OPTRONICS WORLD 2009の見どころ

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早いもので今年も4月になってしまった。今月の22日~24日の期間、春の恒例行事OPTRONICS WORLD(レーザーEXPO2009レンズ設計・製造展2009光ファイバ応用技術展)をパシフィコ横浜で開催する。
3つの展示会をあわせて関連する217団体・企業が出展予定である。各社の出展予定内容は月刊オプトロニクスの4月号に収録されているのでそちらを参考にされたい。ここでは主だった注目装置をレーザー、レンズの順に紹介する。
ファイバレーザー』は光ファイバのコアに希土類を添加し、これを増幅器として用い、光の伝播媒体が空気でなく光路がすべて光ファイバで構成されるレーザーで、従来のレーザーと比べ、大幅な小型化を実現しており、長時間安定、放熱性に優れる、光通信に利用しやすいなど多くの特長を有しており、現在最も注目を集めているレーザーの一つである。アルネアラボラトリ、エフ・アイ・ティー、オーテックス、オプトサイエンス、オプトピア、カンタムエレクトロニクス、コヒレント・ジャパン、サンインスツルメント、スペクトラ・フィジックス、ティー・イー・エム、日本レーザー、ネオトロン、ハナムラオプティクス、プネウム、丸文、ライミス、光貿易など数多くの企業がファイバレーザーの出品を予定している。
ナノテク分野で近年脚光を浴びているレーザーが『フェムト秒レーザー』だ。超短パルスレーザーの特長をいかして、MEMS向けはもとより、新しい分野における応用に期待が高まっている。フェムト秒レーザーの出展を予定している企業には、アルネアラボラトリ、エクセルテクノロジー、オプトサイエンス、コヒレント・ジャパン、スペクトラ・フィジックス、日本レーザー、フォトテクニカなどがある。
また『LD励起レーザー(DPSSレーザー)』の出展を予定しているのは、インデコ、エクセルテクノロジー、スペクトラ・フィジックス、スペクトロニクス、ジェイディーエスユニフェーズ、フォトンリサーチ、サンインスツルメント、サンプラス、日本レーザー、プネウム、メレスグリオ。
『高出力半導体レーザー』はイエナオプティックレーザダイオードジャパン、エクセルテクノロジー、キーストンインターナショナル、コヒレント・ジャパン、スペクトラ・フィジックス、浜松ホトニクス、ビーム、プレサイスゲージ、光貿易などが出展予定である。
非球面レンズ』とは、通常球面であるレンズ表面を、球面でも平面でもない形に加工下レンズで、メガネレンズやカメラ用のレンズに広く採用されており、最近の目覚しい技術革新により、今後も色んなところに採用されていくであろう。エドモンド・オプティクス・ジャパン、住友電気工業(以上レーザ)、旭硝子、生田精密研磨、オーエムジー、シム・オプチカル、住田光学ガラス、長津製作所、日本電気硝子、ホッタレンズなどが出品を予定している。
マイクロレンズ』とは、直径が0.1~数mm程度の微小なレンズの総称で、光の分波、分岐、結合に利用されている。カンタムエレクトロニクス、NTT-ATナノファブリケーション、オプトシリウス、オリオン・オプティクス、住田光学ガラス、橘光学、日本電気硝子などが出展する。
その他レンズ関連では『試作』をしてくれる企業の活躍も見逃せない。光学技研、CBCオプテックス、東成エレクトロビーム、飯山特殊硝子、清原光学、渋谷光学、セラテックジャパン、橘光学、羽田光機、ピーアンドシー上島、ひなー社、竜東光器、和絋工業など高い技術力を誇る各社が出展している。
追伸)下記をクリックしたら昨年の会場風景が動画で見れます。
http://www.optronics.co.jp/opt_w/2008/movie/

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