・マイクロLED ~日本発の次世代ディスプレイの実現へ~
協賛:NPO法人 日本フォトニクス協議会
※本セミナーに参加された方には、月刊オプトロニクス2019年1月号で特集した
『マイクロLED』のPDF版(ダウンロード)を差し上げます。
マイクロLEDの実用化展望とチップの集積化技術
スパッタリングによるフレキシブルマイクロLEDディスプレイの可能性
本講演では、液晶ディスプレイの製造などで広く用いられているスパッタリング法で高品質の窒化物半導体を成長する手法を平易に解説する。
さらに、安価なガラス基板や金属フォイルの上に窒化物半導体のRGB-LEDやトランジスタを作製する技術の開発状況と将来展望について詳しく紹介する。
マイクロLEDディスプレイ実現に向けたEu添加GaN赤色LEDの新展開
我々は「半導体イントラセンター・フォトニクス」の開拓に取り組んでいる。この半導体イントラセンター・フォトニクスでは半導体と希土類蛍光体のハイブリッド材料である希土類添加半導体を新しい光機能材料として位置付け、希土類イオンの4f殻内遷移に着目し、「電気を流して、希土類イオンを究極的に光らせる」ことを目的としている。希土類イオン特有の発光は4f殻内での電子配置の変化により生じるため、発光スペクトルが非常にシャープであり、発光波長が環境温度に対して変化しないという、これまでの半導体からの発光では考えられなかった特徴を有している。我々は赤色蛍光体の発光中心として広く用いられているEuイオンに着目し、有機金属気相エピタキシャル法により高品質なEu添加GaN (GaN:Eu)を作製するとともに、それを活性層とした狭帯域・波長超安定赤色LEDの室温動作に世界で初めて成功している。また、その光出力は年々増大し、実用化を視野に入れることが可能となりつつある。
本講演では、マイクロLEDディスプレイに資するGaN:Eu赤色LEDの高輝度化に向けた取り組みについて紹介する。
フルカラーGaN指向性マイクロLEDの実現に向けて
本講演では、指向性マイクロLEDの基本原理を説明するとともに、窒化物半導体による青、緑、赤の3原色の指向性マイクロLEDの実現に向けた研究開発の状況について紹介する。
マイクロLEDの現状と将来の可能性

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お客様のご都合による受講解約の場合、3/25までは受講料の50%、3/26以降につきましては受講料の全額を解約金として申し受けます。
※学生料金:
個人もしくは学校からのお支払いで、30歳未満の方が対象となります。

本田 徹
工学院大学
藤岡 洋
東京大学
生産技術研究所 教授
1984年東京大学工学部卒、1995年、カリフォルニア大学バークレー校材料科学科博士課程修了、Ph.D.
富士通株式会社勤務、カリフォルニア大学バークレー校電気工学科研究員などを経て、1996年東京大学工学系研究科応用化学専攻助手。同講師・助教授を経て2004年4月より現職。
化合物半導体結晶成長およびその素子応用の研究に従事。
藤原 康文
大阪大学
大学院工学研究科 教授
1981年3月 大阪大学基礎工学部電気工学科 卒業、1985年7月 大阪大学大学院基礎工学研究科 博士後期課程中途退学後、大阪大学・助手(基礎工学部)、1986年9月 工学博士、1991年1月 大阪大学・講師(基礎工学部)、1993年4月 名古屋大学・助教授(工学部・大学院工学研究科)、1995年11月 アメリカ・イリノイ州立大学アーバナ-シャンペーン校・客員准教授(~1996年1月)、2003年7月 大阪大学・教授(大学院工学研究科)、2015年8月 大阪大学・副理事(~2016年8月)、2017年4月 大阪大学ナノサイエンスデザイン教育研究センター・センター長、2017年9月 応用物理学会・フェロー、現在に至る。
王 学論
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
窒化物半導体先進デバイスオープンイノベーションラボラトリ GaN光デバイスチーム チーム長
名古屋大学
未来材料・システム研究所 特任教授
1993年9月、京都大学大学院工学研究科博士課程電気工学専攻修了、工学博士
1993年10月、(旧)通産省工業技術院 電子技術総合研究所に入所
2001年、組織改編により、国立研究開発法人 産業技術総合研究所
2016年4月より現職
有機金属気相成長法(MOCVD)による化合物半導体の結晶成長、光物性および光デバイスの研究に従事
沖本 真也
株式会社グローバルインフォメーション
マーケティング部 アカウントマネージャー
【学位】
Bachelor of Arts
Master of Business Administration
【推薦文】
‘You are certainly excellent at delivering results. In fact I think you are one of the best professionals I have come across, globally.’
ケリー博士| CEO, ケリー・サイエンティフィック・パブリケーション社