デジタルサイネージも8Kへ

6月10日(水)から12日(金)までの3日間、東京ビッグサイトにおいて「デジタルサイネージジャパン:DSJ2015」が行なわれました。
会場では、デジタルサイネージ用のディスプレイはすでに4Kが当たり前という雰囲気。次のステージとしての8Kディスプレイも披露されていました。写真を中心にレポートします。

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8Kサイネージシアターでは、NHKが中心となって開発された8K技術によるデモンストレーションが行なわれていました。画面はTOKYO GIRLS COLLECTION 2015 Spring/Summerの様子。
NTTグループのひかりサイネージ4K。4Kグラフィックボードを搭載したWindows PCをセットトップボックスにしてクラウド型デジタルサービスを展開しています。
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ソニーの商業施設向け4Kディスプレイ。外付けタッチパネルでインタラクティブな表現が可能。
非常時には避難経路を瞬時に表示して迅速な避難誘導を行ないます。
MEDIAEDGEは、4Kディスプレイと4K/60p映像をH.265/HEVCでリアルタイムエンコード・デコードできるボードを紹介。従来のH.264規格に比べ、同じデータ量で2倍きれい、同じ画質でデータ量半分と謳っていました。
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アストロデザインの4Kモニターには9.6インチ、12インチ、32インチ、60インチの四つのサイズのパネルがあります。
60インチパネルには、輝度ムラを補正するUniformity機能を搭載。

ところで、同時開催された「INTEROP」で偶然、懐かしい方とお会いできました。玉川大学・量子情報科学研究所・所長の広田修教授です。広田教授は1970年代の初めから量子通信理論の研究を続けてきた方ですが、まだ助教授だった1987年1月に「量子制御光通信の展望」というテーマで、セミナーの講演をしていただいたことがあります。最近でこそ量子情報通信はメディアでよく取り上げられていますが、この当時はまだ「何それ?」って感じだったことを覚えています。

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玉川大学・量子情報科学研究所は量子エニグマ暗号(Y-00量子暗号)の通信応用研究を紹介。米国・ノースウエスタン大学と共同研究を行なっています。写真中央が所長の広田修教授、右が二見史生教授、左が加藤研太郎准教授。
アルティマは、メラノックステクノロジーズの100Gbpsインフィニバンド/イーサネットアダプタカードとEDR100Gbpsインフィニバンドスイッチを展示。
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アンリツは100Gbps・4ポート同時試験が可能なオールインワン・トランスポートテスタを展示していました。

編集顧問:川尻多加志

 

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