弊社から刊行している書籍の中で、(株)テックウェーブの小檜山社長に書いていただいた「光学薄膜の基礎理論」と「光学薄膜フィルターデザイン」という2冊は実務的でとても読者からの評判が良い本です。
小檜山さんとは不思議な縁で、筆者は20代の頃大阪で、小檜山さんのお父様が経営されていた会社に営業担当として出入りしていたことがあります。たまたま「小檜山(こびやま)」という苗字が印象深かったので、ご本人に「実は随分昔大阪時代にお世話になった人に同じ苗字のこんな人がいましたが—–」と聞いてみたら「それは父です」という返事が即座に返ってきた。その会話を契機に小檜山さんには妙に親しみを感じ、現在まで親しくお付き合いしていただいています。
名前の話のついでに、レーザーの発明期以来現在までレーザー研究の第一人者として我が国をリードしてこられ、昨年の文化功労者に選ばれた霜田光一先生はご自身のことを「名前を読んで通りのごとく“光一”筋( ひかりひとすじ)でやってきました」とおっしゃっています。然すれば差し詰め薄膜研究の第一人者の小檜山光信さんは“光信”(ひかりをしんじて)薄膜研究をやってこられたといったところでしょうか。ついでに私事をいえば私の祖母は“光”(こう)と言う名前で、長女の母親は“光枝”(みつえ)といいます。筆者は直樹という平凡な名前ですが、「光→光の枝→真直ぐな樹」という時間の流れで考えたら、筆者が光の仕事をしていても当たり前だと思いませんか?
話を戻して、この小檜山光信さんが国際技術士事務所の主催する実践のための基礎講座シリーズの中で「光学薄膜技術の基礎講座」を講義されることになりました。日時は2009年 3月19日(木)の午後1時から5時の予定で小檜山さんの出番は1時45分~5時の予定です。場所は東京・竹橋の「ちよだプラットフォームスクウェア」で参加料は1万5000円で、オプトロニクス社も後援しています。
今回の講義では「光学薄膜の現場技術を中心とした実践的なデータ、ノウハウを分かり易く、感覚的に理解できる講座」を企画されたそうで、初学の技術者はもとよりベテランの技術者の方にも有用な薄膜技術のエッセンスを易しく講義してもらえるそうです。
IT/デジタル時代において先端技術を単に追いかける事も必要ですが、実践的な基礎知識をもう一度見直すことにより、新発見、新発想を創出することも重要で、第一線の薄膜技術者の方から、中間管理職、経営者層に至るまでの幅広い参加者を募っています。3月19日の全体の予定や講師の略歴、講演内容などをパンフレットをご覧のうえ関心のある方は下記をクリックして、iTECフォーラム事務局まで直接お申し込み下さい。
http://www.optronicsjp.com/attchmt/iteckisokouza.doc
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