・レーザー基礎&応用技術セミナー

2019年04月24日(水) 09:30-12:25
【LE-1 レーザー事はじめ

企画:一般社団法人 レーザー学会

レーザーの基礎

大阪大学 時田 茂樹
レーザー光の特性、レーザー装置の構造を全く知らない方を対象とした基礎セミナーです。光の基本特性(光とは?)から始まり、自然光とレーザー光の特性の違い、なぜレーザーが必要か(レーザーの使い道)、自然光とレーザー光の発生原理の違い、レーザーの種類と構造、レーザー光の伝送・集光、連続波(CW)レーザーとパルスレーザーの違いなど、知れば役立つベーシックな内容について実例を交えて紹介します。「光は電磁波である」といった程度の知識をお持ちの方なら、どなたでも理解できるよう平易に(数式を用いずに)説明します。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

ファイバーレーザー事はじめ

名古屋大学 西澤 典彦
ファイバレーザーは、増幅媒質や共振器が光ファイバで構成されたレーザーで、空間的にずれる要素が無く、電源を入れるだけで容易に発振し、優れた空間的なビーム特性や安定性を得ることができる。また、放熱効率や励起効率に優れ、最も高い出力が得られるレーザーであり、レーザー加工を始めさまざまな用途に活用されている。
本講演では、「ファイバーレーザー事はじめ」と題して、ファイバーレーザーの基礎から、超短パルスファイバーレーザーを中心とした最近の進展、光周波数コムや光断層計測への応用展開等について、基礎的な面を中心に概説する。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

高出力ファイバーレーザーの基礎と最新動向

電気通信大学 白川 晃
ファイバーレーザーは現在、もっとも信頼性の高い高輝度高平均出力レーザーとして広く認識され、産業応用が進んでいる。ビーム品質が悪く集光特性に優れない高出力レーザーダイオード光を比較的大きな断面積をもつクラッドに注入・伝搬させ、希土類イオンを添加したコアで徐々に吸収させ高輝度のコアモードでレーザー発振させる、理想的な空間輝度増強器と言える。長手方向に分散して排熱するため冷却能力に優れ、自然空冷でkW動作が可能で、冷却器など余計な付帯設備が最小限で済むのは実用上極めて大きな利点になっている。
しかしその小径コアと長い相互作用長により非線形光学効果が卓越し、高ピークパワー・エネルギーのパルス光を得るのは一般に困難である。近年フォトニック結晶ファイバー(PCF)等の技術により、非線形性の低減によりシリカガラスの自己収束限界(~5MW)に近いピークパワーが実現されるようになった。しかし固体レーザーに比べると、ピークパワー、エネルギーは到底不十分である。非線形限界、そして破壊閾値を超えたパワー・エネルギースケーリングのためには、ファイバーレーザーの並列化(アレイ)が唯一の方法である。複数のSMファイバーレーザーをビーム品質を維持したままビーム結合しパワー・エネルギーを向上する研究が、世界中で盛んに行なわれている。
本講演では、高出力ファイバーレーザーの基礎について概観し、高出力化、ビーム結合技術について、我々の研究も含めて最前線の研究を紹介する。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

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2019年04月24日(水) 13:10-16:05
【LE-2 レーザーの加工応用

企画:一般社団法人 レーザー学会

最新AM技術の現状とその適用展開

三菱重工業(株) 石出 孝
最新の金属AM技術として、バインダジェットタイプ、ワイヤ溶融タイプ、溶融金属吹付タイプ等を紹介するとともに、パウダベットタイプのAMを適用してゆく上での課題とその解決方法のきっかけを示す。金属粉末の仕様と低コスト化、施工条件の最適化、サポート最小化、インプロセスでの品質モニタリング手法を示す。金属粉末低コスト化では、ガスアトマイズでのガス流解析により、適正粒度分布を造る方法を示す。施工条件最適化では、単一ビードから重ねビード、ブロックの成形に至る最適条件の設定手法を示す。同時に、サポートを最小化するプロセスとサポートに必要な応力に対応可能な条件を示す。また、インプロセスモニタリング手法としてフリンジプロジェクション手法の適用を示す。最後にAMのミクロシミュレーション例を示し、マクロ解析への展望を示す。
難易度:中級程度(大学院程度、ある程度の経験を有す)

