編集長の今月のコメント(2011年4月)

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編集長 川尻多加志

東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。我々は関東大震災や阪神・淡路大震災、また全土が焦土と化した先の敗戦すら乗り越えてきました。今回の未曾有の悲劇をも必ず乗り越えられると信じています。
海外からの声をmsn産経ニュースより幾つか転載させていただきます。中国版のツイッターには、足止めされた通勤客が他の人の通行の妨げにならないよう階段の両脇に座って中央に通路を確保している写真が「(こうしたマナーの良さは)教育の結果。GDPの規模だけで得られるものではない」との説明付きで投稿され、これに対し「我々も学ぶべきだ」といった7万件以上の「つぶやき」があったそうです。環球時報は「日本人の冷静さに世界が感心」と一面見出しで報じました。
ロシア紙ノーバヤ・ガゼータ(電子版)も、社会的秩序を失わずに助け合う日本人の姿を「日本には最も困難な試練に立ち向かうことを可能にする『人間の連帯』が今も存在している」と称え「第2次大戦直後の困難にも匹敵する」大災害でありながら「重要なのは、他の国ならこうした状況下で簡単に起こり得る混乱や暴力、略奪などの報道がいまだに一件もないことだ」と伝えました。
ベトナムのメディアは「怒鳴り合いもけんかもない」「我々が学ぶべき多くのことが分かった」と伝え、バスや公衆電話を我慢強く待つ光景を挙げ「皆が冷静に秩序だって行動していた。こうした強さゆえに、日本人は世界で最も厳しい条件の国土で生き抜き、米国に並ぶ経済レベルを達成できたのだ」と報じています。
インドの日本大使館前では国会議員や有識者、高僧が追悼集会を開き「日本は今回の大災害にも立ち向かう不屈の精神、回復力を持っている」と激励。インド紙ビジネスラインは日本出張中に被災したインド人技術者の「天井や壁が完全に崩れ落ちるような災害の中でも、すべての規律が保たれていた」との報告を載せ、その対応を称賛しました。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)もコラムの中で、阪神大震災の際、商店の襲撃や救援物資の奪い合いが見られず、市民が勇気と団結、共通の目的の下に、苦境に耐えていた事に感嘆したとし「日本の人々には真に高貴な忍耐力と克己心がある」「これからの日々、日本に注目すべきだ。間違いなく学ぶべきものがある」と伝えました。
英紙インディペンデント・オン・サンデーは1面トップで日の丸の赤い円の中に「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」と日本語の大見出しを掲げ「死者は少なくとも1700人、経済は大打撃、原発では爆発。だが日本は津波の被害から立ち上がろうと闘っている」と報じています。世界が我々の行動を見ています。
今月号の特集は、光科学の最先端ともいえる「アト秒光パルスの研究最新動向」。企画していただいたのは東京理科大学の渡部俊太郎教授です。ご執筆者の皆様もお忙しい中を有り難うございました。
光技術の総合イベント「OPTICS & PHOTONICS International 2011」が4月20日(水)から22日(金)までの3日間、パシフィコ横浜で開催されます。「レーザーEXPO」を始めとした六つの展示会と特別セミナー、関連シンポジウム等を同時開催する一大イベントです。大震災に見舞われた我が国を光産業・技術で再興する! 皆様方の積極的な参加をお願い申し上げます(詳細は今月号関連ページや弊社ウェブサイトでご覧下さい)。

