・レーザー基礎&応用技術セミナー
企画:一般社団法人 レーザー学会
レーザーの基礎
ファイバーレーザー事はじめ
本講演では、「ファイバーレーザー事はじめ」と題して、ファイバーレーザーの基礎から、超短パルスファイバーレーザーを中心とした最近の進展、光周波数コムや光断層計測への応用展開等について、基礎的な面を中心に概説する。
高出力ファイバーレーザーの基礎と最新動向
しかしその小径コアと長い相互作用長により非線形光学効果が卓越し、高ピークパワー・エネルギーのパルス光を得るのは一般に困難である。近年フォトニック結晶ファイバー(PCF)等の技術により、非線形性の低減によりシリカガラスの自己収束限界(~5MW)に近いピークパワーが実現されるようになった。しかし固体レーザーに比べると、ピークパワー、エネルギーは到底不十分である。非線形限界、そして破壊閾値を超えたパワー・エネルギースケーリングのためには、ファイバーレーザーの並列化(アレイ)が唯一の方法である。複数のSMファイバーレーザーをビーム品質を維持したままビーム結合しパワー・エネルギーを向上する研究が、世界中で盛んに行なわれている。
本講演では、高出力ファイバーレーザーの基礎について概観し、高出力化、ビーム結合技術について、我々の研究も含めて最前線の研究を紹介する。
企画:一般社団法人 レーザー学会
最新AM技術の現状とその適用展開
次世代ものづくりに向けた高出力レーザー加工技術
産業用ファイバーレーザーの普及により溶接に代表されるマクロ加工分野において市場規模を拡大し続けている。また最近では、高輝度パルスレーザーの高出力化・高性能化が進展しており、半導体の微細加工や難加工性材料の加工、ピーニング・フォーミングといった金属の強靭化や成型技術の実用化が進められており、さらにはクリーニングといった新しい用途への適用も進展している。
本講演では、これら多様なレーザー加工について原理から実施例をわかりやすく解説しながら、次世代ものづくりに向けた新しいレーザー加工技術の開発状況を紹介する。また講師が現在参画している高出力レーザー加工技術開発を目指した国家プロジェクトの状況も紹介しながら、今後の開発動向を展望する。
高出力CWファイバーレーザーの開発と加工応用事例
〇ファイバーレーザーの高出力化技術
・単一共振器ファイバーレーザーの高出力化
・複数共振器の出力合成による高出力化
〇ファイバーレーザー高出力化を阻む現象とその対策
〇高出力ファイバレーザーの応用事例
・マルチモードファイバーレーザーを用いた、加工応用事例
・シングルモードファイバーレーザーを用いた、新たな加工応用事例
企画:一般社団法人 レーザー学会
レーザー安全の基本
レーザービームの基礎と評価
1.ガウシアンビームとは?
