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-分光セミナー
ハイパースペクトルイメージング技術の現在と未来~様々な産業応用例と新技術のご紹介~
本講演では、まずはこのハイパースペクトルイメージング技術の基礎的原理などを簡単にご紹介し、また本技術を保有する国内メーカー、かつリーディングカンパニーとして、本技術の今後の市場動向とその具体的な産業応用例を、過去の実際の計測実績の中から抜粋し、ご紹介する。
また、従来技術においては大量のスペクトル情報の取得に時間がかかり、かつ装置も大型であるため、移動物体の計測や瞬間的に状態が変化する物体の計測、あるいはドローン等への搭載といった空間・重量に制限がある環境下においては、使用が困難である、という課題があったが、当社ではスペクトルの中から物体の評価に最適な波長を発見し、アルゴリズム化する技術を確立したことで、世界で初めて小型・高速・安価でのスペクトルイメージング計測を実現した「ターゲットスペクトルカメラ」を開発した。
本講演の後半では、この「ターゲットスペクトルカメラ」とその具体的な展開例である「脈拍カメラ」のご案内を通して、スペクトルイメージング技術の“これから”をご紹介する。
躍進する非線形光学・非線形分光イメージング
ハイパースペクトルデータの多変量解析
本講演では、ハイパースペクトルデータを読み解くのに重要な、様々な多変量解析手法について解説する。実際に取得されるデータでは、上述のような試料由来のスペクトルの重ね合わせによる複雑化の他、計測機器などに起因するノイズも問題となる。ノイズやバックグラウンドを除去し、かつ対象とする物質・分子に関する定性・定量情報を抽出し、各々に対応する明瞭なイメージを構築するための手法として、様々な多変量解析手法の特徴や原理を解説する。最新の研究動向も踏まえ、目的とする計測手法・対象に適した解析手法をいかに選択し、的確に活用すればよいのか、概説する。
近赤外・中赤外分光イメージングの基礎と適用展開
現場対応専用近赤外分光装置の技術と開発手法
近赤外スペクトルとその測定については、1900年代初頭から知られていた。しかし、ここで説明する近赤外スペクトルによる試料の定量・定性が可能となったのは、コンピュータ技術が発達し信号処理、複雑な統計計算が容易に可能となった1970年代以降である。
これは、近赤外スペクトルから情報を取り出すためには波形をチャート紙上で、目視で観測する程度では難しく、スペクトル波形のほんのわずかな違い(数十µabs)から情報を取り出す必要があるためである。このように、近赤外分光装置では高いSN比が必要とされるが、目的とする対象物によりその程度は大きく異なる。
現場で特定目的に利用される専用装置の設計に際しては、このことを事前によく検討しなければならない。本講演では、現場対応専用近赤外分光装置において必要な技術要素と開発方法について説明する。
*レベル高いのですが、高卒程度でもわかるように説明するつもりです
近赤外FT分光分析計およびレーザガス分析計の原理とアプリケーション開発
ひとつは、液体の測定を主とする近赤外(NIR)分光分析計、もう一方は、光源に波長可変型レーザダイオードを用いたTDLSガス分析計です。
近赤外分光分析計は、フィールドへの設置を念頭に置いたフーリエ変換型分光器を搭載し、長期間にわたっての連続・多成分の組成分析を実現してきました。そのハードウエアの概要とアプリケーションについて紹介いたします。
TDLSガス分析計は、近年こなれてきた技術ではありますが、TDLをプロセス分析計として仕立て上げるための工夫や、そのアプリケーション開発について紹介いたします。

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セミナー申込手順
※有料セミナー キャンセル規程:
お客様のご都合による受講解約の場合、10/15までは受講料の50%、10/16以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。
※学生料金:
個人もしくは学校からのお支払いで、30歳未満の方が対象となります。
高良 洋平
エバ・ジャパン(株)
シニアフェロー
2005年3月 東京大学医学部医学科卒業
2005年4月~ 東京大学医学部付属病院腎臓・内分泌内科 医員
2010年3月 東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了
分光イメージング手法を用いて腎臓病態におけるCa2+シグナルの動態の研究を行い、また、ハイパースペクトルイメージングを用いて、蛍光発現大腸菌の増殖過程の可視化に成功。以後、東京大学医学部付属病院 22 世紀医療センターにおいて、産学連携・医工連携を通じハイパースペクトル技術を用いた診断技術の研究開発を施行。
2011年~現在 エバ・ジャパン
研究主幹として、分野横断的なハイパースペクトル技術の応用研究および、産業還元に従事。千葉大学リモートセンシング研究センター(ハイパースペクトルを用いた大気汚染物質の定量的イメージング)、東京工業大学総合理工学研究科(ハイパースペクトル画像による空間・波長融合パーセプション)との共同研究など。
加納 英明
筑波大学
数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻 准教授
1996年 東京大学理学部物理学科卒業
1996年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻入学
2001年 同博士課程修了 博士(理学)
2001年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻助手
2007年 東京大学大学院理学系研究科化学専攻准教授
2012年 筑波大学 数理物質科学研究科 電子・物理工学専攻 准教授
安藤 正浩
早稲田大学
ナノ・ライフ創新研究機構 招聘研究員
東京大学大学院理学系研究科修了、博士(理学)。
早稲田大学先端科学・健康医療融合健康機構研究院助教(2012)
早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構研究院講師(2016)
を経て現在、早稲田大学招聘研究員・JSTさきがけ研究員。
石丸 伊知郎
香川大学
創造工学部 機械システムコース 教授
1987年大阪大学工学部産業機械工学科卒業後、(株)日立製作所 生産技術研究所において各種の自動化設備と半導体集積回路の光学検査装置の研究開発に従事した。1999年に機械学習による熟練技能の自動化技術の研究に関して東京大学より博士(工学)授与された。
2000 年に、生まれ故郷に創設された香川大学工学部に赴任した。以降、半導体業界で培った世界最先端の光学技術を基盤にして、医学部や農学部と連携して医療や環境分野での新たな計測技術を創出してきた。本発表の基幹技術は、特にJST研究成果展開事業【先端計測分析技術・機器開発プログラム】の助成を受けた研究成果であり、地元企業のアオイ電子(株)から昨年6月に市販されるに至っている。
大倉 力
(株)相馬光学
技術部 技師長
1970名古屋大学大学院修士課程修了(電子工学)
1970 日本分光入社
1970レーザラマン分光装置の開発
1989世界初の果実近赤外装置を開発
1998 マキ製作所入社
2004~2014 宇宙用太陽電池委員会 委員長
2004 相馬光学入社
2009牛肉測定装置開発にて畜産大賞受賞
2010 東京都ベンチャー大賞特別賞 小型分光放射計の開発
2011牛肉測定装置開発にて農林水産研究開発功績者
2015 博士(工学)学位取得「回折格子による分光計測」
2017 NIR ADVANCE AWARD受賞
大原 寿樹
横河電機(株)
IAプロダクト&サービス事業本部 科学営業2部2課 課長
1988年 慶應義塾大学大学院 分析化学専攻 修士課程卒業
同年 横河電機株式会社 入社、科学機器事業部技術部にて産業プロセス用分析計の開発に従事。
2003年より現在まで、同社にて分析計の販売推進を担当。