次世代ものづくりに向けた高出力レーザー加工技術

浜松ホトニクス(株) 川嶋 利幸
レーザー加工技術は、制御性や再現性に優れ、ロボットやIoT(モノのインターネット)との親和性が高いため、溶接、切断、穴あけ、表面処理、造形、成型など幅広い適用分野におけるものづくり・製造業の基幹技術として進化を続けている。また近年、さらなる生産性の向上とコストの低減に向けて、AI(人工知能)やデータベースの活用によるサイバーフィジカルシステムへの展開により、レーザー加工ニーズへの迅速な対応やタクトタイムの短縮への取り組みが話題となっている。
産業用ファイバーレーザーの普及により溶接に代表されるマクロ加工分野において市場規模を拡大し続けている。また最近では、高輝度パルスレーザーの高出力化・高性能化が進展しており、半導体の微細加工や難加工性材料の加工、ピーニング・フォーミングといった金属の強靭化や成型技術の実用化が進められており、さらにはクリーニングといった新しい用途への適用も進展している。
本講演では、これら多様なレーザー加工について原理から実施例をわかりやすく解説しながら、次世代ものづくりに向けた新しいレーザー加工技術の開発状況を紹介する。また講師が現在参画している高出力レーザー加工技術開発を目指した国家プロジェクトの状況も紹介しながら、今後の開発動向を展望する。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

高出力CWファイバーレーザーの開発と加工応用事例

(株)フジクラ 生駒 晋也
〇ファイバーレーザーの基本構造と特徴
〇ファイバーレーザーの高出力化技術
 ・単一共振器ファイバーレーザーの高出力化
 ・複数共振器の出力合成による高出力化
〇ファイバーレーザー高出力化を阻む現象とその対策
〇高出力ファイバレーザーの応用事例
 ・マルチモードファイバーレーザーを用いた、加工応用事例
 ・シングルモードファイバーレーザーを用いた、新たな加工応用事例
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

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2019年04月25日(木) 09:30-12:25
【LE-3 レーザー取扱いの基礎

企画:一般社団法人 レーザー学会

レーザー安全の基本

近畿大学 橋新 裕一
レーザーの安全対策を図る上で、事故やヒヤリハットの事例があれば、具体的な危険予知トレーニング(KYT)や危険予知活動(KYK)を進めやすい。ところが、レーザーによる事故例を調査しても、その詳細が分からず、国内で見つけるのは難しい。2015年11月以降、レーザーポインターによる事件、レーザーによる入れ墨除去事件、レーザー脱毛器・美顔器による皮膚傷害などの報道が続いている。一般消費者向けのレーザー応用製品が種々誕生してきている現状では憂慮すべきことである。(社)レーザー学会の「レーザー安全」に関する専門委員会が主導して、事故・ヒヤリハットを調査して、その安全対策に関する啓発活動を行っている。安全の基本は「自分の身は自分で護る」であるが、弱者は健常者が護るべきである。危険なモノ・コトを感じる危険感受性を育成することが先決である。レーザーの特性をよく理解し、その危険性を熟知しておくことである。可視域(波長400~780nm)および近赤外域(780~1,400nm)のレーザーは眼底まで透過し、網膜に吸収され、網膜熱傷を引き起こす恐れがある。熱傷を起こすと瘢痕が形成され、その部位の視機能が永久に失われ、QOLに支障を来す。安全対策として、保護めがねの着用が必須である。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

レーザービームの基礎と評価

中央大学 庄司 一郎
レーザーを利用するということはレーザービームを取り扱うことを意味するので、ビームの特徴や性質についての基本的事項は、レーザーに関わる仕事をするなら是非とも素養として身につけておきたいものです。本セミナーでは最も重要なガウシアンビームを中心に、レーザービームの基礎とビームを特徴づける各種パラメータおよびその評価法について、以下の内容で解説します。

 1.ガウシアンビームとは?
 2.ビーム半径と測定法
 3.ビーム拡がり
 4.ビーム強度とパワー
 5.ガウシアンビームの波面
 6.高次モードビーム
 7.ビーム品質(M2およびBPP)とその評価法
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