2.ビーム半径と測定法
3.ビーム拡がり
4.ビーム強度とパワー
5.ガウシアンビームの波面
6.高次モードビーム
7.ビーム品質(M2およびBPP)とその評価法
光学素子の選び方と取り扱い
本講演では、レーザーを取り扱う、また光学装置を組み始める上で必要となる、光学部品の選び方、取り扱い方について紹介します。
企画:一般社団法人 レーザー学会
VCSELによる3Dセンシング:ソリッドステートLiDARと顔認証用近接センサ用光源の開発
VCSELの産業応用
VCSELが拡大させる新規アプリケーションについて
企画:一般社団法人 レーザー学会
医療(美容領域)へのレーザー応用
本講演ではレーザーの美容医療への応用例を時系列に紹介するとともに、ミクロ的な視点でその治療メカニズムを易しく解説することを試みる。最後にこれまでの経験から医療機器としてのレーザー装置の開発技術者やマーケッターにとって、有用であると思われるポイントについていくつか述べさせて頂きたい。
医療(形成外科領域)のレーザー治療
光干渉断層画像法(OCT)の医療・美容への応用
企画:一般社団法人 レーザー学会
車載レーザー照明・ディスプレイ
ここでは、車載用レーザー照明およびレーザーディスプレイを中心に、その構成、特徴、課題、応用について解説する。特にレーザーヘッドライト、ヘッドアップディスプレイなどに焦点を当てる。
レーザー走査方式ヘッドアップディスプレイ
本公演ではHUDについて、以下の(1)~(4)を中心に解説します。
1.HUDの原理と基本構成
2.HUDの方式比較
3.レーザー走査型HUDの特徴
4.レーザー走査型HUDのキーデバイス
また、弊社で開発をしたレーザー走査方式車載HUD用プロジェクションユニットについて紹介します。
車載LiDAR/ToF関連商材のご紹介

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お客様のご都合による受講解約の場合、3/25までは受講料の50%、3/26以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。
※学生料金:
個人もしくは学校からのお支払いで、30歳未満の方が対象となります。

時田 茂樹
大阪大学
レーザー科学研究所 講師
2006年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了,博士(工学).同年日本学術振興会特別研究員(大阪大学レーザーエネルギー学研究センター所属),12月より京都大学化学研究所助手(2007年より助教へ改名).2013年大阪大学レーザーエネルギー学研究センター講師(2017年よりレーザー科学研究所へ改名).レーザー工学,プラズマ物理学を専門分野とし,高出力Yb:YAGレーザー,フェムト秒レーザー,中赤外ファイバーレーザー,高強度テラヘルツ波発生,レーザー加速電子ビーム発生などに関する研究実績をもつ.所属学会:応用物理学会、レーザー学会、日本物理学会.
西澤 典彦
名古屋大学
大学院工学研究科 電子工学専攻 教授
1991年 名古屋大学工学部電子工学科卒業
1993年 同大学院工学研究科量子工学専攻前期課程修了
1995年 同後期課程修了・博士(工学)
1995年 古屋大学工学部助手, 2003年 サチューセッツ工科大学客員研究員,2005年 名古屋大学工学研究科助教授,2006年 大学発ベンチャーNUシステム(株)取締役兼務,2007年 大阪大学工学研究科准教授, 2010年 名古屋大学工学研究科准教授,2012年より現職
レーザー学会進歩賞,光学論文賞,応用物理学会論文賞,第1回文部科学大臣表彰若手科学者賞,バイオビジネスコンペジャパン優秀賞,産学官連携功労者表彰科学技術政策担当大臣賞等受賞,等受賞
白川 晃
電気通信大学
レーザー新世代研究センター 准教授
1999年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了(理学博士)。同年電気通信大学レーザー新世代研究センター助手。2007~2008年英サウサンプトン大学光エレクトロニクス研究センター客員研究員を経て、2010年より電気通信大学レーザー新世代研究センター准教授。同大大学院情報理工学研究科基盤理工学専攻併担。 レーザー学会奨励賞、同業績賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。
