発布され,それが一段と顕著になった。このRoHS指令が有害化学物質としてその使用量を規制しているのは鉛(Pb),水銀(Hg),カドミウム(Cd),六価クロム(Cr6+),ポリ臭素化ビフェニール(PBB),ポリ臭素化ジフェニールエーテル(PBDE)の6物質で,現在この6物質を含んだ製品はEU加盟国内で販売することができない。・・・(続きは本誌で)

今年注目の光技術は?InterOpto08開催

9月10日〜12日の3日間,幕張メッセにおいてInterOptoユ08(主催:光産業技術振興協会)が開催された。会場では光関連材料から光応用システムに至る幅広い展示が行なわれたほか,ノーベル物理学賞受賞者で東京大学名誉教授の小柴昌俊氏と,浜松ホトニクス代表取締役会長兼社長の晝馬輝夫氏が記念講演を行なうなど,例年にも増して興味深い内容となった。 また,昨年よりスタートした特別展示「注目される光技術展示コーナー」は,さらに規模を拡大して行なわれた。この展示は光産業技術振興協会の光技術動向調査委員会からの推薦,および同協会が公募しているベンチャー企業を対象とした技術開発プロジェクトから選出され,今後新たに光産業をけん引する技術として期待されているものだ。今回はこのコーナーから,特に目に付いたいくつかの技術を紹介する。・・・(続きは本誌で)

光技術のシーズを探れ!―イノベーション・ジャパン2008開催

大学の研究成果を紹介し,産業界への技術移転やイノベーションの創出を目指す『イノベーション・ジャパン2008-大学見本市』が9月16〜18日の三日間,東京国際フォーラム(東京・有楽町)において開催された。 今年で5回目となる同展示会には329の大学,72の大学知的財産本部,18のTLO,24の大学発ベンチャー企業,17の大学発ベンチャー支援団体・企業,15の研究機関などが出展。会場の大学ゾーンでは『ナノテク・材料』,『バイオ・アグリ』,『医療・健康』,『IT』,『環境』,『新エネルギー・省エネルギー』,『ものづくり』の7分野の研究成果が紹介され,来場者の関心を集めていた。また,大学出展者などが自ら実用化を展望して当該技術を解説する,新技術説明会も開催された。各分野にわたり,光技術・製品に係る研究成果も数多く見ることができたので,それらをレポートする。・・・(続きは本誌で)

連載・シリーズ

USA Today 第11回 実用化の進むシリコンフォトニクス技術

Optomarketing USA 中島 和宏

カリフォルニア州のモントレーパークに拠点を置くKotura 社が,同社のシリコンフォトニクス技術をベースにSun Microsystems 社と5 年間1,400 万ドルの開発プログラム契約を締結した。これは米DARPAのUNIC(Ultra-performance Nano-photonic Intra-chip Communications)プログラムの一環,パラレルコンピューティング技術に基づいた,次世代スーパーコンピュータ構想に必要なCPU間通信の光コネクションを実現する応用開発プログラムである。Kotura社は自前のCMOSファブを持ち,シリコンフォトニクス技術を利用したウルトラVOA(Variable Optical Attenuator)アレイ等を製品化してきた, 同技術分野の先端企業だ。・・・(続きは本誌で)

IT市場ウォッチング 第92回 情報サービス産業における制度設計の必要性

(株)野村総合研究所 藤浪 啓

光産業の大型需要先である情報サービス市場の環境変化が激しさを増してきている。日本の情報化投資を下支えしてきた金融セクターがサブプライムローンの直撃により投資の抑制に走っている。また,多重下請け構造に代表される業界が抱える構造的な問題に対する指摘も増してきている。オフショア開発も継続して伸張している。サブプライム危機により体力の低下した外資系金融機関に対する日系金融機関による買収,出資が相次いでおり,IT のグローバルガバナンスの重要性が今後向上してくることが予想される。・・・(続きは本誌で)