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弊社の春の展示会が来週いよいよ開催です。

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経済産業省原子力安全・保安院は本日、福島第1原発の事故を国際原子力事故評価尺度で最も深刻なレベル7と暫定評価いたしましたし、東日本大震災の余震もまだまだ続き、油断できない状況は当分続きそうですが、なにはともあれ本日からプロ野球が開幕いたしました。
有名地の花見はどこも自粛ムードですが、そんな中で東北の酒蔵各社が『元気な東京あたりでドンドン日本酒を飲んでもらわないと被災地は立ち直れない』と言っていましたが、その通りだと思います。開幕試合で東北楽天ゴールデンイーグルスが勝ったので、今夕は取りあえず東北のお酒で乾杯するつもりです。
このような状況下ですが、毎年4月に弊社がパシフィコ横浜で開催している光の展示会が来週の20日(水)から22日(金)まで行われます。
http://www.optronics.co.jp/optworld/index.php
厳しい現実に負けることなく、関係各社は元気に頑張って出展いたしますので是非見学にお越しください。
お仕事に有意義な様々な特別セミナーも開催されますので、イベント情報からも目が離せません。
<併催イベント>
http://www.optronics.co.jp/optworld/spring/joint_event.php
<特別セミナー>
http://www.optronics.co.jp/le/seminar.php
私がお手伝いしている日本フォトニクス協議会(JPC)でも4月21日(木)の13:30-17:00に会場内で、下記セミナーと定例会を行います。会員はもとより一般の方も是非ご参加ください。
http://j-photonics.org/news/20110421-1.php
【 場 所 】 パシフィコ横浜 アネックスホール E204室
第一部:光政策戦略セミナー
 我が国の光技術、光通信技術の将来、エネルギーの問題を官公庁および関連団体ではどのように捉えて戦略を考え、推進しようとしているのか。今後の光ビジネス、企業戦略、研究戦略に役立つように、関連の政策推進担当者からそれぞれにおけるプロジェクトの成果および戦略を伺います。
 13:30-14:30 光ブロードバンドの活用戦略
    榎本淳一課長補佐[総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 高度通信網振興課]
 14:30-15:30 太陽光発電の普及拡大
    岡林義一氏[一般社団法人太陽光発電協会 事務局長]
第二部:JPCフォーラム4月定例会
 JPCでは1月のPhotonics West2011に調査員を派遣し講演会と展示会を調査し、さらに日本からの参加者を対象に現地情報交換会を開催いたしました。1件目はその報告です。2件目の芦野氏は大手ガラスメーカーご出身で硝材に詳しく、現在は大型天体望遠鏡用ガラス材料の研究をされています。世界各地の天体望遠鏡の話が期待できます。
 15:40~15:20 <海外報告>Photonics West 2011 報告
   江上浩二氏 (JPC理事、オフィストリプルB)
 16:20~16:50 <技術報告>大型天体望遠鏡ガラス材料について
   芦野 豊氏 (アシノフィス㈲)
この日は17時15分ころから展示会の交流懇親会も行われますので、色んな関係者と会える絶好のチャンスです。JPCのお申込みは下記ホームページからお願いします。
http://j-photonics.org/news/20110421-1.php

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編集長の今月のコメント(2011年3月)

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編集長 川尻多加志

光ファイバ通信が持つ特長の一つに、伝送帯域が非常に広いという点が挙げられます。そのため、初期の光ファイバ通信においては、電波のように位相や周波数などを統合的に制御して周波数利用効率を上げる高度な変調技術を開発する必要はあまり高くなく、モールス信号のように光のオン・オフによって信号を送る強度変調直接検波(IMDD)方式が用いられてきました。
光ファイバ通信の歴史は、このオン・オフをどんどん速くすることで、より多くの信号を伝送して、メガビット伝送やギガビット伝送を実現してきました。その後、1本の光ファイバの中に複数の波長を入れて、それぞれで信号を送る波長多重技術が開発され、さらに大容量のテラビット伝送も達成しました。
しかしながら、光ファイバで伝送できる帯域は既にほぼ使い尽くされていると言われています。そこで、光ファイバ通信においても電波と同じように周波数利用効率を向上させるための高度な変調技術が必要となってきました。研究・開発の結果、2値、4値の位相変調や16値の直交振幅変調を用いて数十テラビットの伝送実験に成功して、さらに上を目指した研究・開発が内外で活発に進められています。
今月号の特集では、最新の光変調技術の動向を取り上げてみました。企画していただいたのは(独)情報通信研究機構・新世代ネットワーク研究センターの川西哲也研究マネージャーです。光ファイバ通信ではもちろん復調技術も重要で、オフライン信号処理を用いたデジタルコヒーレント復調技術とともにリアルタイムな高性能デジタル信号処理技術の開発が進められていますが、川西氏も指摘するように、光変調技術は信号の源を担う実システムにおける要素技術、光技術研究を先導する役割を担っていると言えます。特集では光変調技術の最新の研究開発事例とともに、電波天文への応用等についてもご紹介いただきました。ご執筆者の皆様、有り難うございました。
米国運輸省は2月8日、トヨタ車が急加速して事故が起きたとする問題に対し「電子制御系に欠陥はなかった」とする最終報告書を公表しました。報告書によると、NASAの技術者の協力で車を制御する28万行のソフトウェアプログラムや電気回路を分析、この他、電磁放射線を車にぶつける実験を行なっても急加速を引き起こす現象は確認できず、結局のところ原因は運転手によるアクセルとブレーキの踏み間違えやアクセルペダルとフロアマットの不具合と結論づけ、ラフード運輸長官は「これで(調査は)終わり」と述べたそうです。
大山鳴動して鼠一匹のこの騒動、米国の基幹産業の象徴であるGMやクライスラーが破綻した事実を受け、No.1となったトヨタを標的にした米国の民主党政府と議会による意図的作戦だったとも指摘されています。実際にトヨタはブランドイメージと米国での販売シェアを落とし、反対にGMを始めとしたビッグスリーは復活を果たしたのですから、当初の目的は達成されたと言えるでしょう。
ラフード長官は記者会見で、娘から電話で2011年型のトヨタ車購入を検討していると相談を受け、部下に確認した上で「買うべきだ」と忠告したとも明らかにしましたが、1年前の議会公聴会でトヨタを非難した言葉とのあまりの違いに「何と白々しい」と感じたのは私だけでしょうか。