石出 孝
三菱重工業株式会社
総合研究所 フェローアドバイザー
1982年修士課程修了後、1994年工学博士取得。1982年に三菱重工業株式会社へ入社し、2010年1月技術本部先進技術研究センター長へ就任。技術統括本部名古屋研究所長を務め2015年執行役員フェロー就任。現在、執行役員フェロー 総合研究所技師長に至る。
川嶋 利幸
浜松ホトニクス株式会社
中央研究所 産業開発研究センター 副センター長
1985年電気通信大学電気通信学部物理工学科卒業。同年浜松ホトニクス株式会社入社。同社技術部、電子管事業部、中央研究所、開発本部を経て、現在中央研究所産業開発研究センター副センター長。博士(工学) (2003年大阪大学)。
これまで、2015年度~2018年度内閣府ImPACT佐野プログラム・プロジェクト、2016年よりNEDO高輝度・高効率次世代レーザー技術開発プロジェクト、2018年より内閣府SIP光・量子を活用したSociety5.0実現化技術などに参画し、高出力レーザーとその産業応用に関する研究開発に従事している。
大阪大学工学研究科客員教授。電気通信大学レーザー新世代研究センター客員教授。
生駒 晋也
株式会社フジクラ
端技術総合研究所 主席研究員
2001年 東京理科大学 基礎工学部 電子応用工学科 卒業
2011年 株式会社フジクラ 入社
入社以来、一貫して高出力CWファイバーレーザーの開発に従事、現在に至る。
橋新 裕一
近畿大学
理工学部 電気電子工学科 教授
近畿大学理工学部電気電子工学科、近畿大学大学院総合理工学研究科エレクトロニクス系工学専攻・専攻長 1982年3月近畿大学大学院工学研究科博士後期課程、単位取得後退学、1982年4月近畿大学助手、1989年9月から1年間、米国ニューヨーク州立大学バッファロー校客員研究員、1998年3月博士(工学)近畿大学取得。1998年近畿大学理工学部専任講師、2003年同大学理工学部助教授、2007年同大学理工学部准教授、2012年同大学理工学教授、現在に至る。
庄司 一郎
中央大学
理工学部 教授
北海道室蘭市出身.1992年東京大学工学部物理工学科卒.1994年東京大学工学系研究科修士課程物理工学専攻修了.1995年同博士課程中途退学.1995年東京大学工学部助手,1999年分子科学研究所研究員,2002年同助手を経て,2004年より中央大学理工学部専任講師.2005年同助教授,2007年同准教授を経て,2010年同教授,現在に至る.専門は固体レーザーおよび非線形波長変換材料とデバイス.応用物理学会,レーザー学会,電子情報通信学会,OSA各会員.レーザ協会会長.第11回(2001年秋季)応用物理学会講演奨励賞,2016年度第40回レーザー学会業績賞(進歩賞)受賞.
本越 伸二
公益財団法人 レーザー技術総合研究所
主任研究員
1994年、大阪大学大学院工学研究科博士課程修了後、財団法人レーザー技術総合研究所・研究員。固体レーザーおよび光学薄膜の研究に従事。特に、高出力レーザー装置に必要となる高耐力光学素子とレーザー損傷物理について研究を行い、現在、国内唯一のレーザー損傷耐性の評価機関として産業界に情報を提供している。主な所属学会:応用物理学会、レーザー学会。博士(工学)。
小山 二三夫
東京工業大学
科学技術創成研究院 研究院長/教授
昭和60年東工大大学院博士課程修了.工学博士.東京工業大学精密工学研究所助手,助教授を経て,現在科学技術創成研究院教授/研究院長.面発光レーザ,半導体光回路,光マイクロマシンなどの研究に従事.応用物理学会フェロー,電子情報通信学会フェロー,IEEEフェロー,2010電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ会長,1990電子情報通信学会篠原賞,論文賞受賞.1998丸文学術賞,応用物理学会会誌賞,2004市村学術賞,2005電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ賞,2007文部科学大臣表彰科学技術賞,2008IEEE/LEOS William Streifer Award, 2011 Microoptics Award,2012 応用物理学会光・電子集積技術業績賞,2015東京都功労者技術振興功労表彰,2016市村産業功績賞,2017櫻井健二郎氏記念賞,2018大川賞,2019 Nick Holonyak, Jr., Awardなど受賞.
