みんな注目!ウェアラブル

1月14日から16日の3日間、東京ビッグサイトで「ウェアラブルEXPO」が開催されました。
ウェアラブルというキーワードがメディアを賑わしていますが、確かに展示会は盛況。各社の展示説明員の方からお話を聞くことも儘ならなかったのですが、今回は会場で見かけたメガネ装着タイプを含むウェアラブルグラスやヘッドマウントディスプレイなどを紹介します。

旭化成イーマテリアルズ◆旭化成イーマテリアルズ
同社の反射型ワイヤーグリッド偏光フィルムは、吸収が少なく、薄い樹脂フィルムならではの高い加工性を有している。可視光から近赤外までをカバーして、高温・高湿度でも使用できる優れた耐久性も持っているとのこと。
会場では、応用例としてOptinvent社の「ORA」デジタルアイウェアプラットフォームを展示。

カラーリンクジャパン◆カラーリンクジャパン
覗き込んだ先の空間に映像を表示できる同社の光学ユニットは、偏光ビームスプリッタとLCOSを組み合わせている。
ウェアラブルグラスに使用すれば、工事現場などで業務手順を説明する映像を見ながらの作業ができる。

   
 
 
ブラザー工業◆ブラザー工業
同社のヘッドマウントディスプレイ「AiRScouter」は、1280×720 pixelの高解像度、焦点距離も30cmから5mまで幅広く調整することが可能だ。
1m先の距離で13インチという画面サイズを実現するとともに、様々な機器に簡単に接続ができ、ずれにくく自然な装着感を実現したとのこと。

  
 
美貴本◆美貴本
同社の「Recon JET」は、長距離走や自転車走などの野外スポーツアスリート向け。ワイドスクリーンWQVGAディスプレイ(16:9)を搭載して、7mの距離から30インチのHD画面サイズを実現。高周囲照明でも読みやすい高コントラストと明るさも有している。9軸センサ(3D加速度計、3Dジャイロスコープ、3D磁力計)、圧力センサ(高度計&気圧計)、外気温センサ、光学式タッチセンサ、HDカメラ、スピーカ、マイクロホンなども内蔵。

ウエストユニティス◆ウエストユニティス
「InfoLinker」は工場等での作業に集中できるようコンパクトに設計されたウェアラブルグラス。
ディスプレイ部は瞳分割方式光学レンズを使用、1m先の距離で14インチの画面サイズを実現した。日差しの強い屋外でも画面を見ることができ、使用しない時はヘッドを上もしくは下に曲げてディスプレイを視野から避けることも可能。
センサは磁気3軸・角速度3軸・加速度3軸、カメラおよびマイクなども搭載されている。

ビュージックスコーポレーション◆ビュージックスコーポレーション
「M100 Smart Glasses」はWQVGAカラーの解像度を有し、アスペクト比は16:9、視野角14度、約35cm先に4インチの画像を映し出すことができる。
輝度は2000nits以下で、静止画500万画素、動画フルHDのカメラも内臓している。
将来的にはコンシューマ向け用途を目指したいが、当面は生産現場での用途開発を行ないたいとのことだ。

編集顧問:川尻多加志

 

カテゴリー: レポート パーマリンク