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Laser World of Photonics China 2011 から昨夜戻りました。

今回の大地震により被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。
私にとってもめまぐるしい一週間でした。
3月11日(金)の午後に大地震が発生し、やむなく会社で一泊、12日土曜日の朝に自宅に戻った。成田エクスプレスも京成ライナーも止まっているので、翌日曜日13日は京成電鉄特急で京成成田に移動し、ホテルに一泊。翌日14日の早朝にタクシーで成田空港に行ってみれば朝一番8時55分発の上海行き中華国際航空は既にキャンセルされ、無錫行きの深セン航空に変更されている。出発は午後の15時となる。無錫空港に着いたのは現地時間の17時(日本時間18時)。そこから車を飛ばして19時前に漸く上海入りとなる。そのため搬入日に展示品を持ち込めず、翌朝15日(火)の初日3月15日(火)に荷物を運ぶことになった。
ところが15日の朝は通勤時間と重なり、タクシーが中々つかまらず、オープンの9時に会場に着けず10時前になってしまった。既に展示会受付はごった返しており、搬入受付を探すのに一苦労。迷いに迷い、広い展示会場の外を歩いてほぼ1周させられてしまった。

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日本が地震で大変なのは現地の人も承知だが、展示会場内は別世界、いつもの通り賑やかな中国の展示会風景である。主催者のメッセミュンヘン(上海)のLuマネージャーに聞いたところ、以前は本展示会も規模が小さかったようだが、ここにきてやっと大きく育ち始めたということだ。
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日本のことが気になるので後は上海の担当者に任せ、16日(水)の午後には現地を離れ、浦東空港に移動するが、予定していた17時発のフライトもキャンセルされており、ANAに変更し現地時間の18時に上海を発ち深夜に自宅に戻ることができた。
ところで今回の我々の訪問目的はブースで来年4月に横浜で開催予定のOptics & Photonics International 2012への中国をはじめとする海外からの出展企業誘致の為のPRであったが、バタバタではあったが行った意味はあると信じている。

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なお今年のOptics & Photonics International 2011は4月20日(水)から3日間の予定である。ホームページで確認の上、是非お越しください。

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編集長の今月のコメント(2011年2月)