光学素子の選び方と取り扱い

(公財)レーザー技術総合研究所 本越 伸二
レーザー装置、レーザー応用機器の中には、多くの光学素子が使用されています。ミラー、レンズ、ウィンドウ、ビームスプリッタなどなど、いろいろな種類があります。同じレンズであっても、使用する場所、用途に応じて選ぶ必要があります。
本講演では、レーザーを取り扱う、また光学装置を組み始める上で必要となる、光学部品の選び方、取り扱い方について紹介します。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

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2019年04月25日(木) 13:10-16:05
【LE-4 高性能光デバイス応用~VCSELを中心に

企画:一般社団法人 レーザー学会

VCSELによる3Dセンシング:ソリッドステートLiDARと顔認証用近接センサ用光源の開発

東京工業大学 小山 二三夫
3Dセンシングは、自動運転用LiDAR、スマートフォン用近接センサ、セキュリティカメラやモーションセンサなど多様な応用が検討され注目を集めている。特に、3Dセンシング技術が、スマートフォンの顔認証システムに搭載されてから、大きな市場展開が期待されている。2022年にはレーザチップレベルで3千億円規模に成長するとの予測もなされている。その中で、ビーム掃引技術は3Dセンシングで重要な役割を果たす。これまで主に機械式ビーム掃引技術が使用されてきたが、特に非機械式ビーム掃引技術が、小型LiDAR システム実現のため注目を集めている。我々は、VCSELを基盤としたビーム掃引デバイスを提案・実証してきた。本講演では、VCSEL技術を基盤とした3Dセンシングの最近の進展について紹介する。狭出射ビーム・高出力動作のビーム掃引機能を有するワット級VCSEL増幅器について述べるとともに、その高出力化のスケーリング則について議論する。さらに、最近の3D LiDAR測距応用への適用例を紹介する。また、VCSEL増幅器の折り返し構造によるライン・ドットパターン形成とその3D近接センサ応用についても可能性を議論する。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

VCSELの産業応用

(株)リコー 佐藤 俊一
1977年に東京工業大学名誉教授・元学長が発明されたVCSELは、光ファイバー通信応用から始まり、レーザマウス、ガスセンサ、レーザプリンタなどに展開され、最近ではレーザオートフォーカスや近接センサ用光源としてスマートフォンにも搭載され、更にはスマートフォンの顔認証や、LIDAR等の3Dセンサ用光源として応用されるようになってきた。
VCSELは2次元集積が容易なことからアレイ化に向き、様々な用途への展開が始まっている。リコーでは、40chのレーザで同時に感光体に書き込み高速・高解像度を実現するレーザプリンタ用780nm帯光書き込みVCSELアレイや、数万種類もある中から紙の種類を判別するVCSELアレイを用いた紙種判別センサを実用化してきた。
本講演では、上記に加え、レーザ点火・レーザ加工機・センシング用途への展開を視野に入れたハイパワーVCSELアレイモジュール、VCSELアレイを用いてスペックルノイズを低減する小型軽量レーザ3Dスキャナ、ピンポイント波長を実現する超小型原子時計(CSAC: Chip-Scale Atomic Clocks)用VCSELや、最近の開発について紹介する。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

VCSELが拡大させる新規アプリケーションについて

オスラム オプトセミコンダクターズ ジャパン(株) 大熊 宏
OSRAM Opto Semiconductorsで開発しているVCSEL製品の紹介、FocusしているApplication、使用例に加え、今後の展開についてご紹介いたします。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

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2019年04月26日(金) 09:30-12:25
【LE-5 レーザーの美容・医療分野への応用

企画:一般社団法人 レーザー学会

医療(美容領域)へのレーザー応用

(株)ジェイメック 西村 浩之
レーザーの美容医療への本格的な応用は、1990年代半ばに発表されたSkin Resurfacing から始まった。これは顔面の皮膚を炭酸ガスレーザーで薄く蒸散して剥ぎ取ることで、表皮の再生と創傷治癒機転による真皮コラーゲンの産生を促すもので、治療後、シミやシワが改善されるいわゆる若返り治療であった。その後、大ヒット商品となった脱毛レーザーが開発され、2000年代に入って、プチ整形という言葉が生まれた頃から、国民の間で美容医療が一層、一般的になっていった。以来、美容医療は成長産業とされ、様々な美容医療用レーザー治療器が開発、改良されて、業界として発展してきた。美容医療と皮膚疾患等を対象とする普通の医療を明確に区別することは難しいが、美容医療は主に皮膚の老化による加齢的症状やコンプレックスとなるような外見の改善を行うものである。対象として、シミ、ソバカス、シワ、ホクロ、肌質の改善、ニキビ(ニキビ跡)の改善、痩身、脱毛等が上げられる。
本講演ではレーザーの美容医療への応用例を時系列に紹介するとともに、ミクロ的な視点でその治療メカニズムを易しく解説することを試みる。最後にこれまでの経験から医療機器としてのレーザー装置の開発技術者やマーケッターにとって、有用であると思われるポイントについていくつか述べさせて頂きたい。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

