月刊OPTRONICS
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2017.10 vol.36 No.430 |
【From Editor's】
10 月号特集は「光コムとその応用」に焦点を当てます。
光コム技術に関してはジョン・ホール氏とデオドール・ヘンシュ氏が2005 年にノーベル物理学賞を受賞し,その研究に注目が集まりました。光コムの応用は計測、加工、光時計、通信など多岐にわたり、実用展開が期待されています。光コムの技術開発はどこまで進んでいるのか?応用研究とともに解説します。
光コムによる知的光シンセサイザと応用展開
総論:光コムによる光波の精密制御「知的光シンセサイザ」の拓く世界
電気通信大学,JST, ERATO美濃島知的光シンセサイザプロジェクト 美濃島 薫
光コムを用いたスキャンレス超高密度ハイパースペクトルイメージング
─デュアルコム分光とシングル・ピクセル・イメージングの融合─
徳島大学 1,日本学術振興会 2,JST, ERATO美濃島知的光シンセサイザプロジェクト 3
澁谷 九輝 1〜3,南川 丈夫 1, 3,安井 武史 1, 3,岩田 哲郎 1, 3
光コムの周波数安定度の追求
国立研究開発法人産業技術総合研究所 稲場 肇,大久保 章,中嶋 善晶,和田 雅人
光コムによる光波の時間軸制御と物性応用
電気通信大学,JST, ERATO美濃島知的光シンセサイザプロジェクト 浅原 彰文,美濃島 薫
光コムが可能にする高分解能分光と基礎科学への応用
慶應義塾大学 佐々田 博之
国立研究開発法人産業技術総合研究所 大久保 章
コロラド大学 岩國 加奈
スペクトル離散性が極めて高い光周波数コムが拓く光学過程の新しい可能性
電気通信大学 1,JST, ERATO美濃島知的光シンセサイザプロジェクト 2
桂川 眞幸 1, 2,大饗 千彰 1,Jian Zheng 1,美濃島 薫 1, 2
小型周波数安定化レーザーとその応用
横浜国立大学 1,国立研究開発法人産業技術総合研究所 2,JST, ERATO美濃島知的光シンセサイザプロジェクト 3
洪 鋒雷 1〜3,小林 拓実 2, 3,吉井 一倫 1, 3
光技術は日本のピンチを救えるか ─インフラ保守におけるレーザーの役割とは
鉄道総合技術研究所 上半 文昭
紫外線レーザーによる超高精細・高速3Dプリンティング装置
レーザーから生じる光カオスを用い,AIの基本的な問題の一つ“強化学習”を超高速に実現
編集部
2017年のマイクロLED世界市場は700万ドルの見込み
─次世代ディスプレー向けで注目
編集部
ひかり探検 第8回 影
(株)オプト・イーカレッジ 河合 滋
若手研究者の挑戦
第22回 シリコンを材料に用いた赤外光検出器
電気通信大学 菅 哲朗
一般財団法人マイクロマシンセンター 安食 嘉晴
好調な業界に対し戦略的に我々の光学技術を提案していく
昭和オプトロニクス? 代表取締役社長 土川 稔 氏
ICO-24開催,フォトニクス研究が一堂に介し議論
オプトサイエンスら,アスベスト迅速検出装置の開発で産学官連携功労賞(環境大臣賞)を受賞
2017台北国際光電週が閉幕 ─自動車向けがけん引する台湾光電産業
CALENDAR
EVENTS
レーザー輸入振興協会(JIAL)セミナー
月刊オプトロニクスセミナー「注目の中赤外レーザーとその応用」
ドレスト光子研究起点設立記念シンポジウム「ドレスト光子をどう攻めるか,使うか?」
第3回超高速光エレクトロニクス研究会
PRODUCTS INFORMATION
論調 ?海外技術誌を読み解く【NEW】 Vol.1 不安感が増す米国フォトニクス研究
井筒 雅之
発明・特許のこぼれ話 第118回 ニュートン再考
友野国際特許事務所 鴫原 正義
ひかりがたり 第55話 サングラス
月谷 昌之介
「テラヘルツ波利用の幕開け」(仮題)
▼総論 …… 国立研究開発法人理化学研究所 大谷 知行
▼テラヘルツ波による電力設備の非破壊評価 …… 電力中央研究所 布施 則和
▼太陽電池計測のテラヘルツ波利用応用 …… スクリーンホールディングス(株) 中西 秀俊
▼TWTAの研究開発と応用展望 …… NECネットワーク・センサ(株) 増田 則夫
▼高分子材料のテラヘルツ偏光計測 …… 慶應義塾大学 渡邊 紳一
(都合により,内容に変更のある場合があります。)