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編集長 川尻多加志

今月号の特集はシリコンフォトニクス。企画していただいたのはNTTマイクロシステムインテグレーション研究所・新世代ネットワーク研究センターの山田浩治・主任研究員です。総論の中で山田氏が述べられているように、電子回路の処理能力は信号遅延や発熱の問題によって限界に近づいています。一方、光回路では材料がⅢ-Ⅴ族化合物半導体やLNなど、多岐に渡る点やデバイスサイズが障害となって、集積化やさらなる低消費電力化が難しいという問題を抱えています。
そこで注目されているのが、シリコンフォトニクスです。スーパーコンピュータに求められる処理能力の格段の向上、通信トラフィック増大に伴うサーバや通信機器の低消費電力化、発熱の抑制などの問題を解決するため、筐体間、ボード間、チップ間、チップ内の光インターコネクションを革新するものとして、シリコンプラットフォーム上に光デバイスを構築するシリコンフォトニクスの研究・開発の進展が期待されています。
シリコンフォトニクスは、すでに基礎的な材料物性研究の段階から具体的なデバイス研究に移行しており、応用を想定した集積化に向かって、研究・開発が内外で活発に進められています。ただし、山田氏が指摘するように国際学会における発表件数を見ると、その構図はこれまでの先端技術の研究・開発に見られた日・米・欧の均衡ではなく、日本以外のアジア諸国の発表が増えたことで、日本を含めた東アジア、米国、欧州が均衡する、いわば亜・米・欧の構造になっているとのことです。
さらに、現状におけるシリコン電子デバイス製造の国内空洞化を考えた時、残念ながら日本単独ではシリコンフォトニクスの実用展開は困難になりつつあり、国際分業の検討も必要と指摘されています。ですが、だからこそ科学技術立国を目指す我が国における研究・開発体制は「2位じゃ駄目なんですか」ではなく、1位を目指して強力に推進していくことが望まれます。特集では世界を相手に戦う研究者の方々に、その最新研究をご紹介いただきました。
フランスの自動車大手ルノーの幹部3人が電気自動車に関する技術情報を社外に漏洩したと、産業スパイ罪や背任罪でパリ地検に告訴されました。米国のFBIに相当するフランス内務省の中央国内情報局が捜査に着手する見通しとのことです。欧米メディアは、漏洩先は中国企業ではないかと伝えています。
我が国でも2007年、自動車部品大手デンソーの中国人技術者が機密情報を含む大量の設計情報を中国に持ち出したと逮捕された事件がありました。証拠となるパソコンが当人によって破壊されたため確証が得られず、起訴は見送られたと記憶しています。
毎週土・日に日本企業のDRAM関連技術者が韓国企業でアルバイトをしていたという有名な話もありました。サムソン電子などでは多くの日本人技術者が引き抜かれて働いているそうです。理由は多々あるでしょう。技術者を大事にしない日本企業が悪いという意見もありますし、やってきた仕事を認めてもらえる喜びもあるでしょう。破格の待遇には誰でも心が動きます。でも、そこには何かが足りないような気がします。
人による技術流出への対応は簡単ではないと思いますが、少なくとも外国並みの法整備は必要です。経済産業省は、機密情報が公になるので被害企業が泣き寝入りする要因となっていた、裁判中の機密情報開示を行なわなくても審理できる特例を設けた不正競争防止法改正案を通常国会に提出する方針を決めたそうです(1月18日付け読売新聞1面)。

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台湾とインドでもJAPANパビリオンを設置

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Photonics WestでのJAPANパビリオンの大盛況ぶりについては既に報告済みですが、この勢いに乗じて来年のPhotonics West 2012では規模を拡大して募集することになりましたが、今年から米国以外の台湾とインドでもJAPANパビリオンを募集することになりました。
台湾はPIDA(台湾光協会)からの要請を受け6月に台北で開催される展示会に急遽パビリオンを設置いたします。
http://www.optronics.co.jp/jp_pavi/pf_11/index.php
またインドではメッセ・ミュンヘンが昨年あたりからレーザーなどの展示を開始したのに歩調を合わせ、メッセ・ミュンヘン日本代表部の後援を得て、9月にニューデリーで開催のelectronica India 2011にJAPANパビリオンを設置いたします。またその際にインドへの展示見学ツアーも計画していますので楽しみにしてください。
http://www.optronics.co.jp/jp_pavi/ei_11/index.php
JAPANパビリオンの設置業務の拡大に応じて、この際弊社のJAPANパビリオンのロゴを統一しようということになり巻頭のようなロゴを弊社の愛知君がデザインしてくれました。これから世界のあちこちでこのロゴを見る機会が増えることと思います。