発明・特許のこぼれ話 第11回 大統領と発明

SMK(株) 鴫原 正義

4 年毎の米国大統領の選挙が11 月4 日に行なわれ,この号が発行される頃には次期大統領が決まっていることでしょう。米国大統領選は他の国の大統領や首相の選挙に例を見ないほどの非常に長期的で厳しい戦いです。あるジャーナリストが「アメリカン・トライアスロン」と称しているほどです。そんな超人的な人達から選ばれる訳ですから,発明の才能にも長けた人が居るのではないかと調べてみました。いきなりですが米国初代大統領のジョージ・ワシントン(1732 〜 1799)が発明をしているとの記録があるそうです。・・・(続きは本誌で)

事例に学ぶ光・電子分野の知的財産 第11回 知的財産刑事法

諏訪東京理科大学 西澤 紘一
(独)雇用・能力開発機構 千葉センター 櫻井 博行

特許権等の知的財産権の侵害に対して権利者(特許権者又は専用実施権者)は,損害賠償を求める,乃至は差止を求める等が可能である。損害賠償請求,差止請求等についてはすでに本誌「4 月号」に記述した。ところで,訴訟(係争事案)は,刑事,民事,行政の三つに分類される。刑事訴訟は,犯罪が発生したときに犯人(被疑者)を見つけて検挙し,当該犯人(被告人)の行為が犯罪に該当するか否か,該当する場合はどのような刑罰(含む量刑)を科すのが妥当か否かを審理するための手続であり,審理手続は刑事訴訟法に拠る。民事訴訟は,私人間の財産上・身分上の権利・義務関係についての紛争の解決について審理するための手続であり,審理手続は民事訴訟法に拠る。・・・(続きは本誌で)

光の研究コミュニティ-技術進展を支える光関連研究会/グループ- 第63回
(社)日本光学会 レーザーディスプレイ技術研究グループ

パナソニック(株) 山本 和久

21世紀を切り開く機能性単結晶の基礎と応用 第19回 DAST結晶のテラヘルツ光源応用

大阪大学 斗内 政吉

技術士PLAZA 第11回 技術論文,特許の格付け原論

タカオ技術士事務所 高尾 敏弘

現在,技術論文及び出願特許の数は天文学的数値であり,自己の専門分野に限っても,到底全てに目を通す訳にはいかない。もし,これらの資料に内容別に格付けされていれば,極めて効率的になるに違いない。格付けは現在ハヤリの言葉であり,ホテルや飲食店につけられている☆☆☆である。先日,液晶技術の草分けで母校の先輩でもある小林駿介先生に液晶研究所で直接お会いする機会があり,私が薄膜が専門という事で,逆にZnO 薄膜の比抵抗はどの程度のものかという質問を受ける事になってしまったのであるが,液晶業界ではIn の枯渇問題はかなりの関心事である事は伺い知れた。・・・(続きは本誌で)

光技術の研究開発・特許動向供慎蚕冓未妨る最新情報 第131回 光の周波数変換技術

嶋本国際特許事務所 嶋本久寿弥太

波長多重を利用した光通信,光交換,光情報処理等の光伝送システムに適用して有効な技術とされる光の周波数変換技術(G02F2/02)は,16年間に91社(うち外国企業17社)が参入し,特許出願公開件数は338件に達している。特許出願公開件数を年次別にみると,1992年(平成4年)に20件,93年に15件,94年に18件,95年に17件,96年に25件,97年に16件,98年に21件,99年に18件,2000年に23件,01年に22件,02年に27件,03年に33件,04年に30件,05年に29件,06 年に17件,07年に10件となっていて,16年間合計338件となっており,参入企業は91社となっている。・・・(続きは本誌で)


HEAD LINE NEWS

DATA ROOM

▼ガラス製光ファイバ・ケーブル輸出量,32ヶ月連続のプラス
▼液晶テレビの生産実績,23ヶ月連続のプラス
▼民生用電子機器国内出荷金額,対前年同月比100.6%の1,974億円
▼FTTHの加入数,DSLを上回る