医療(形成外科領域)のレーザー治療

東海大学 河野 太郎
1984年の熱緩和理論後から開発されたレーザーを用いることにより、瘢痕を作らずに、整容面を改善できることから母斑や血管腫に対するレーザー治療は形成外科に必須の治療である。色素レーザーは、単純性血管腫、苺状血管腫又は毛細血管拡張症に、YAGレーザーは静脈瘤に有効で保険収載されている。Qスイッチ付ルビーレーザー照射療法は、太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、扁平母斑等にに有効で保険収載されている。Qスイッチ付アレキサンドライトレーザー照射療法は扁平母斑以外の太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症、に有効で保険収載されている。老人性色素斑や脂漏性角化症等の加齢性色素斑はQスイッチ付ルビーレーザーとQスイッチ付アレキサンドライトレーザーともに有効であるが、保険適応はない。瘢痕治療においては、炭酸ガスレーザーやエルビウム・ヤグレーザー等の剝皮的レーザー治療は一定の効果を認めるものの白人に比べわれわれ東洋人では術後の発赤、腫張、色素異常等の合併症の頻度が高く、本邦においては一般的とならなかった。2004年、点状に照射を行う、フラクショナルレーザー治療が開発された。本法の最大の特徴として色素非依存性の治療機器であり、この点において色素依存性のレーザーや光治療と全く異なる。2007年にはフラクショナル炭酸ガスレーザーが登場し、その後、剥皮的レーザーが次々と開発された。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

光干渉断層画像法(OCT)の医療・美容への応用

(株)アドバンスト・イメージング 大林 康二
光干渉断層画像法(OCT)は、光をプローブとして使い、高分解能・超高速・無接触・無侵襲・非破壊的に被検体の断層画像を撮像する。放射線被爆が無いので、人体にとって安全である。これらの優れた特徴を生かし、医療分野では、すでに眼科では不可欠な診断機器として幅広く用いられているが、心臓血管や食道や皮膚科向けの診断器も市販され、歯科診断機も開発が進んでいる。In vitroを含めると人の器官のほとんどを対象として幅広い研究が推進されており、今後、医療機分野での益々の発展が期待される。美容分野では、皮膚の肌理(キメ)、汗腺、血流、アトピーなどの研究とともに、これらへの化粧品の効果の研究が盛んである。例としては、皮膚の保湿、シワ取りクリームなどの効果はOCTによって深さ情報を含めて詳細に評価できる。従来OCTは高分解能で組織構造を撮像する措置としての位置づけであったが、血流などの流れ、弾性、細胞の生死の分布、癌に対する免疫細胞の活動など、単なる組織構造を超えた情報の立体撮像技術も開発されてきている。講演では、OCT市場とその規模の概要、OCT技術の概要と最先端技術、医療・美容への応用例を紹介する。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

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2019年04月26日(金) 13:10-16:05
【LE-6 レーザーの車載応用の最新動向

企画:一般社団法人 レーザー学会

車載レーザー照明・ディスプレイ

大阪大学 山本 和久
レーザーを用いたTV、超小型の携帯プロジェクタ、高輝度データプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイが商品化され、その波及効果はレーザー照明分野へと拡がりインテリジェンス照明やレーザーヘッドライトが実用化された。レーザーの特徴である超小型および高輝度、色再現範囲の広さ、更には高効率化により超低消費電力化もねらえるということもあり商品化が急加速している。一方課題としてはレーザー特有のスペックルノイズ、レーザー安全性などがあり対処が必要である。また可視光半導体レーザーの高効率化、高出力化にも取り組む必要がある。
ここでは、車載用レーザー照明およびレーザーディスプレイを中心に、その構成、特徴、課題、応用について解説する。特にレーザーヘッドライト、ヘッドアップディスプレイなどに焦点を当てる。
難易度:入門程度(大学一般教養程度)