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DVDで学ぶ「レンズと光学の基礎と設計」シリーズの紹介

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オプトロニクス社ではセミナー・書籍刊行等に加え、2003年から、eラーニングを開始し、レンズと光学についての、教材を幅広くご提供してきました。諸般の事情でeラーニングは一昨年よりサービスをストップしておりますが、この度皆さまから寄せられました疑問やご要望をもとに、光学教材の集大成としてDVD制作を企画し、この度11巻のDVDをリリースすることになりました。視覚と聴覚の共同作業で光学についての知識が無理なく頭にスーッと入っていきます。
いよいよ1月末より順次販売を開始いたしましたので是非お試しください。
1. 光学入門:3枚組
光学の基礎を高校レベルの物理の知識を前提に編集。幾何光学と波動光学の基礎。
2. 光学設計のための基礎知識:3枚組
大学理系教養レベルの知識を前提に編集。光学設計に必要な知識全般。波動光学的な結像など。
3. 光学概論:5枚組
通常の光学設計ではあまり必要としない部分も含め、光学の全分野を網羅。
4. 光学設計の基礎:2枚組
「光学入門」レベルを終えた方が、光学設計するために必要な知識と実践的な基礎項目。
詳細は下記でご確認ください(動画のサンプル等もご覧になれます)。
http://www.optronics.co.jp/magazine/dvd_ecollege.php
5. 光線追跡演習
6. 光学設計入門演習
7. 光学設計基礎演習
8. 光学部品・光デバイス
9. 光学部品の評価
10. 光学の基礎実験
11. 光学部品・光デバイス実験
<監修・講義者の紹介>
河合滋(かわいしげる):職業能力開発総合大学校 教授
1983年筑波大学大学院理工学研究科物理工学専攻修士課程修了、同年日本電気株式会社光エレクトロニクス研究所入社。光コンピューティング、光インターコネクション、マイクロオプティクスの研究開発に従事。1997年より2007年まで職業能力開発総合大学校助教授、2007年より教授、工学博士。
主な著書:
「光学設計のための基礎知識」(株式会社オプトロニクス社刊)、「レンズ辞典&事典」(株式会社オプトロニクス社刊)、「Handbook of Optical Interconnects」(CRC Press)
http://www.optronics.co.jp/magazine/dvd_ecollege.php

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JPCの3月定例会でPHOTONICS WEST 2011の報告がなされます

1月にサンフランシスコで開催されたPHOTONICS WEST 2011に関しては、前に本ブログでも速報写真を掲載いたしましたが、来月3月17日(木)に日本フォトニクス協議会(JPC)の江上理事がJPCの3月定例会で調査報告を行うことになりましたのでお知らせいたします。
因みにオプトロニクス社企画・運営でPHOTONICS WESTの会場に設営した「JAPANパビリオン」は大好評で、来年以降も規模を拡大して継続開催してまいることになりました。
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その他展示会写真は下記にPDFのスライドショーを貼りつけてありますのでご覧ください。
http://www.optronics.co.jp/download/down11/pw11/pw2011.pdf
JPCでは1月のPhotonics West2011に調査員として江上理事を派遣し、講演会と展示会を調査しさらに日本からの参加者を対象に現地情報交換会を開催いたしました。
当日はその他、大手ガラスメーカーご出身の芦野氏が世界各地の天体望遠鏡の話を、また日本レーザーの近藤社長に会社経営戦略についての講演が予定されています。
講演終了後には懇親会も行われますので、皆さまお誘いあわせの上気楽にどうぞご参加ください。
□日時: 2011年3月17日(木) 16:00-18:00
□会場: 株式会社日本レーザー 3階会議室
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-14-1 (地下鉄西早稲田駅徒歩5分)
TEL 03-5285-0861 FAX 03-5285-0860 
地図はこちら  http://www.japanlaser.co.jp/会社概要/会社所在地/tabid/66/Default.aspx
□3月定例会スケジュール <開場:15:30>
16:00~16:05 開会挨拶
16:05~16:50 <海外報告>  Photonics West 2011 報告
江上浩二氏 (JPC理事、オフィストリプルB)
16:50~17:20 <技術報告>  大型天体望遠鏡ガラス材料について
芦野 豊氏 (アシノフィス㈲)
17:25~17:55 <会員報告>  日本レーザーの企業戦略(Ⅱ)
近藤宣之氏 (JPC理事、日本レーザー)
17:55~18:00 <会員交流>  JPC事務局からの連絡
18:00~19:30 懇親会 
 
□定 員: 30名程度
□参加費: 会員無料 (法人会員は3名以上の場合追加1名につき2,000円)。
一般は1名につき2,000円  (WEB会員は一般扱いになります)
※懇親会費は別途2,000円  
□申込締切: 平成23年3月8日(火)までにe-mailまたはFAXでお申込みください
— 特定非営利活動法人日本フォトニクス協議会  Webサイト http://www.j-photonics.org/ —
JPCフォーラム事務局:〒162東京都新宿区新小川町5-5サンケンビル1F
TEL.03-5228-3541  FAX.03-3269-2551 Eメール:jpcinfo@j-photonics.org