PHOTONICS SPECTRA

▼Trumpf,SPI Lasersを買収
▼Rofinが中国のレーザ関連企業の株式を取得

CALENDAR

EVENTS

▼生産技術特別セミナー−材料,加工,計測,システム各分野の最新技術動向−
▼理研シンポジウム第7回ナノフォトニクス&メタマテリアルシンポジウム
▼月刊オプトロニクス特別セミナー「注目の太陽電池の最新動向と将来展望」
▼第110回微小光学研究会「広がりを見せるレーザー技術」
▼レーザー学会第381回研究会「短波長光の発生とその応用」
▼光設計研究グループ第40回研究会「半導体露光の動向と展望(液侵,超解像,EUVの現状と将来)」
▼アト秒・高強度レーザー科学の可能性を探る−多方面への応用に向けて−
▼OPTRONICS WORLD 2009「レーザー EXPO」,「レンズ設計・製造展」,「光ファイバ応用技術展」

PRODUCTS INFORMATION

今月のコメント

 今年のノーベル物理学賞と化学賞に合計4人の日本人が選ばれました(お一人はアメリカ国籍を取得しているということです)。昨今明るいニュースが余りない中,大変喜ばしい出来事であり,誇らしく思います。多くの日本人を元気づけてくれたと言えるでしょう。子供たちの理科離れや理工系学部に進学する学生の減少,また博士号を取っても安定した職に就けなかったりと,科学技術立国を目指しているはずの我が国が抱える様々な問題の改善に,今回の受賞が役に立ってくれればと思います。

 今回受賞したそれぞれの研究は,30〜40年も前のものだそうです。その頃の研究環境は少なくとも今よりは予算的に恵まれていなかったはずです。研究分野にもよると思うのですが,自由に研究のできる雰囲気など,研究には金銭面以外の要素も大切だということでしょう。これに加えて十分な予算が有効的に使われれば,まさに鬼に金棒,という感じでしょうか。

 米国のサブプライムローン破綻に端を発した世界的な金融危機の中,日本の金融機関の傷は欧米に比べて浅いと言われています。もちろん油断は禁物で,本誌が発行されている頃の状況はどうなっているのか。光業界にも大いに関係して来るでしょうから心配なところです。ギャンブル感覚でハイリスク・ハイリターン,急げ急げで手っ取り早く儲けてしまおうというビジネス手法の危うさが露呈したと言えるかもしれません。実体経済を無視してきた金融経済主導の流れは,これで修正されるのでしょうか。

 独創的な研究も手っ取り早くなんてマインドからは生まれて来ないでしょう。地道な努力を蔑ろにする風潮があるとしたら問題ですし,基礎と応用のバランスとこの二つを上手に繋いで行くことも肝要かと思います。

 今月号の特集は,無線通信と光技術の融合を目指すマイクロ波・ミリ波フォトニクスの最新動向を取り上げました。現状の応用は,携帯電話が繋がらない地域や放送電波が受信できない地域などの対策用が中心となっていますが,何時でも,何処でも,誰とでも繋がるユビキタス社会を実現するには不可欠な技術と,研究・開発は活発に進められ,その動向が各方面から期待されています。特集では,我が国における最新の研究・開発事例をご紹介いただきました。

 FTTHの加入者数がDSLを抜きました。総務省の発表によれば2008年度第1四半期(6月末)時点のFTTHの加入者数は1,308万2,699加入,一方のDSLは1,228万9,972加入となりました。対前期の純増数はFTTHが92万9,681加入,DSLはマイナス42万706加入です。ネットワーク上を行き交う通信トラフィックはますます増えています。最近では家庭用の1Gb/sサービスも登場しました。競合他社も早晩,同様のサービスを打ち出して来るでしょう。新たなフェイズに入ったFTTHの今後に期待したいと思います。

編集長 川尻 多加志

今後の特集予定(敬称略)

12月号 特集『ホログラフィックメモリの新展開(仮題)』

▼ホログラフィックメモリの現状と課題
▼コアキシャルホログラフィックデータ記録装置の開発
▼光位相情報を用いた多植体積ホログラフィ〜次世代コリニアホログラムメモリを目指して
▼新規フッ素系ホログラフィック光記録材料のコリニア特性
▼ホログラフィックメモリ用記録材料の開発
▼ホログラフィックメモリ高密度化のための信号処理技術
▼フォトポリマーを用いたホログラムメモリの記録再生シミュレーション

(都合により,内容に変更のある場合があります。)

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