開催趣旨

VR、XR、MRなどにより、『そこにあるもの』と『見せたいもの』との距離が縮まりました。実際にはそこに無いものを見せながら器機にアクセスできる仮想ディスプレイや空中タッチパネルもその一例です。また、計測されたデータを計測物体の3次元画像上に直感的に表示するディスプレイなども様々な分野で利用が促進されており、今や測るだけでは十分でなくどのように直感的な表示を『生成』するかが重要となってきております。そこ実在している物体を見せる事や数値データを吐き出すだけでは無く、受け取る側に分かりやすい表示や表現方法、つまりヒューマンインターフェースが求められています。この分野には空中ディスプレイに関連する技術、ＶＲ／ＸＲ／ＭＲを実現する光学系とその構成部品、システムやソフトウェア、ヘッドマウントディプレイ・マイクロディスプレイに関連する技術等、新進気鋭の光技術の活躍の場に溢れています。また、これまでの計測機器の表示を超えた直管的な表現システムもこの分野の課題です。光技術がヒューマンインターフェースに大きな貢献を与える時期を迎えるこの時に合わせて、『ヒューマンインターフェースゾーン』を開設致しました。