紫外線フェア 企画協力JPC紫外線研究会

JPC 紫外線研究会 代表ご挨拶

委員長 平山 秀樹 ((国研)理化学研究所)

深紫外光源の開発とその応用の展望

 紫外線は,殺菌・浄水,空気浄化,皮膚治療や院内感染防止などの医療,生化学産業,農作物の病害駆除,3Dプリンターなどによる樹脂硬化・形成,印刷や塗装・コーティング,UV接着,化学工業,半導体産業,各種分析機器など,非常に幅広い分野においてその利用が進んでおります。今般,ポストコロナ社会におけるウイルス感染防止対策としても,紫外線の利用は大きな注目を集めております。紫外線の光源として、AlGaN系窒化物半導体を用いたLED,LDの開発が大きな脚光を浴びております。今後,コンパクトで耐久性に優れ,環境にも無害な深紫外LEDの高出力化が進むにつれ,紫外線の利用範囲はさらに飛躍的に広がることが期待されます。
 これまでの四半世紀で,青色LEDは,蛍光灯を置き換える省エネ照明を実現し,人類社会に大きな貢献をしてきました。それに続いて,紫外線LEDは,ポストコロナ社会に大いに貢献することが期待されます。コンパクトで高出力な殺菌ランプの普及により,ウイルス感染の撲滅,社会福祉の充実,発展途上国への飲料水の供給など,世界規模の社会的問題の解決に大きく寄与できると考えられます。最近の開発では,深紫外LEDの効率向上,高出力化、短波長化、深紫外LDの研究で大きな進展があります。
 JPC紫外線研究会では,紫外線の各分野への様々な応用技術に加え,現在非常にホットな話題である深紫外LEDやLDの技術開発に関して議論することにより,将来の紫外線の幅広い利用と応用進出を展望します。

紫外線フェア2023 開催概要

紫外線には人体に有害な面があるいっぽう、役に立つ化学的作用も数多くあり、殺菌消毒や害虫駆除をはじめ、ビタミンDの合成、生体の新陳代謝促進、偽造防止に利用されるブラックライトや分光光度計、フォトリソグラフィ、火災報知機、紫外線硬化性樹脂など幅広い分野で利用されています。
本展示会ではこれから発展が期待される紫外線に関する製品を一堂に展示紹介いたします。

出展対象製品

  • ■紫外線関連製品
    紫外線光源、紫外線検出器、紫外線光学材料、紫外線応用技術(セキュリティ、光医療、照明、害虫駆除、紫外線分析装置、マーキング、フォトリソグラフィ、光硬化関連製品、その他関連製品
出展申込みはこちら