レーザー走査方式ヘッドアップディスプレイ

リコーインダストリアルソリューションズ(株) 中川 淳
ヘッドアップディスプレイ(HUD)とは視線の先の背景に情報を重ねて表示する装置です。元々は航空機のコックピット内の表示機器として使用されるものでしたが、近年、自動車の運転時の安全性向上のため自動車への搭載が進んでいます。
本公演ではHUDについて、以下の(1)~(4)を中心に解説します。

 1.HUDの原理と基本構成
 2.HUDの方式比較
 3.レーザー走査型HUDの特徴
 4.レーザー走査型HUDのキーデバイス

また、弊社で開発をしたレーザー走査方式車載HUD用プロジェクションユニットについて紹介します。
難易度:初級程度(大学専門程度、基礎知識を有す)

車載LiDAR/ToF関連商材のご紹介

長瀬産業(株) 北川 亮
長瀬産業は次世代のモビリティソリューションとして期待される自動運転車両の実現を電子部品、モジュール、ソフトウェアの提供によってサポートする商社です。
本公演では自動運転車両に向けて期待の高まるLiDARおよびToFに関連した当社商材を紹介致します。車外センシング用LiDARに対しては長距離/高分解能かつ低価格化が大きな課題となります。また、車室内においては乗員検知のほかインプットデバイスとしてToFの応用への期待が高まっております。
当社がセンサ向けの光源として提案しているTrilumina社の940nm裏面発光対応VCSELの車載製品に向けた取り組み、車外センサの高機能化と低価格化を実現するLeddartech社のSoCを採用したシステムリファレンス例、および車室内向けに開発を進めているOptex社の小型ToFセンサを紹介いたします。
難易度:一般的(高校程度、一般論)

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※有料セミナー キャンセル規程:
お客様のご都合による受講解約の場合、3/25までは受講料の50%、3/26以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。

※学生料金:
個人もしくは学校からのお支払いで、30歳未満の方が対象となります。

[ 特定商取引法に基づく表記 ]



時田 茂樹

大阪大学

レーザー科学研究所 講師

2006年大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了,博士(工学).同年日本学術振興会特別研究員(大阪大学レーザーエネルギー学研究センター所属),12月より京都大学化学研究所助手(2007年より助教へ改名).2013年大阪大学レーザーエネルギー学研究センター講師(2017年よりレーザー科学研究所へ改名).レーザー工学,プラズマ物理学を専門分野とし,高出力Yb:YAGレーザー,フェムト秒レーザー,中赤外ファイバーレーザー,高強度テラヘルツ波発生,レーザー加速電子ビーム発生などに関する研究実績をもつ.所属学会:応用物理学会、レーザー学会、日本物理学会.

西澤 典彦

名古屋大学

大学院工学研究科 電子工学専攻 教授

1991年 名古屋大学工学部電子工学科卒業
1993年 同大学院工学研究科量子工学専攻前期課程修了
1995年 同後期課程修了・博士(工学)
1995年 古屋大学工学部助手, 2003年 サチューセッツ工科大学客員研究員,2005年 名古屋大学工学研究科助教授,2006年 大学発ベンチャーNUシステム(株)取締役兼務,2007年 大阪大学工学研究科准教授, 2010年 名古屋大学工学研究科准教授,2012年より現職
レーザー学会進歩賞,光学論文賞,応用物理学会論文賞,第1回文部科学大臣表彰若手科学者賞,バイオビジネスコンペジャパン優秀賞,産学官連携功労者表彰科学技術政策担当大臣賞等受賞,等受賞

白川 晃

電気通信大学

レーザー新世代研究センター 准教授

1999年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修了(理学博士)。同年電気通信大学レーザー新世代研究センター助手。2007~2008年英サウサンプトン大学光エレクトロニクス研究センター客員研究員を経て、2010年より電気通信大学レーザー新世代研究センター准教授。同大大学院情報理工学研究科基盤理工学専攻併担。 レーザー学会奨励賞、同業績賞、文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞。

