資本主義経済の最大の牽引力は「企業家精神」であると、9日に日経新聞編集委員の三宅伸吾氏が、コラム「一目均衡」で書いている。
 共産党は財政の話をするときに、必ず株式の譲渡益課税や配当課税について金持ち優遇だと声を大にする。少し前の社民党も同様でした。
 創業の精神に燃えて、自分の持っている技術でノウハウで世に問うてみたいとの若者が、会社を設立し、やがてその意図が社会に受け入れられることとなり、株式上場に向かい、巨額の富を得る。この代表的な成功者がライブドアの堀江貴文氏でしたが、フジテレビとの戦いに敗れてからは、世間では袋叩き状況です。
 このような成功事例は、万分の一にも満たず、多くの若者や有為の人々が悪戦苦闘して、今の世で頑張っているのです。
そのような会社を支援して紙屑と化した多くのリスクマネーも、この譲渡益や配当の裏にあることも忘れてはいけないのです。
 しかも、今の個人の確定申告で、株式譲渡損の繰越が認められているのはたったの3年です。今年もその3年の年限が切れて、繰り越せない譲渡損が多額に及んでいました。
 資本主義社会に我々は存在しているのです。共産主義や社会主義がうまく行かないことは過去の歴史が証明しています。
資本主義経済の最大の牽引力である企業家精神を支援するリスクマネーへの税制や主要国で最高税率となっている法人税率に引き下げを盛り込んで、国全体が元気になる政策に転換することを期待したい。
久野幸一税理士事務所
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