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速報!Photonics West 2011 :JAPAN PAVILION

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1月25日からここサンフランシスコのThe Moscone Centerで始まったPhotonics West 2011も早いもので今日は最終日。
弊社が運営事務局のJAPAN PAVILIONには産総研、ジャパンセル、日東光器、オムロン、オプトクリスタル、オプトライン、スペクトロニクス、住友電工、東洋ガラス(敬称略、順不同でスミマセン!)に弊社を加ええた10社による共同展示を行っています。
初めての試みの中、一部初日に荷物が到着しないかもしれないという心配もありましたが無事全社の展示物が到着し、初日・2日目とそれぞれ内容の濃い展示を行っています。
各社のブースを訪問する見学者層や見学者数に多少の違いはありますが、JAPAN PAVILIONという冠を掲げて、当地の見学者の関心を集めており、少しは日本のプレゼンスを高められたと思っています。
ご出展各社にお礼するとともに、それぞれご出展者にとっても良い結果が出ることを祈っています。
取り急ぎの速報です。詳細は後日改めて、

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編集長の今月のコメント(2011年1月)

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編集長 川尻多加志

新年明けましておめでとうございます。2011年が皆様方にとって良き年であるよう、お祈り申し上げます。我が国にとって、昨年はまさに迷走の1年でした。このまま日本が沈んでしまわないよう、何としてでも頑張っていきたいと思います。
そこで、弊社の春の展示会・セミナー「OPTRONICS WORLD」が、今年から光の総合イベント「OPTICS & PHOTONICS International」へスケールアップします(4月20日(水)~22日(金)開催)。これまでの「レーザーEXPO」、「レンズ設計・製造展」に加え、「赤外・紫外・可視光応用技術展」と「光ファイバーEXPO」を新設するとともに「VISION JAPAN」と「ポジショニングEXPO」を統合、これらの技術領域をテーマとした特別セミナーに加え、各種関連シンポジウム等の同時開催によって、まさに我が国における最高品質の光エレクトロニクス一大イベントを目指しました。
「OPTICS & PHOTONICS International」は、あくまでも光業界の発展を願ってのものであって、この産業を全産業におけるOne of themとして捉えたものではありません。約30年という期間に渡って、光産業・技術とともに歩んできた弊社が、関連学協会の方々とともに、我が国の光技術と産業のさらなる発展を目指してお届けするものです。ぜひ皆様方の積極的な参加をお待ち申し上げております(詳細につきましては、最新情報が随時更新される弊社ウェブサイト http://www.optronics.co.jp/optworld/ をご覧になって下さい)。
フラットパネルディスプレイの代表格ともいえる液晶ディスプレイのバックライトには、これまでCCFL(冷陰極管)が用いられてきましたが、最近ではより長寿命で低消費電力といった特長を有するLEDを用いたものが主流となっています。
LEDバックライトには、導光板の周りに白色LEDを配したエッジ型と、バックライトの発光面一面にRGBのLEDを配した直下型の2種類があります。そこに用いられている各種シートや導光板といった素材を通して、如何にLEDからの光を明るく均一に導けるよう設計できるかは、より高画質なディスプレイを実現する上での重要な決め手となっています。照明光学が注目される所以です。
直視型の液晶ディスプレイだけでなく、照明光学系の設計は液晶プロジェクターやレーザープロジェクター、LED照明、半導体露光装置、顕微鏡といった様々な機器・装置のスペックを左右すると、その研究・開発の進展に期待が集まっています。
今月号の特集では基礎解説や設計ソフトによる最適化についての解説も加え、照明光学に関する最新トピックスに焦点をあててみました。企画していただいたのは、東京工芸大学・工学部の渋谷眞人教授。ご執筆者の皆様も、お忙しいところを有り難うございました。
この他、光エレクトロニクス関連市場を探る新春特別企画では、我が国を代表する市場調査会社の方々が、光エレクトロニクス全般、LED照明用白色LEDパッケージ、電子ペーパー、FTTHの各市場をレポート。さらに、島田禎晉様ならびにNTTの皆様方に企画していただいた新連載「光通信技術の基礎 -原点を見直し、将来を考える-」もスタートします。
本年もオプトロニクスを何卒よろしくお願い申し上げます。

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