石出 孝

三菱重工業株式会社

総合研究所 フェローアドバイザー

1982年修士課程修了後、1994年工学博士取得。1982年に三菱重工業株式会社へ入社し、2010年1月技術本部先進技術研究センター長へ就任。技術統括本部名古屋研究所長を務め2015年執行役員フェロー就任。現在、執行役員フェロー 総合研究所技師長に至る。

川嶋 利幸

浜松ホトニクス株式会社

中央研究所 産業開発研究センター 副センター長

1985年電気通信大学電気通信学部物理工学科卒業。同年浜松ホトニクス株式会社入社。同社技術部、電子管事業部、中央研究所、開発本部を経て、現在中央研究所産業開発研究センター副センター長。博士(工学) (2003年大阪大学)。
これまで、2015年度~2018年度内閣府ImPACT佐野プログラム・プロジェクト、2016年よりNEDO高輝度・高効率次世代レーザー技術開発プロジェクト、2018年より内閣府SIP光・量子を活用したSociety5.0実現化技術などに参画し、高出力レーザーとその産業応用に関する研究開発に従事している。
大阪大学工学研究科客員教授。電気通信大学レーザー新世代研究センター客員教授。

生駒 晋也

株式会社フジクラ

端技術総合研究所 主席研究員

2001年 東京理科大学 基礎工学部 電子応用工学科 卒業
2011年 株式会社フジクラ 入社
入社以来、一貫して高出力CWファイバーレーザーの開発に従事、現在に至る。

橋新 裕一

近畿大学

理工学部 電気電子工学科 教授

近畿大学理工学部電気電子工学科、近畿大学大学院総合理工学研究科エレクトロニクス系工学専攻・専攻長 1982年3月近畿大学大学院工学研究科博士後期課程、単位取得後退学、1982年4月近畿大学助手、1989年9月から1年間、米国ニューヨーク州立大学バッファロー校客員研究員、1998年3月博士(工学)近畿大学取得。1998年近畿大学理工学部専任講師、2003年同大学理工学部助教授、2007年同大学理工学部准教授、2012年同大学理工学教授、現在に至る。

庄司 一郎

中央大学

理工学部 教授

北海道室蘭市出身.1992年東京大学工学部物理工学科卒.1994年東京大学工学系研究科修士課程物理工学専攻修了.1995年同博士課程中途退学.1995年東京大学工学部助手,1999年分子科学研究所研究員,2002年同助手を経て,2004年より中央大学理工学部専任講師.2005年同助教授,2007年同准教授を経て,2010年同教授,現在に至る.専門は固体レーザーおよび非線形波長変換材料とデバイス.応用物理学会,レーザー学会,電子情報通信学会,OSA各会員.レーザ協会会長.第11回(2001年秋季)応用物理学会講演奨励賞,2016年度第40回レーザー学会業績賞(進歩賞)受賞.

本越 伸二

公益財団法人 レーザー技術総合研究所

主任研究員

1994年、大阪大学大学院工学研究科博士課程修了後、財団法人レーザー技術総合研究所・研究員。固体レーザーおよび光学薄膜の研究に従事。特に、高出力レーザー装置に必要となる高耐力光学素子とレーザー損傷物理について研究を行い、現在、国内唯一のレーザー損傷耐性の評価機関として産業界に情報を提供している。主な所属学会:応用物理学会、レーザー学会。博士(工学)。

小山 二三夫

東京工業大学

科学技術創成研究院 研究院長/教授

昭和60年東工大大学院博士課程修了.工学博士.東京工業大学精密工学研究所助手,助教授を経て,現在科学技術創成研究院教授/研究院長.面発光レーザ,半導体光回路,光マイクロマシンなどの研究に従事.応用物理学会フェロー,電子情報通信学会フェロー,IEEEフェロー,2010電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ会長,1990電子情報通信学会篠原賞,論文賞受賞.1998丸文学術賞,応用物理学会会誌賞,2004市村学術賞,2005電子情報通信学会エレクトロニクスソサイエティ賞,2007文部科学大臣表彰科学技術賞,2008IEEE/LEOS William Streifer Award, 2011 Microoptics Award,2012 応用物理学会光・電子集積技術業績賞,2015東京都功労者技術振興功労表彰,2016市村産業功績賞,2017櫻井健二郎氏記念賞,2018大川賞,2019 Nick Holonyak, Jr., Awardなど受賞.