佐藤 俊一
株式会社リコー
研究開発本部 技師長
1986年入社以来、MOCVDによる1.3μm帯GaInNAsの結晶成長及びVCSEL応用、レーザプリンタ用780nm帯VCSELアレイの開発及び実用化など、MOCVDによる化合物半導体の結晶成長、及び光デバイスの開発に従事。応用物理学会フェロー。レーザー学会会員。2011年MOC論文賞。2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)。2016年櫻井健次郎氏記念賞。
大熊 宏
オスラム オプトセミコンダクターズ ジャパン株式会社
インダストリー&モバイルデバイス マーケティングマネージャー
2008年4月 OSRAM Opto Semiconductorsに入社し営業を担当、2013年10月より赤外&レーザー製品のMarketingを担当し、2019年よりMobile DeviceのApplication Marketingの担当となる
西村 浩之
株式会社ジェイメック
代表取締役社長
1983年 中央大学 理工学部卒業、(株)ムトウ入社 ME課配属
1986年 北海道大学医学部循環器外科学教室 研究助手担当
1989年 Mutoh NovaTek社(米国カリフォルニア州)出向
1990年 (株)エムアンドエム 出向
1995年 (株)ジェイメック 設立
2002年 東海大学大学院 理学部 研修員
2005年 同 理学博士取得
2007年 (株)ジェイメック 代表取締役社長
2015年 日本医療機器協会 美容医療機器部会 事務局長
河野 太郎
東海大学
医学部外科学系形成外科学 准教授
職歴:東京女子医科大学形成外科研修 (1993-1995)
都立府中病院外科研修 (1995-1997)
東京女子医科大学形成外科助教 (1997-2007)
東京女子医科大学形成外科准講師 (2008-2013)
東海大学医学部外科学系形成外科学准教授 (2013.4-)
日本大学医学部形成外科学 客員教授 (2016.1-)
委嘱:独立行政法人医薬品医療機器総合機構 (2015.4-)
国立研究開発法人科学技術振興機構 (2016.5-)
大林 康二
株式会社アドバンスト・イメージング
代表取締役
1970:東京大学理学系大学院博士課程・物理学専攻修了(理学博士)、1970:東京大学物性研究所・助手(超流動液体ヘリウムのレーザーラマン散乱、液体ヘリウムの臨界現象)、1975:広島大学総合科学部・助教授、1987:同教授(超低温超流動ヘリウムのラマン散乱、光子相関法分析法の開発と応用)、1993:興和(株)取締役(情報通信機器・と医用機器事業)、2002:北里大学基礎科学センター・教授、2004:北里大学大学院医療系研究科・教授(OCT技術の開発と応用、JST先端計測分析技術・機器開発事業に採択され世界最速の超高速OCT装置を実現)、2013:(株)アドバンスト・イメージング・代表取締役(OCT技術のコンサルタント)、(株)システムズエンジニアリング・技術顧問
山本 和久
大阪大学
レーザー科学研究所 教授
1981年大阪大学基礎工学部電気工学科卒、同年松下電器産業(株)に入社。光導波路デバイス、光ディスク用青色SHGレーザー、映像・メディア機器へのレーザー応用(光メモリ、レーザーディスプレイ)などの研究に従事。
2009年から大阪大学光科学センター、 現在レーザー科学研究所教授。研究分野はレーザーディスプレイ・照明など。
・レーザー学会常務理事
・NPO法人日本フォトニクス協議会理事
・可視光半導体レーザー応用コンソーシアム代表
中川 淳
リコーインダストリアルソリューションズ株式会社
オートモーティブ事業部 事業戦略室 事業企画グループ スペシャリスト
2005年 東京工業大学大学院理工学研究科 物性物理学専攻修了 同年 株式会社リコー入社。 研究開発部門にて回折光学素子やレーザー走査素子、光MEMSなどの光学デバイスの研究開発に従事。 2017年 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社出向。 レーザー走査方式ヘッドアップディスプレイとそのキーデバイスであるMEMSミラーの量産開発と事業企画に従事。
北川 亮
長瀬産業株式会社
モビリティソリューションズ事業部
1994年 茨城大学卒業後、無線LAN向け半導体開発の商品化、ミリ波レーダーの開発などを担当。2018年 長瀬産業に入社。自動運転関連ビジネス開拓およびFAEとして顧客の技術サポートを担当中。