『光の日』公開シンポジウム(3/9)に行ってきました。『光空間通信フォーラム』(3/10)に参加しました。

3月9日に独立行政法人日本学術振興会(光エレクトロニクス第130委員会)主催の『光の日』公開シンポジウム(既報)に参加しました。午前中は社内の会議で出席できなかったので、午後からのプログラム、横浜国大・馬場先生の「フォトニック結晶スローライト技術の進展」と阪大・春名先生の「光コヒーレンストモグラフィーの進展」、三菱電機・笹川さんの「レーザーディスプレイ」、「太陽光励起レーザーとマグネシウムを利用したエネルギーシステム」を聞かせていただきました。
個人的には最近、医工連携に関心を寄せている筆者としては春名正光先生のOCTの話が面白かった。

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<春名先生講演資料より>

光コヒーレントトモグラフィー(OCT;Optical Coherence Tomography)は「光干渉断層計」とも呼ばれており、生体断層イメージング技術を活用した装置です。既に眼科や循環器科の臨床診断に利用されています。断層画像撮影装置としてはX線利用のレントゲンがこれまで有名ですが、OCTでは赤外光を利用しているので人体への影響がほとんどありません。ご講演の中で、指先の細い血管をOCTで撮影した動画を見せてもらいましたが、心臓の動きに活発に同期する様子が映し出されており、大変興味深くかつ今後のOCT応用診断の普及が容易に予想される鮮明度であり、驚きました。先にサンノゼで行われたSPIE主催のPhotonics West2009でもOCTは今年の注目技術として発表されていましたが、なるほどこういう事かと頷けるとても分かりやすいご講演でした。
翌日の10日は東京神田の学士会館で開催された『光空間通信フォーラム2009』(既報http://blog.optronicsjp.com/date-09_02_2009.html)に行って来ました。参加申込者250名の賑やかなフォーラムになりました(参加者実数は約200名)。主催団体の一つOBN協議会の幹事をしている関係上、前半の司会を担当しました。最初にお話いただいた阪大の塚本勝俊先生の「光無線によるRadio on Fiber技術の無線空間への拡張~RoFSOの開発を実証実験報告」もとても分かりやすいお話でした。
これからはRadio on Fiber技術(RoF:無線通信と光ファイバー通信)およびRadio on Free Space Optics技術(RoFSO:無線通信と光無線通信)などが、それぞれその特長を活かしながら自在にかつ補完的に進展する必然性を述べられ、その技術、運用の標準化はITU-TITU-Rの両方に関わっており、我が国が主導的役目を果たしていく必要性を強調されていました。
光空間通信技術は有線通信網が壊滅状態に陥った2001年の米国同時多発テロの時に、いち早く現場の通信手段を確立して、復興に一役買って注目を浴びたが、その後特に本格的普及に至ったわけでもなく、幹事の一人としては歯噛みする思いであるが、今後も引き続き光空間通信技術の普及推進に向けお役に立つよう努めたい。

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<光空間通信フォーラム2009会場風景>
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<光空間通信フォーラム2009懇親会風景>
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