佐藤 俊一

株式会社リコー

研究開発本部 技師長

1986年入社以来、MOCVDによる1.3μm帯GaInNAsの結晶成長及びVCSEL応用、レーザプリンタ用780nm帯VCSELアレイの開発及び実用化など、MOCVDによる化合物半導体の結晶成長、及び光デバイスの開発に従事。応用物理学会フェロー。レーザー学会会員。2011年MOC論文賞。2015年文部科学大臣表彰科学技術賞(開発部門)。2016年櫻井健次郎氏記念賞。

大熊 宏

オスラム オプトセミコンダクターズ ジャパン株式会社

インダストリー&モバイルデバイス マーケティングマネージャー

2008年4月 OSRAM Opto Semiconductorsに入社し営業を担当、2013年10月より赤外&レーザー製品のMarketingを担当し、2019年よりMobile DeviceのApplication Marketingの担当となる

西村 浩之

株式会社ジェイメック

代表取締役社長

1983年 中央大学 理工学部卒業、(株)ムトウ入社 ME課配属
1986年 北海道大学医学部循環器外科学教室 研究助手担当
1989年 Mutoh NovaTek社(米国カリフォルニア州)出向
1990年 (株)エムアンドエム 出向
1995年 (株)ジェイメック 設立
2002年 東海大学大学院 理学部 研修員
2005年 同 理学博士取得
2007年 (株)ジェイメック 代表取締役社長
2015年 日本医療機器協会 美容医療機器部会 事務局長

河野 太郎

東海大学

医学部外科学系形成外科学 准教授

職歴:東京女子医科大学形成外科研修 (1993-1995)
都立府中病院外科研修 (1995-1997)
東京女子医科大学形成外科助教 (1997-2007)
東京女子医科大学形成外科准講師 (2008-2013)
東海大学医学部外科学系形成外科学准教授 (2013.4-)
日本大学医学部形成外科学 客員教授 (2016.1-)
委嘱:独立行政法人医薬品医療機器総合機構 (2015.4-)
国立研究開発法人科学技術振興機構 (2016.5-)

大林 康二

株式会社アドバンスト・イメージング

代表取締役

1970:東京大学理学系大学院博士課程・物理学専攻修了(理学博士)、1970:東京大学物性研究所・助手(超流動液体ヘリウムのレーザーラマン散乱、液体ヘリウムの臨界現象)、1975:広島大学総合科学部・助教授、1987:同教授(超低温超流動ヘリウムのラマン散乱、光子相関法分析法の開発と応用)、1993:興和(株)取締役(情報通信機器・と医用機器事業)、2002:北里大学基礎科学センター・教授、2004:北里大学大学院医療系研究科・教授(OCT技術の開発と応用、JST先端計測分析技術・機器開発事業に採択され世界最速の超高速OCT装置を実現)、2013:(株)アドバンスト・イメージング・代表取締役(OCT技術のコンサルタント)、(株)システムズエンジニアリング・技術顧問

山本 和久

大阪大学

レーザー科学研究所 教授

1981年大阪大学基礎工学部電気工学科卒、同年松下電器産業(株)に入社。光導波路デバイス、光ディスク用青色SHGレーザー、映像・メディア機器へのレーザー応用(光メモリ、レーザーディスプレイ)などの研究に従事。 2009年から大阪大学光科学センター、 現在レーザー科学研究所教授。研究分野はレーザーディスプレイ・照明など。

・レーザー学会常務理事
・NPO法人日本フォトニクス協議会理事
・可視光半導体レーザー応用コンソーシアム代表

中川 淳

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社

オートモーティブ事業部 事業戦略室 事業企画グループ スペシャリスト

2005年 東京工業大学大学院理工学研究科 物性物理学専攻修了 同年 株式会社リコー入社。 研究開発部門にて回折光学素子やレーザー走査素子、光MEMSなどの光学デバイスの研究開発に従事。 2017年 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社出向。 レーザー走査方式ヘッドアップディスプレイとそのキーデバイスであるMEMSミラーの量産開発と事業企画に従事。

北川 亮

長瀬産業株式会社

モビリティソリューションズ事業部

1994年 茨城大学卒業後、無線LAN向け半導体開発の商品化、ミリ波レーダーの開発などを担当。2018年 長瀬産業に入社。自動運転関連ビジネス開拓およびFAEとして顧客の技術サポートを担当中。